トロント・ブルージェイズは現地7月22日(日本時間23日)に本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に2-4で敗れた。これで後半戦6試合を戦い、黒星は5つ目。地区最下位から抜け出せず、ワイルドカード争いでも上位との差が広がりつつある。節目となるトレード期限の8月3日(米国東部時間)が迫る中、昨季王者は危機的状況を迎えている。
借金は今季ワーストを更新する「10」に膨らむなど、不甲斐ない戦いぶりが続くチームに対し、球団専門サイト『BLUEJAYSNATION』も厳しい意見をぶつける。現地21日配信の記事では、「あと2週間で、今季のトレード期限がやってくる。しかし現在の流れを見る限り、ブルージェイズのポストシーズン進出の可能性は、それよりも早く見極められてしまうかもしれない」と説いており、さらに、「ア・リーグのワイルドカード争い自体は依然として混戦だが、このチームからは巻き返す気配が感じられない」と評している。
また同メディアは、トレード期限の対応について、「通常であれば、このような成績なら『売り手』に回るべきだという結論になりがちだ。実際、その可能性も十分ある。しかしロス・アトキンスGMにとって判断はそれほど単純ではない」と主張。続けて、「『トレード期限までに売るべきか、それとも買うべきか』という二択では済まされないのである」と訴える。
そのうえで、2026年における競争均衡税(CBT)対象年俸総額の内容に触れており、「ブルージェイズは約3億1900万ドルで、メジャー全体5位。フィリーズ(約3億2100万ドル)、ヤンキース(約3億3400万ドル)、メッツ(約3億6700万ドル)、そしてドジャース(約4億700万ドル)に次ぐ規模となっている」などと言及している。
同メディアは、「これだけの投資を行なってきたチームだけに、大規模な放出は考えにくい」と読み解きながら、「むしろ、状況次第では『売り』と『買い』を並行して進める柔軟な戦略を採る可能性が高い。ただし、その比重がどちらに傾くかは、8月3日までの戦い次第だ」と論じている。
加えて、来月最初のカードであるセントルイス・カーディナルス3連戦までの結果により、今後の方向性が決まると同メディアは見込んでおり、「状況が好転しなければ、フリーエージェントを控える選手たちの放出は避けられないだろう」と強調する。
夏場の低迷はブルージェイズにとって、まさに今季最大の試練だ。果たして、この難局を乗り越える力はチームに残されているだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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