最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
MVPへと飛躍した2巡目選手からBリーグに流れ着いたビッグマンまで…当時のトップルーキーに見るNBA10年の変遷<DUNKSHOOT>

MVPへと飛躍した2巡目選手からBリーグに流れ着いたビッグマンまで…当時のトップルーキーに見るNBA10年の変遷<DUNKSHOOT>

NBAは、選手の平均在籍年数が4.5年と、世界的に見てもトップクラスに生存競争が激しいリーグだ。毎年多くの有望株がドラフトされ、注目ルーキーであっても実力でポジションを勝ち取る必要があり、その座を掴んだ選手も数年後に同じステージにいられる保証はない。

 10年以上のキャリアを送れるのは全体のわずか6%と言われるなかで、当時のトップルーキーたちは現在どのような立場にあるのか。10年前の2016年オールルーキーチームを例に、時代の移り変わりを見てみよう。

■2016年オールルーキー1stチーム
※カッコ内は当時所属。★=新人王。数字は左から得票ポイント(1位票-2位票)。1位票=2ポイント、2位票=1ポイント

カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)/260(130-0)★
クリスタプス・ポルジンギス(ニックス)/260(130-0)
デビン・ブッカー(サンズ)/231(103-25)
ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)/186(73-40)
ジャリル・オカフォー(76ers)/186(71-44)

■同2ndチーム

ジャスティス・ウィンズロウ(ヒート)/151(44-63)
ディアンジェロ・ラッセル(レイカーズ)/142(25-92)
エマニュエル・ムディエイ(ナゲッツ)/140(35-70)
マイルズ・ターナー(ペイサーズ)/139(28-83)
ウィリー・コーリー・スタイン(キングス)/50(2-46)

 まず1stチームを見てみると、満票で新人王に輝いた2015年ドラフト全体1位のタウンズを筆頭に、ポルジンギス、ヨキッチ、オカフォーと、この年はビッグマンの当たり年となった。
  ここから最も出世したのは、ヨキッチで間違いない。2014年ドラフトで2巡目41位指名を受けると(2014-15シーズンは母国セルビアでプレー)、NBA1年目に平均10.0点、7.0リバウンド、2.4アシストと才能の片鱗を見せた。

 翌シーズン以降は順調に成績を伸ばし、6年目の2020-21シーズンにMVPを獲得。以降6年間で3度のMVP(受賞を逃した年もすべて投票2位)、23年にはナゲッツを初優勝に導き、史上最高クラスのセンターと呼ばれるまでになった。

 ビッグマン以外で唯一選出されているブッカーも、サンズ一筋11年間のキャリアを送り、現在は頼れるエースに成長している。2年目には史上最年少の20歳で70得点をマーク、通算1万8120得点は同期内トップと、スコアラーとしては世代屈指だ。

 ここに昨季ニックスで優勝に貢献したタウンズまでは期待通りと言えるが、残りは2ndチームも含めて、紆余曲折のキャリアを送った選手たちが並ぶ。

 タウンズと並び満票で1stチームに選ばれたポルジンギスは、2018年のオールスター選出をピークにケガで下降線を辿り、昨季まで計6球団を渡り歩くジャーニーマンに。24年にはセルティックスで優勝を経験したが、同年のプレーオフは7試合のみの出場に終わっている。

 ドラフト3位のオカフォーは1年目に平均17.5点を叩き出すも、2年目は11.8点に下がり、以降は2桁の壁を越えられず、他球団を転々。ポストプレー中心のプレースタイルが時代の流れに逆行し、実質6年でNBAに居場所がなくなり、2021年からは海外やGリーグに活躍の場を求めた。

 昨季は日本のBリーグに流れ着き、レバンガ北海道でプレー。フィールドゴール成功率63.0%で平均15.4点、7.8リバウンドを奪ったように、環境次第ではまだまだ活躍できることを示した。 なお、同じ2015年ドラフト組では長崎ヴェルカの初優勝の立役者となったスタンリー・ジョンソン(8位指名/現・群馬クレインサンダーズ)やフランク・カミンスキー(9位指名/昨季・アルバルク東京)、ジャレル・マーティン(25位指名/昨季・越谷アルファーズ)らもBリーグでプレーしており、NBAで生き残ることの難しさを感じさせる。

 2ndチームではラッセルとターナーが現在もNBAでキャリアを続けているが、徐々に主力の立場から外れ、選手としての岐路に立たされている。ウィンズロウ、ムディエイ、コーリー・スタインに至っては、いずれもNBAを離れて3年以上が経ち、30歳を超えた今となっては復帰の可能性は低い。

 当時のトップ10ルーキーのうち、およそ半分は淘汰され、残った選手でもトップスターに上り詰めたのはヨキッチ、ブッカーら一握り。シーズンごとに自分をブラッシュアップさせ、チーム状況や時代の流れなど、時に運も味方につけた選手のみが生き残れる世界だということが見て取れる。
  一方、昨季のオールルーキーチームの顔ぶれが以下の通り。大器クーパー・フラッグを筆頭に、“史上屈指の豊作年”との呼び声高いこの世代ですら、10年後は何人リーグに存在しているかはわからない。

 まずは来季、それぞれが“2年目の壁”を越えられるか注目したい。

■2026年オールルーキー1stチーム
※★=新人王。数字は左から得票ポイント(1位票-2位票)。1位票=2ポイント、2位票=1ポイント

クーパー・フラッグ(マーベリックス)/200(100-0)★
コン・カニップル(ホーネッツ)/200(100-0)
VJ・エッジコム(76ers)/200(100-0)
ディラン・ハーパー(スパーズ)/193(93-7)
セドリック・カワード(グリズリーズ)/125(29-67)

■同2ndチーム

デリック・クイーン(ペリカンズ)/110(16-78)
マクシーム・レイノー(キングス)/110(26-58)
ジェレマイア・フィアーズ(ペリカンズ)/109(17-75)
エース・ベイリー(ジャズ)/107(11-85)
コリン・マレー・ボイルズ(ラプターズ)/66(8-50)

構成●ダンクシュート編集部

【画像】“キング”レブロンから新時代の逸材フラッグ、ディバンツァまで…2003年以降のNBAドラフト1位指名選手を一挙紹介
配信元: THE DIGEST

あなたにおすすめ