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こっくりさん、ひとりかくれんぼ、トイレの花子さん…手軽にできて納涼にうってつけ(?)なホラー映画の“禁断の遊び”

こっくりさん、ひとりかくれんぼ、トイレの花子さん…手軽にできて納涼にうってつけ(?)なホラー映画の“禁断の遊び”

新たな気象用語「酷暑日」が制定されるなど、うだるような嫌な暑さが続く今年の夏。まとわりつく熱気にうんざりする季節のお供といえば、体を肝から冷やしてくれるホラー映画。この夏も注目の作品が続々と公開されている。そのなかでも、7月24日から公開された『だぁれかさんとアソぼ?』が描くのは、それとなく行った“遊び”が呼び起こす思わぬ恐怖…。本作然り、ホラー映画では肝試し、おまじない、降霊術など古今東西のこわ〜い遊びが数多く描かれてきた。今回は思わず試したくなる(?)“禁断の遊び”を紹介していきたい。

■嫌いな人の名前をカセットテープに吹き込むと“タカヤサマ”が…

【写真を見る】呪われても自己責任!ホラー映画のこわ〜い遊びを集めてみた…(『だぁれかさんとアソぼ?』)
【写真を見る】呪われても自己責任!ホラー映画のこわ〜い遊びを集めてみた…(『だぁれかさんとアソぼ?』) / [c]2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会

軽い気持ちで“肝試し”に行った若者たちを襲う悲劇を描いた『口に関するアンケート』(公開中)など、今年の夏も大忙しの清水崇監督。Jホラーの巨匠が監督、脚本だけでなく、原案も務めるのが『だぁれかさんとアソぼ?』だ。

都市伝説となっている“タカヤサマ”という遊びがある高校で行われると、その後、校内で怪死事件が発生する。心理カウンセラーの平瀬小春(鎮西寿々歌)は、メンタルケアのため事件に関わった学生にカウンセリングを行うが、そのなかには妹の菜々美(星乃あんな)もおり、怪異に巻き込まれてしまう。

学校の階段という場所も、定番の怪異スポット(『だぁれかさんとアソぼ?』)
学校の階段という場所も、定番の怪異スポット(『だぁれかさんとアソぼ?』) / [c]2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会

この“タカヤサマ”は「誰もいない学校の階段の13段目で、カセットに日付と死んでほしい人の名前を吹き込むと、名前を吹き込まれた人はその日に死ぬ」というもの。不吉とされる数字“13”が関係している不気味な遊びだが、タカヤサマとはいったい何者なのか、その裏側にある真相とは…?

■日本の定番の降霊術“こっくりさん”

日本人にとって「やってはいけない」イメージを持っている身近な遊びの代表格が、西洋の降霊会“テーブル・ターニング”が基となっている“こっくりさん”だろう。

ご存知の通り、鳥居の絵と50音と「はい」「いいえ」が書かれた紙の上で、10円玉に指を乗せ、「こっくりさん、こっくりさん」と語りかけながら質問すると、こっくりさんが答えてくれる。“狐狗狸”と書くように、キツネをはじめ動物の霊を降ろしてお告げを聞く占いだ。

「遊び半分でやると呪われて、精神に異常をきたす」と囁かれていたように、どこか不穏なこの遊びだけに、ホラーとの相性も抜群。『こっくりさん 劇場版』(11)、『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん』(15)など繰り返し描かれてきた鉄板ネタだ。

■海外にもこっくりさん的遊びがいっぱい!

いじめっ子の成敗を“ブンシンサバ”にお願いするのだが…(『コックリさん』)
いじめっ子の成敗を“ブンシンサバ”にお願いするのだが…(『コックリさん』) / [c]A-Post Pictures/courtesy Everett Collection

同様の遊びは世界各国に存在し、韓国ではこっくりさんを“分身娑婆(ブンシンサバ)”と呼ぶだけで遊び方はほぼ一緒。アン・ビョンギ監督の『コックリさん』(04)は、いじめっ子のクラスメイトを呪うようお願いしたところ、いじめっ子が次々と怪死を遂げるという内容で、続編も作られた。

『エクソシスト』でもミーガンが遊んでいたウィジャボード
『エクソシスト』でもミーガンが遊んでいたウィジャボード

また西洋版こっくりさんこと“ウィジャボード”も、『エクソシスト』(73)で少女リーガン(リンダ・ブレア)が遊んでいたりと多くの映画に登場する身近な存在。「墓場でやらない」「一人でやらない」「さよならを言う」といったルールが騒動を巻き起こす『呪い襲い殺す』(14)など、ホラーの題材となってきた。
いろんな作品に登場してきた(『死霊館 エンフィールド事件』)
いろんな作品に登場してきた(『死霊館 エンフィールド事件』) / [c] New Line Cinema / courtesy Everett Collection


■都市伝説“ひとりかくれんぼ”は少しめんどくさい

このほかにも“降霊”遊びは数知れず、シリーズ化した『ひとりかくれんぼ 劇場版』(09)は、タイトルの通り、都市伝説の“ひとりかくれんぼ”が題材。「人を呪い殺すことができる」という降霊術の噂を耳にした少女が、同級生と一緒に試してみようと持ちかけることから怪異が始まっていく。

ネット経由で広まったひとりかくれんぼは、ぬいぐるみを依り代とするかくれんぼ形式の降霊術。お腹を割いて、綿を取り、米と自分の爪を入れて縫い合わせたぬいぐるみを用意する必要があるうえ、やる時間は深夜限定となかなかハードルが高い。

ルールもややこしいのだが、ざっくりいうと、午前3時になったらまず自分が鬼となりぬいぐるみを見つけ、その後、自分がぬいぐるみから隠れるというもの。さらに「一人で行うこと」「中断してはいけない」など細かなルールがあり、破った者は…。

■死霊とお話しできちゃう“90秒憑依チャレンジ”

手を握るというユニークな『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』の降霊術
手を握るというユニークな『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』の降霊術 / [c] A24 / Courtesy Everett Collection

また降霊もので近年話題を集めた1作が、オーストラリア産ホラー『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(22)だ。母を自殺で失った少女ミア(ソフィー・ワイルド)は、友だちと共に参加したホームパーティーで行われている“90秒憑依チャレンジ”で死別した母の霊と邂逅。これをきっかけに儀式にのめり込み、死霊たちの声に取り憑かれ、暴走していく。

ぶっ飛べる度胸試しとして若者たちがスリルを求めて行う降霊術のやり方は、人の手の形をした呪物を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えるだけと極めてシンプル。しかし、「90秒を超えてはいけない」というルールがあり、それを超えてしまうと…。続編『Talk 2 Me(原題)』も予定されているそうなので、続報に期待したい。

■ズッ友でいれるおまじない、“しあわせのサチコさん”

ある“おまじない”をきっかけに若者たちを思わぬ事態が襲うのが『コープスパーティー』(15)。コミック、小説、アニメなど幅広くメディア展開されたホラーアドベンチャーゲーム「コープスパーティー」を原作とする実写映画だ。

高校生活最後の文化祭後、後片付けをしていたクラスメイトたちが、怪談好きのクラス委員長の提案で、「みんながずっと友だちでいられる」という謎めいたおまじない“しあわせのサチコさん”を行うが、それは呪われた異界へ誘う儀式で…。

某県の地方都市、天神町で伝わる都市伝説という設定のしあわせのサチコさんは、人型に切り抜いた紙の頭や腕、足などを参加者全員で持ち、サチコさんに敬意を示しながら、それを力一杯に引きちぎるだけ。紙とはいえ、人の形のものを引き裂くという残酷な儀式だが、ぶっちぎりにお手軽なので、ぜひ試してみては…?

■“トイレの花子さん”の海外版といえば?

日本人なら多くの人が子どもの頃にやったであろう“トイレの花子さん”。学校の校舎3階にあるトイレの3番目の扉を3回ノックし「花子さん、遊びましょ〜」と尋ねると返事が…という怪談は、ジュブナイルもの『トイレの花子さん』(95)や堤幸彦監督が手掛けた『新生 トイレの花子さん』(99)など何度も映像化されてきた定番だ。

鏡の前でその名前を5回呼ぶと…(『キャンディマン2』)
鏡の前でその名前を5回呼ぶと…(『キャンディマン2』) / [c] Gramercy Pictures/courtesy Everett Collection

そんなトイレの花子さんの海外版と言える作品も。「キャンディマン」シリーズは、鏡に向かって「キャンディマン」と5回名前を唱えると、右腕が鈎フックになっている不気味な男“キャンディマン”が現れ、殺しに来るという人気作品。2021年に作られたリメイク版でも、女子高生たちがマウントを取るための度胸試しとして行い、大惨事を引き起こすことになった。
『だぁれかさんとアソぼ?』は7月24日(金)より公開
『だぁれかさんとアソぼ?』は7月24日(金)より公開 / [c]2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会


暑い日が続くこの季節をヒンヤリさせてくれそうなこれらの“禁断の遊び”。やるかやらないかは自己責任だが、どうせなら『だぁれかさんとアソぼ?』などの映画を鑑賞することで、安全にスリルを楽しんでみてはいかがだろうか?

文/サンクレイオ翼
配信元: MOVIE WALKER PRESS

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