今年の「ウインブルドン」(イギリス/四大大会)で連覇を達成した男子テニス世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)が、8月2日開幕のマスターズ1000シリーズ「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール)を欠場することが明らかになった。
マスターズは四大大会に次ぐグレードを誇るツアー最高峰の大会。シナーは昨年10月の「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス)を皮切りに、今年3月の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ)、「マイアミ・オープン」(アメリカ)、4月の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ)、「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン)、そして5月の「イタリア国際」(イタリア)を制し、マスターズ6連勝を達成。同時に、キャリアを通じてマスターズ全9大会を制覇する「キャリア・ゴールデンマスターズ」を、史上最年少となる24歳で成し遂げた。
果たしてシナーはどこまで勝ち続けるのか――。その戦いぶりに大きな注目が集まっていたが、今回の欠場により、自らマスターズでの連勝記録に終止符を打つこととなった。
シナーは大会を通じて、「チームとあらゆる要素を慎重に検討した結果、モントリオール大会を欠場するという難しい決断を下しました」とコメント。「これほど重要な大会を欠場するのは決して容易なことではありませんが、私の健康を最優先にするためにはこれが正しい決断だと考えています。出場できないことは残念ですが、将来またモントリオールに戻れることを楽しみにしています」と、記録よりもコンディションを優先する姿勢を示した。
シナーの次戦は、8月13日に開幕する今季7戦目のマスターズ大会「シンシナティ・オープン」(アメリカ)となる見込みだ。1年前の同大会では決勝に進出しながらも、体調不良のため無念の途中棄権。その結果、最大のライバルであるカルロス・アルカラス(スペイン/現世界3位)がタイトルを獲得した。
そのアルカラスは現在、右手首の負傷により約4カ月間戦列を離れており、「シンシナティ・オープン」での復帰を目指して調整を続けている。
構成●スマッシュ編集部
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