最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
北中米W杯の「勝者と敗者」は? スペイン、ベッカム、米大統領、ロナウドetc. 海外複数メディアが様々な見地から選定! ビジネス面の勝者は「間違いなく…」

北中米W杯の「勝者と敗者」は? スペイン、ベッカム、米大統領、ロナウドetc. 海外複数メディアが様々な見地から選定! ビジネス面の勝者は「間違いなく…」

北中米ワールドカップは、スペイン代表が決勝でアルゼンチン代表を延長戦の末に1-0で下し、2010年南アフリカ大会以来となる2度目の世界制覇を成し遂げて、約1か月にわたる熱戦に幕を閉じた。

 ピッチ上では数々の名勝負やドラマが生まれた一方、大会を振り返った各国メディアは、選手やチームだけでなく、大会運営やビジネス面まで含めた「勝者と敗者」を独自に選定。それぞれ異なる視点から今大会を総括している。
 
 まず、決勝戦だけに焦点を当てたアメリカの日刊紙『USA TODAY』は、「104試合、3か国16都市で行なわれた大会の頂点に立ったのはスペインだった」と伝え、「開幕戦で初出場のカーボベルデとスコアレスドローに終わった時、このチームが優勝すると言ったら、誰も信じなかっただろう。しかし、彼らは今大会で最も完成度の高いチームへと成長した」と評価し、さらに「男子W杯優勝だけでなく、女子代表と合わせて男女同時に世界王者となった史上初の国である」と、その快挙にも注目した。

 選手として「勝者」に挙げられたのは、敗れたアルゼンチンの守護神エミリアーノ・マルティネスだ。「スペインに押し込まれながらも、決勝史上最多となる11セーブを記録。後半アディショナルタイムにはラミネ・ヤマルのFKをスーパーセーブで防ぐなど、敗れたとはいえ、胸を張れる内容だった」と称賛している。

 また、初出場を果たしたカーボベルデについても、「開幕戦ではスペインを苦しめ、決勝トーナメントではアルゼンチンをあと一歩まで追い詰めた。優勝国と準優勝国の両方を最も苦しめた『ヒーロー』だった」と高く評価した。

 変わったところでは、たびたび世界中で話題となった「幼いヤマルをリオネル・メッシが沐浴させている2007年の写真」を生み出した慈善撮影会を企画したUNICEF(ユニセフ=国際連合児童基金)も、「スポーツ史に残る象徴的な一枚となった」として「勝者」に選出されている。

 一方、「敗者」としてはアルゼンチンを筆頭に挙げ、「物議を醸した今大会を経て、決勝では最後まで輝きを見せられなかった。枠内シュートなし、エンソ・フェルナンデスの退場という苦い結末だけが記憶に残った」と厳しく総括した。

 さらに、表彰式でブーイングを浴びたドナルド・トランプ米大統領や、初めて導入されたハーフタイムショーについても、「NFL(アメリカンフットボール)のスーパーボウルを意識した演出だったが、まとまりを欠き、見づらい内容だった」と辛口評価を下している。
  大会全体を振り返ったニューヨークの日刊紙『NEW YORK POST』は、「このW杯は英雄と悪役、そして忘れられない物語の祭典だった。もはやW杯は、ピッチの中だけで決まる大会ではない」と冒頭で綴り、競技面だけでなく、商業面やブランド価値までを含めて「勝者と敗者」を選定した。

 最大の「勝者」として名前が挙がったのはデイビッド・ベッカムだった。同メディアによれば、この元イングランド代表キャプテンは、「アディダス」や「ペプシ」、「マクドナルド」、「レノボ」など数多くのスポンサー契約を通じて約2500万ドル(約40億7500万円)を稼ぎ出したとされ、「今大会最大のマーケティング成功例」と紹介されている。
  さらに、「2007年にLAギャラクシーに加入し、その後はインテル・マイアミの共同オーナーとなって、メッシをMLS(メジャーリーグサッカー)へ導いた男」として、「現代の誰よりも、米国でサッカーを普及させた人物」と同メディアはベッカムを絶賛。俳優トム・クルーズの「今のMLSにメッシがいるのは、デイビッドがいたからだ」というコメントも紹介し、米国開催の成功そのものがベッカムの功績を証明したと評した。

 続いて開催国の米国も「勝者」の一員とされ、大会前は高額チケットやサッカー人気への懐疑論が噴出していたものの、「海外ファンは、空調、巨大な車、ロードサイド施設、ファストフード、BBQなど、アメリカ文化そのものを満喫した」と記述。特に、ランチドレッシング人気は社会現象となったことが、具体的なエピソードをまじえて紹介されている。

 その他、「世界一熱狂的だった」と評されたメキシコサポーター、SNSで親近感を高めたノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、そして大会特需を享受した「アディダス」や「ナイキ」などのスポーツブランドも「勝者」に選ばれた。

 対して「敗者」とされたのは、まず41歳で6度目のW杯に挑戦したポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドだった。同メディアは、「W杯だけが最後に残された夢だったが、時間には勝てなかった」と綴り、「3得点は記録したものの、2点はウズベキスタン戦、残る1点もPK。代表での起用は、実力ではなく、実績によるものだったという批判を強めてしまった」と指摘。さらに、「このレジェンドをベンチへ置けなかった判断がポルトガルにとって大きな代償となり、そのレガシーにも傷を残した」と厳しい評価を下している。

 また、高温対策として導入された「ハイドレーションブレイク(給水タイム)」についても、「安全対策としては理解できる一方で、試合の流れを断ち切り、サッカーを4クオーター制のスポーツのように変えてしまった」と問題提起。その他では、アメリカ代表のエース、クリスティアン・プリシッチについて「大会前は国の期待を一身に背負っていたが、無得点に終わり、『キャプテン・アメリカ』は『キャプテン・インビジブル』になってしまった」と皮肉を込めて振り返った。
  そして最後に、競技面ではなく、「ビジネスの勝者と敗者」という独自の切り口で大会を総括したのが、英国公共放送「BBC」だ。同メディアは、「最大の勝者は間違いなくFIFA(国際サッカー連盟)」と断言し、放映権、スポンサー契約、チケット販売などによる莫大な収益に加え、48か国制への大会拡大も増収に拍車をかけたと紹介。また、「スポンサーや放送局も広告収入の増加で恩恵を受け、給水タイムさえ新たな広告枠となった」と伝えている。
 
 その一方で、「最大の敗者はファン」とも指摘。記事では、「高額なチケット価格に加え、航空券や宿泊費、飲食代も高騰し、決勝のチケットは公式価格でも3万ドル(約490万円)を超え、一部では200万ドル(約3億2600万円)以上の転売価格が付いた」と紹介された。

 さらに、ホテル業界や開催都市についても、「期待されたほどの経済効果は生まれず、宿泊需要も予想を下回った」と分析。逆に、前述のベッカムの他、好調だったユニホーム販売、スポーツベッティング業界なども大きな利益を得たとし、「W杯は勝敗だけでなく、ビジネスでも大きな明暗を分ける大会だった」と総括している。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】女優、モデル、タレントずらり!上田綺世、長友佑都、谷口彰悟…新旧日本代表の愛妻たち(16枚)

【画像】海外サッカー選手の妻&パートナー大特集! メッシ、C・ロナウド、ケイン、ハーランドら(45枚)

【画像】絢爛豪華! メッシ、フェルスタッペン、ジョコビッチ、カリー、スキーンズ…世界TOPアスリートの“妻&パートナー”(23枚)
配信元: THE DIGEST

あなたにおすすめ