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がか座ベータ星で三つ目の惑星を直接撮像で発見 実は10年以上前から観測されていた

がか座ベータ星で三つ目の惑星を直接撮像で発見 実は10年以上前から観測されていた

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)で撮影した惑星「がか座ベータ星d」

地球から63光年の距離にある「がか座ベータ星」を公転する三つ目の惑星が発見されました。画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)で撮影したもので、白矢印のところに新発見の惑星「がか座ベータ星d」が映っています。中央の星印は恒星の位置で、その左の明るい点はすでに発見されていた惑星「がか座ベータ星b」です。もう一つの惑星「がか座ベータ星c」は、この画像には映っていません。

新たに発見された惑星は、これまでに知られていた二つの惑星と同様、木星のような巨大ガス惑星です。ただ惑星dは、惑星bや惑星cよりも恒星からの距離が遠く、また惑星bと惑星cが木星の約10倍の質量をもつのに対して、惑星dの質量は木星の2.4倍しかありません。地上から撮影された系外惑星の中で最も軽いものの一つです。また惑星bと比べて100倍も暗く、地上から撮影されたものとしては、惑星本来の明るさがこれまでで最も暗い系外惑星とのことです。

過去のアーカイブデータからも発見

「がか座ベータ星d」は、惑星bが時間とともにどのように変化してきたのかを調べようとしていた際に偶然発見されました。過去の観測データを確認したところ、以前のVLTやジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測データでも「がか座ベータ星d」の存在が確認されました。10年以上にわたり、観測されていたものの見つけられていなかったことがわかったのです。

映像は、惑星dが恒星のまわりを10年以上にわたって公転するようすをとらえたタイムラプス動画です。「がか座ベータ星」の三つの惑星の公転軌道は、地球から見るとほぼ真横を向いています。動画の最後に、惑星の公転軌道を真上から見た図と、比較のため太陽系の惑星の軌道図が表示されます。

「がか座ベータ星」は、1984年に星の周囲にある塵円盤が撮影されたことで有名な星です。恒星の塵円盤が直接撮像されたのは、がか座ベータ星が初めてでした。また「がか座ベータ星」は、恒星HR 8799に次いで、三つ以上の惑星が直接画像化された2番目の恒星系です。

(参考記事)
「恒星を周回する太陽系外惑星の12年間のタイムラプス映像」(HR 8799の惑星についての映像を紹介する記事)
がか座ベータ星を周回する系外惑星のタイムラプス映像

Image Credit: ESO/B. Sutlieff, M. Bonse et al.

(参照)ESO

配信元: アストロピクス

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