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リザシェイが3チーム間トレードでマブズへ!フラッグとの“ドラ1コンビ”でキャリア再構築へ<DUNKSHOOT>

リザシェイが3チーム間トレードでマブズへ!フラッグとの“ドラ1コンビ”でキャリア再構築へ<DUNKSHOOT>

2024年のドラフト1位、フランス人フォワードのザカリー・リザシェイが、来たるシーズン、ダラス・マーベリックスでプレーすることになった。

 現地7月19日、アトランタ・ホークス、マブズ、オクラホマシティ・サンダーによる3チーム間トレードが成立し、ホークスはリザシェイをマブズに放出。代わりにライアン・ネムハードとサンダーで2025年に優勝を経験したルージェンツ・ドートを獲得し、サンダーはホークスから27、31、32年のドラフト2巡目指名権を手に入れた。

 現在のマブズは2025年のドラ1、クーパー・フラッグを中心にチームを再構築しており、今回のトレードによって24、25年の1位指名選手が揃ったことになる。

 さらにヒザの靭帯を負傷して離脱中のカイリー・アービングも11年の首位指名選手(クリーブランド・キャバリアーズ)であるから、彼が復帰すれば、新シーズンは3人のドラ1が揃い踏みすることになる。

 リザシェイにとっては、2年目の昨季は、満足いく出来ではなかった。ルーキーシーズンは75試合中73試合で先発を務め、平均24.6分のプレータイムで12.6点、3.6リバウンド、1.2アシストとまずまずの数字を記録し、新人王投票でも2位につけた。
  とはいえ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたサンアントニオ・スパーズのステフォン・キャッスルに比べるとゲームに与えるインパクトは薄かった。さらに、キャッスルが2年目の昨季にチームの絶対的な主力になった一方、リザシェイはシーズンが進むにつれて出場機会が減っていき、3月以降はスタメンからも外されてしまった。
 
 その理由は、自身のパフォーマンスが目に見えて落ちたわけではなく、チーム編成の影響が大きい。

 とりわけ1月にトレイ・ヤングがワシントン・ウィザーズに放出されたことはリザシェイにとって大きなターニングポイントになった。

 リザシェイは得点力に定評があるものの、自ら得点チャンスを作り出す技術は決して高くない。優れたパサーがいてこそ活きる選手であり、現にルーキーイヤーはヤングのアシストから多くの得点をマークしていた。

 ヤングとの交換で加入したCJ・マッカラムが先発入りすると、ダイソン・ダニエルズはウイングへ回った。さらには2月にゴールデンステイト・ウォリアーズから加わったジョナサン・クミンガの活躍もあり、リザシェイの出番は徐々に減少していった。 シーズン終了後の『BeINスポーツ』とのインタビューでリザシェイは、不完全燃焼に終わったキャリア2年目を次のように振り返っている。

「かなりフラストレーションの溜まるシーズンだった。その理由は出場時間がどんどん減っていってしまったから。だからとにかく自分自身に集中して、逆境の中でも前進し続けることに意識を向けていた」

 なお、クイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)はじめ、コーチングスタッフからは、起用法について明確な説明はなかったという。

「この経験から自分は学んだ。やるべきことをすべて完璧にこなしても、物事が思い通りにいかないことがあるんだということをね。それにNBAは何よりもまずビジネスであるということも。だから、そうした厳しい状況の中でも、前を向いて進み続け、自分のベストを尽くし続けることが大切なんだ」。

 来季の目標について、リザシェイはこう語った。

「誰もが認めざるを得ないほど、コートにいなければならない選手になること。

 自分にはそれができるとわかっているし、実際にそれを証明している。NBAのコートに自分の居場所があることもわかっている。そのことについてはまったく疑っていない。僕は自分自身に自信を持っている。

(優勝したニューヨーク)ニックスの選手たちの話を聞いても、誰もがキャリアの中で本当に困難な時期を経験したと語っている。そうした苦難を乗り越えてこそ、トロフィーを掲げ、チャンピオンリングを手にするという究極の報酬が、特別なものになるんだ」
  長距離弾が打て、オフ・ザ・ボールの動きも上手く、守備力も備えるリザシェイだが、一方で突き抜けた武器がなく、”器用貧乏”とも評される。

 そんな彼について元フランス代表HCのヴァンサン・コレ氏は、「自分自身でプレーを完結させる能力」を高めることが、新たな武器になるだろうと話していた。

 解任されたジェイソン・キッドに代わって来季のマブズを率いるのは、今年NCAAを制したミシガン大の指揮官ダスティ・メイ。

 若手の育成に長けた彼の下、20歳のフランス人フォワードは、フラッグという中核プレーヤーを生かすための明確な役割を与えられることだろう。

 リザシェイは、同郷のヴィクター・ウェンバンヤマ(スパーズ)のようにデビュー時から"世代の怪物"と呼ばれたタイプではない。周囲との連係を武器に勝利へ貢献する万能型ウイングとしての伸びしろが期待されている。

 フラッグとの新たなコンビで、自らの価値を証明できるか。環境を変えた21歳にとって、2026-27シーズンはキャリアを左右する勝負の一年となる。

文●小川由紀子

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配信元: THE DIGEST

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