現地時間7月24日、エージェント会社の「クラッチ・スポーツ」が、Xでレブロン・ジェームズのフィラデルフィア・セブンティシクサーズへの移籍を発表。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、契約内容は2年800万ドル(2年目はプレーヤーオプション)のベテラン最低保証額だという。
2003年に地元球団のクリーブランド・キャバリアーズでデビューしたレブロンは、その後マイアミ・ヒート(10~14)、再びキャブズ(14~18)、そしてレイカーズ(18~26)でプレー。ヒートを2度、キャブズとレイカーズをそれぞれ1度優勝に導き、そのすべてでファイナルMVPに輝いた。
今夏に完全FA(フリーエージェント)になると、古巣のキャブズやヒート、ステフィン・カリー率いるゴールデンステイト・ウォリアーズなどが移籍先の有力候補に挙がっていた。しかし、41歳の“キング”が新天地に選んだのは、ジョエル・エンビード、タイリース・マキシー、そしてオフにジェイレン・ブラウンを加えた強力な戦力を擁するシクサーズだった。
ヒートで2度の優勝をともにした盟友ドゥエイン・ウェイドは、ポッドキャスト『Post Moves』にて、シクサーズ入りを「レブロンらしい決断」と率直な感想を述べた。
「レブロンは、みんなが予想するようなことは絶対にしない。フィラデルフィアを第一候補だと考えていた人はほとんどいなかったと思う。でも、これこそ彼らしい決断だよ。今のシクサーズは優勝を争えるチームだ。彼には5回目、あるいは6回目の優勝を手にするチャンスがあると思う」
ウェイドは、レブロン加入によってシクサーズは一気に優勝候補へ浮上したとの見方を示した。
来季の予想スターターはマキシー、ブラウン、VJ・エッジコム、レブロン、エンビード。米大手スポーツブック『FanDuel』では、シクサーズの優勝オッズは、オクラホマシティ・サンダー、サンアントニオ・スパーズ、王者ニューヨーク・ニックスに次ぐ4番手に位置している。
レブロンはキャリア23年目の昨季、60試合に出場し、平均20.9点、7.2アシスト、6.1リバウンド、1.2スティールを記録。依然として第一線で活躍できることを示したが、シクサーズとの契約は2年総額800万ドルと、市場価値を考えれば大幅な減額となる契約を選択した。
一方で、ウェイドは今回の決断が単純にバスケットボール面だけによるものではないと見ている。
「今回の決断は、バスケットボールだけの話じゃないと思う。2年間だけのことではなく、その先も見据えているんじゃないかな。彼はお金なんて必要としていない」
さらに、自身の現役晩年と比較しながら冗談交じりにこう続けた。
「俺が最後の契約を結んだ時にもらった金額には感謝しているよ。だって、あの頃の俺はもう全盛期じゃなかったからね。でも、レブロンは違う。まだトップレベルのプレーを続けている。俺は『ありがとう』だったけど、年俸200万ドルだった頃の俺は、もう以前のような選手じゃなかったからさ」
ウェイドは、レブロンのシクサーズ移籍は単なる減俸やリングチェイシングではなく、現役最後の挑戦と、その先の人生まで見据えた決断だと分析していた。
構成●ダンクシュート編集部
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