夏休みに向けて、海外旅行の計画を立て始めている人は多いだろう。日本人の海外旅行先として不動の人気を誇るのが、東南アジアのタイ。短い休みでも「海外に来た感」を満喫できることから、円安が続く現在でも多くの日本人が足を運んでいる。
そんなタイ旅行で、最初に待ち受ける「試練」がある。首都バンコクの玄関口となるスワンナプーム国際空港の入国審査だ。
飛行機を降りたら、あとはホテルでビールでも飲むだけ……そんな気分で到着した旅行者を待ち受けるのは、時として想像以上の長蛇の列。入国審査場には人があふれ、「空港を出るまで3時間近くかかった」「初日から疲れ切ってしまった」という声が聞かれる。
もちろん、毎回このような大混雑になるわけではない。しかし、到着便が集中するタイミングに当たると、せっかくの旅行初日が空港での長時間待機だけで終わってしまうこともあるのだ。
ではどうすれば少しでも早く、空港を脱出できるのか。タイ旅行に慣れた人たちの間では、到着直後に差を生むコツが知られている。
まず重要なのは、航空券を選ぶ段階から始まっている。スワンナプーム空港は到着時間によって混雑状況が大きく変わるため、可能であれば早朝6時から10時頃や、夕方18時から22時頃といった到着便が集中しやすい時間帯を避け、午前10時から午後3時、あるいは深夜に到着する便を狙うのが得策だ。
到着当日は、素早い移動を。同じ便の乗客が機内で荷物を整理したり、トイレに立ち寄ったりしている間に、早歩きで入国審査場へ向かいたい。
スワンナプーム空港には外国人向けの入国審査エリアが複数、設けられている。手前の列だけを見て並ぶのではなく、係員の案内を確認しながら奥の審査エリアまで進むと、列が短いケースがあるのだ。
帰りの航空券をプリントアウトして用意
さらに、タイ入国時に必要となるT-DAC(タイ・デジタル到着カード)の準備は、日本出発前に必ず済ませておきたい。空港到着後、スマートフォンで入力作業をしていると、それだけで貴重な時間を失う。パスポートと紐づけされてはいるが、状況によっては確認されることも。登録後のQRコードをすぐ提示できるよう、画面保存をしておくとスムーズだ。
そして意外に役立つのが、帰りの航空券の控えを紙で用意しておくこと。入国時に帰国便を確認されるケースがあるため、スマートフォンを操作するより、プリントアウトしたものをすぐ見せる方が手間がかからない。
タイ旅行のスタート地点となるスワンナプーム空港。到着前の準備と、到着後のちょっとした行動の差で長蛇の列に並ぶ時間を減らし、いち早くバンコクの街へと繰り出したい。
(旅羽翼)

