なつぽいが23日、都内・スターダム事務所で会見し、来年1月3日、横浜武道館大会での引退を発表した。
なつぽいは2015年5月、アクトレスガールズでデビュー。2020年からスターダムに参戦し、翌2021年に入団すると、第23代ワンダー・オブ・スターダム王者となるなど活躍してきた。昨年、デビュー10周年を迎え、今年1月には新日本・鷹木信悟との結婚を発表し、大きな話題となった。
なつぽいが引退を考え始めたのは今年に入ってから。「プロレスラーとして12年間、走ってきましたけど、いろんなことに挑戦させていただいたり、いろんな経験をさせていただいて、今年、結婚も発表させていただいて、次の人生を考えるようにもなってきてまして。その中で、また新たなプロレスラーとは別の人生を歩みたい」と決断。この日の発表に至り、引退試合の舞台が来年1・3横浜武道館大会に決まった。
「最後の最後までレスラーとして挑戦し続けるような戦いを見せれたらなと思っております」と誓ったなつぽいはこれから始まる引退ロードへ向けて「やりたいことは全部やれる限りやりたい」と言い切った。「12年プロレスやってきましたけど、自分の感覚では今が一番コンディションがよくて」というだけに、「ここから5ヵ月、引退を決めたからといってベルト挑戦しちゃいけないわけじゃないですよね? ぐらいの強気な気持ちでいる」とベルト挑戦にも積極姿勢。「戦いたい人とか組みたい人とかっていうのはいっぱいあるんですけど…夫婦タッグとかやりたいですね(笑)」と鷹木とのタッグ結成にも色気を見せた。
「あと残り5ヵ月となりましたけど、お会いできる皆さんに精いっぱいの感謝の気持ちと、プロレスラーとしてリングの上でのパフォーマンスを皆さんに思う存分お見せして、最後まで応援していただけるように精いっぱい頑張りたいなと思っています。サプライズ好きなので、ここから引退までどんなことがあるのかわかりませんので、皆さん、ぜひ目を離さずに見ていただければ」とファンへ向けてメッセージを送ったなつぽい。同席した岡田太郎社長は「本当に実現できることは会社もサポートして、ちゃんとお見せしたいなと思うので、しっかりファンの皆様の期待に応えて、なつぽいのやりたいことを悔いがなく、しっかりとプロレスラー生活を全うできるようにサポートしていきます」と約束していた。
【会見の模様】
▼なつぽい「スターダムのCOSMIC ANGELS、なつぽいこと、なつぽいです。このたび、なつぽいは2027年1月3日をもちましてプロレスラーを引退することを決意いたしました。その決断にいたりましては、今年から徐々に考え始め……プロレスラー人生に区切りをつけ、新たな人生を歩もうと思い、決断いたしました。先日、挑戦させていただいたIWGPの戦いですけども、その戦いに向けて私は今世紀最大の挑戦とうたって挑戦させていただきました。このベルトにかける思いは本当に強くて、最後にシングルとしての花を咲かせたいという思いで、このベルトに挑戦させていただきました。ベルトを巻くことはできなかったんですけど、ベルトを巻いても巻くことができなくても、この引退という決断をしておりました。巻いた時には、このベルトを持って最後まで駆け抜けようという気持ちでいたので、今は本当に悔しい気持ちでいっぱいなんですけれども、引退という決断は変わらずさせていただきました。残りの時間は5ヵ月となりますけれども、最後まで応援してくださった皆さんに感謝の気持ちを込めて、最後の最後までレスラーとして挑戦し続けるような戦いを見せれたらなと思っております」
▼岡田社長「ということでなつぽい選手、2027年1・3に行われる当社の大会で引退をするという決断のお知らせを皆様にさせていただきました。話を聞いたのはIWGPが決まる前から話を聞いておりまして。本人の中でIWGPに対する思いが強く、自分はもし獲ったら、もっと変わるんじゃないかとか、なつぽい選手、ずっと選手でいていただきたい気持ちは会社としても私としてもあるので、挑戦して何か変わるんじゃないか、挑戦して獲ったらもっともっと続けるって気持ちが湧くんじゃないかという期待も込めて、この試合を組ませていただきました。結果、残念でしたけど、皆さん見て分かるとおり思い出作りとかではなくて、なつぽい史上最大ということで、なつぽいの今までの戦いを更新したような戦いだったと思いますし、まだまだ選手としてもっともっと上を目指せるという状況にあることには変わりないと私は思っていますが、次の人生といいますか、プロレスラーに区切りをつけて、しっかりできるうちにというところで、この決断を尊重したいなと思います。本当に彼女らしいというか、まっすぐで、いつもまっすぐ。それこそ結婚をこちらに打ち明けていただいた時と発表の時もそうですし、常にその時々で出せる全力を出して選手活動をしてきたなつぽい選手なので、今回の引退もそう簡単には気持ちは変わらないだろうなと思いながらも、どこかで期待する自分もいましたが、あらためてこのIWGP戦が終わった後にしっかりと皆様に伝えて、残りの期間、しっかり応援していただけるような形を取ろうということで本日、会見させていただく運びとなりました。来年1月3日、こちらは横浜武道館で大会を行います。通常通り『NEWYEAR DREAM』ということでスターダムの通常大会ですが、こちらはなつぽい選手の引退記念大会として、しっかりとなつぽい中心に盛り上げていくという形で実施させていただきますので、また詳細等はすぐには出ないので、こちらを固めて、続報をお待ちいただければと思います。なので年内と来年の1・3というところで、しっかりなつぽいのプロレスラー人生を皆様にしっかりとお届けるすることを会社全体でサポートしてまいります」
▼なつぽい「今日、なんで会見したかったといいますと、7月23日、なつみの日ということで今日、会見を開かせていただきました。ひまわりも用意していただいてうれしいです。大好きなお花なので」
▼岡田社長「IWGPの試合が終わって、ちょっと落ち着いて、今日皆様に発表が早い方がいいのかなという気持ちもありましたので、発表させていただくことになりました」
――引退を決意した根本的な理由は?
▼なつぽい「プロレスラーとして12年間、走ってきましたけども、いろんなことに挑戦させていただいたり、いろんな経験もさせていただいて、今年、結婚発表もさせていただいて、次の人生を考えるようにもなってきてまして。その中で、また新たなプロレスラーとは別の人生を歩みたいなというふうに考えたのがきっかけです」
――一番大きいのは結婚?
▼なつぽい「そうですね、はい。そこが大きいかなと思います」
――来年1・3、最後の試合で戦いたい選手はいる?
▼なつぽい「本当に戦いたい選手はいっぱいいるんですけども、私はサプライズが好きなので、ここではまだ言わないでおこうかなと思ってます」
――今、パッと思いつく一番の思い出は?
▼なつぽい「ああ、凄くホントに選べないですね。戦いでいったら本当に思い出のある戦いいっぱいあるんですけど、今、思い浮かぶ……(涙ぐみながら)本当にそばでずっと支えてくれたコズエンのメンバーだったりとか、(中野)たむちゃんの存在だったりとか…巡業で凄い苦しい中でもホテルでみんなでいろいろ語り合ったりした時間だったりとか…すいません。そういうのがこみ上げてきます。でもプロレスって本当に苦しいこととかつらいことたくさんあるんですけど、リングに立つと『なつぽい、なつぽい』ってみんながかけてくれる声だったりとか、そういうのも本当に普通に生活してたらないことじゃないですか。そういう場にいさせていただけたっていうことが本当に幸せだったなというふうに思います」
――引退ロードの中でやりたいことは?
▼なつぽい「戦いたい人とか組みたい人とかっていうのもいっぱいあるんですけど…夫婦タッグとかやりたいですね(笑)」
▼岡田社長「これは対戦相手を選ぶので、しっかりと計画したいですね」
▼なつぽい「そんな挑戦もしたいななんて思います。やりたいことは全部やれる限りやりたいなと思ってます」
――コズエンメンバー、鷹木選手に相談、報告した時の反応は?
▼なつぽい「コズエンは、(安納)サオリは最初に知ってて、『嫌や』みたいな感じだったんですけど、本当になつみの決断っていうことで背中を押してくれて。コズエンのメンバーもみんなそんな感じで。コズエンのメンバーもそれぞれが今、凄く輝いてるし、何の心配もないんですけれども。みんな凄く心強いメンバーなので背中を押してくれました。鷹木さんは相談というよりは、私は本当に自分で決めて自分の決断を報告するみたいな感じなんですけど、『なつみのやりたいようにやりなさい』っていうふうに、どんなことでも背中を押してくれるので、今回の決断も『頑張ったね』っていう感じで見守ってくれつつ、背中を押してくれました」
――IWGP女子王者・朱里選手にも報告した?
▼なつぽい「今はしました。本当に『そっかあ』っていうところで、結婚発表したっていうこともあって、ビックリというよりは噛みしめるような感じの印象だったんですけれども、『凄く寂しい』みたいな感じのことは言ってくれました。でも『最後までなつぽいらしく、まっすぐ自分の道を突き進んでほしいな』っていうふうな言葉をいただきました」
――引退後は一般人になるのか、スターダムOGとして今後も携わりたい?
▼なつぽい「レスラーではなくなるんですけど、オーラは隠し切れないと思うので(笑) 一般の何かするっていうのは今わからないんですけど、何かできることがあるなら何でもしたいなっていうふうな気持ちでいるので。何かあれば(笑)」
▼岡田社長「はい。スターダムとしても、それこそ隠し切れないオーラで、まだまだファンの皆さんも会いたいとか、いろいろファンの皆さんに届けることがレスラーじゃなくても何かできる方だと思っているので。スターダムの仕事はもちろんですし、どんどん他の仕事も受けていきたいし、サポートできる体制があれば全社挙げてというか、サポートしていきたい気持ちはあります。なつぽいのことだから暴れたくなったらいつでもっていう気持ちもありますので。そういったところは、まずはいったん区切りをつけてから、いろいろ話が上がってくるかなと思うので、させていただければと思ってます」
▼なつぽい「はい(笑)」
――IWGP女子王座戦でのMADE IN JAぽいは引退を決めていたから節目だから出した?
▼なつぽい「自分の中で節目というイメージはなく、本気でこのベルトを獲りにいこうという気持ちで、鷹木さんもそれを応援してくれる中で伝授してくださったりとか、ほかにもいろいろ指導してくださった先輩方もいるんですけど、そういうみんなの思いというところでも本気で獲ってこいっていう気持ちだったと思うし、自分としても、そのためにできること、学べること、いただけるものすべて使ってでも、このベルトを絶対に巻きたいという気持ちで、MADE IN JAPANも…MADE IN JAぽいも出させていただきました」
――仮にIWGP女子を獲っていたら選手生活が続いていた可能性もある?
▼なつぽい「いえ。本当にこの決断っていうのは自分の中で揺るぎなくて、もしこのベルトを巻いてたとしても決断に変わりはなかったかなと思います。ベルトともにというか防衛戦でやりたい相手もたくさんいて、それも引退ロードになるのかなっていうような想像はしてたんですけど、その中でやりたいこと全部やって、このベルトを持って引退までいこうぐらいな感じの気持ちで臨みました」
――王者のまま引退する気持ちだったと?
▼なつぽい「そうですね。私は12年プロレスやってきましたけど、自分の感覚では今が一番コンディションがよくて。なので引退という決断はしますけど、ここから5ヵ月、引退を決めたからといってベルト挑戦しちゃいけないわけじゃないですよね? ぐらいの強気な気持ちでいるので、本当にやりたいことは全部やっていこうと思ってますし、常に挑戦者として、チャレンジャーとして歩めたらいいなと思っております」
――親友のSareee選手に伝えたと思うが反応は?
▼なつぽい「『そっか、決めたんだな』っていうところだったんですけど、定期的に『ホントに? ホントに?』っていうふうにLINEをいただいたりとかしてて。『決めたよ』って言うと『実感がわかない、寂しい』みたいなことを言っていただきました」
――まだ一度も赤いベルトを巻いていないが、引退ロードで挑戦したい気持ちはある?
▼なつぽい「自分がベルト挑戦する時って、そのベルトに対する思いとか、その時、誰が持っていて、その人に対する思いだったりとかっていうところなんですけど、自分が初めて欲しいと思ったベルトが白いベルトだったんです。それ以降で本気で欲しいと思ったのがIWGPのベルト。というところで、やっぱ思いがあって挑戦するっていうところもあるので、安易に何でも欲しいってわけではないなってところではあります。なので赤いベルトはもしかしたらこの5ヵ月の間でメチャクチャ欲しくなって獲りにいくかもしれないですし、そこはホントにこれからの自分の気持ち次第だなと思います」
――固い意志で引退を決意したようだがプロレスへの未練はある?
▼なつぽい「自分の中で決めたら、もうそこに突っ走ってしまう性格ではあるので、揺るぎはしないですけど。プロレスラーとしてすべてやり切ったかといったら、そうではないかなというふうには思ってます。それも私らしいのかなというか、人生は何が起こるか分からないじゃないですか。この先、何があるか分かんないなってところも思いながら、一度プロレス人生を終わらせようかなという決断は揺るぎないです」
――またプロレスをやりたい気持ちが湧いてくる可能性はゼロではない?
▼なつぽい「あるかもしれないですね。ないかもしれないです(笑)」
――今年2回目のファンへのサプライズとなったがファンに伝えたいことは?
▼なつぽい「本当にいつも驚かせてばかりで、すいません。あと残り約5ヵ月となりましたけど、お会いできる皆さんに精いっぱいの感謝の気持ちと、プロレスラーとしてリングの上でのパフォーマンスを皆さんに思う存分お見せして、最後まで応援していただけるように精いっぱい頑張りたいなと思っています。サプライズ好きなので、ここから引退までどんなことがあるか分かりませんので、皆さん、ぜひ目を離さずに見ていただけたらなと思います。本当にありがとうございます」
▼岡田社長「はい、ありがとうございました。以上で本日、なつぽい選手の引退に関する会見を終了させていただきます。本当にこれからまっすぐ引退ロードに突き進んでいただく中で、もし、なつぽいの気持ちが変わったら、いつでも会社は受け入れますが、と言いつつも、しっかりこの5ヵ月間でファンの皆様に感謝もそうですし、なつぽい選手はいろんな経歴でこのプロレス界を渡ってきました。本当に実現できることは会社もサポートして、ちゃんとお見せしたいなと思うので、しっかりファンの皆様の期待に応えて、なつぽいのやりたいことを悔いがなく、しっかりとプロレスラー生活を全うできるようにサポートしていきますので、皆様、そして今日お越しいただいたプロレスマスコミ関係者の皆様もご協力いただければと思いますので、どうぞ残りのなつぽい引退ロード、一緒にご支援ご協力よろしくお願いいたします」
▼なつぽい「お願いいたします」

