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「日本に負けたチームが…」“圧倒”して世界一のスペイン代表は4年前と何が違うのか「カタールの時はいなかった」【W杯】

「日本に負けたチームが…」“圧倒”して世界一のスペイン代表は4年前と何が違うのか「カタールの時はいなかった」【W杯】


 北中米ワールドカップはスペイン代表の二度目の優勝で幕を閉じた。

 8試合で14得点・1失点。絶対的なストライカーがいないこともあり、得点はそれほど多くはないが、ボールを支配し続けた結果、ゴールを許したのは準々決勝のベルギー戦のみ。ピンチ事態が少なかった。

 それは、延長戦を含む120分間で、シュート数20本対2本と圧倒したアルゼンチンとの決勝でも明らかだった。

 そんなスペインは4年前のカタール・ワールドカップで、グループステージとはいえ、日本代表に敗れている。前半に先制してその後も圧倒しながら、後半に堂安律と田中碧にゴールを許し、逆転されたのだ。

 メンバーが大幅に変わった訳でない。世界一になった現チームは、「日本に負けた」当時と何が違うのか。

 MFのペドリは大会前、『サッカーダイジェストweb』が提携しているスペイン紙『エル・パイス』のインタビューでこう語っていた。

「カタール大会でのスペインは、徹底的にボールを支配し、ゲームをコントロールするフットボールを展開していた。しかし、現在のように圧倒的な個の力で1対1を仕掛け、局面を打開できる強力な矛は両ウイングにいなかった。現在のチームにはラミネ(・ヤマル)とニコ(・ウィリアムス)という、違いを作れるサイドアタッカーがいる。彼らの出現によって、スペインはより完全なチームへと進化したんだ」
 
 ヤマルもN・ウィリアムスは大会前の怪我の影響で、今大会で最高のパフォーマンスを見せられたわけではない。それでも、前者は徐々に調子を上げ、自慢の打開力を見せつけた。

 取材したラウンド32のオーストリア戦では、ダブルチームで対応されながらも、右サイドを蹂躙。マン・オブ・ザ・マッチに輝くパフォーマンスを披露した。対峙した相手左SBのコンラート・ライマーが前半でへとへとになっていたのが印象的だった。

 敵がダブルチームを組めば、当然、中央の枚数が薄くなる。そのスペースを、10番のダニ・オルモやCFのミケル・オジャルサバル、N・ウィリアムスから左ウイングのポジションを奪ったアレックス・バエナ、さらにスーパーサブのミケル・メリーノやフェラン・トーレスらがうまく使って攻略する。それがスペインの怖さだ。

 日本が、敗れたブラジル戦で、後半から左サイドに張ってきたヴィニシウス・ジュニオールの対応に苦慮したように、圧倒的な個の能力を持つ選手がいるといないでは、対処の仕方がまるで違ってくるものだ。

 ちなみに、4年前の対戦では、“世界一のアンカー”であるロドリがCBで出場していた。彼が中盤にいなかったのも、日本にとって幸運だったかもしれない。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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