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アン・ハサウェイ×ジェシカ・チャステイン共演のサイコスリラー『隣⼈たち』名匠ブノワ・ドゥロームが初監督作を語るインタビュー&メイキング映像

アン・ハサウェイ×ジェシカ・チャステイン共演のサイコスリラー『隣⼈たち』名匠ブノワ・ドゥロームが初監督作を語るインタビュー&メイキング映像

アン・ハサウェイとジェシカ・チャステインが共演する『隣⼈たち』(公開中)から監督のブノワ・ドゥロームのインタビューと撮影の裏側に迫った映像が到着した。

【写真を見る】本作が初監督作品となるブノワ・ドゥローム
【写真を見る】本作が初監督作品となるブノワ・ドゥローム / [c] 2023 MINSTINCT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

本作は、“ベルギーのアカデミー賞”ともいわれるマグリット賞で監督賞、作品賞含む史上最多の9部⾨を受賞し、ベルギー映画史を塗り替えた『⺟親たち』(18)をリメイクしたサイコスリラー。1960年代アメリカ、⼤都市郊外の隣同⼠の家に住む親友のセリーヌ(アン)とアリス(ジェシカ)。お互い裕福な家庭で同い年の⼀⼈息⼦を持つ二人は、完璧で幸せな⽣活を送っていた。しかしある⽇、セリーヌの息⼦が不幸な事故に遭ったことで関係性は⼀変。喪失感に苦しむセリーヌは、次第にアリスの息⼦テオに⼼を通わせるようになっていく。その様⼦に疑念を持ち始めるアリス。徐々にアリスの⾏動はエスカレートしていき…。

この度解禁となったのは『青いパパイヤの香り』(93)、『博士と彼女のセオリー』(14)などで知られ、国際的な撮影監督として活躍してきたドゥロームのインタビュー映像と撮影現場の裏側を収めたメイキング映像。本作で長編監督デビューを果たしたドゥロームが、作品の見どころや主演のチャステイン、ハサウェイとの制作秘話を語っている。

まず監督は「ニュージャージー郊外に暮らす二人の女性の物語」と本作を紹介。「1960年代を舞台にしたスリラーで、あらゆる要素が重要なんです。構成も、細部の一つひとつにも意味があります」と作品へのこだわりを明かす。

続けて「セリーヌは大きな家に住んでいて、すべてが清潔で完璧に見えます。彼女自身も、完璧な人間のように見える。けれど、その裏には、まだ見えていないなにかが隠されているかもしれません」とキャラクターについて説明。一方、ジェシカ演じるアリスについては「どこか神経質なところがあって、彼女の内側からは不満や苛立ちが伝わってくる」と語る。

さらに「二人の夫はとても融通の利かない人物で、妻たちに多くを与えているとは言えないでしょう。彼女たちの生活は孤独で、単調な毎日です」と背景を解説。それぞれに息子を持ち、家族ぐるみで交流を続ける二人について「そんな日々が永遠に続くと思いきや、ある日、事故が起きるのです」と語り、平穏な日常が一変する物語の転機を示唆した。

また自身の監督デビューについても言及。「私は撮影監督として40本の映画に携わってきましたが、監督を務めるのは今回が初めてでした」と振り返る。長年の親交があるチャステインについては「彼女がまだ駆けだしの頃、初期の作品で知り合いました。この役は、ジェシカにとって、とても脆い部分をさらけだすものでした。それはアンについても同じです。二人とも母親でありながらこの役を演じることは、人として非常に難しかったと思います」と、その演技を高く評価する。

監督のブノワ・ドゥロームとジェシカ・チャステイン
監督のブノワ・ドゥロームとジェシカ・チャステイン / [c] 2023 MINSTINCT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

二人のアプローチの違いについても触れ「ジェシカは、とてもヨーロッパ的な感性を持った女優です。フランス映画的、と言ってもいい。彼女は常に抑えた演技をしようとします。準備は非常に入念でありながら、同時にとても直感的でもある」とコメント。一方のハサウェイについては「役についてたくさんのアイデアを持っていました。外見から所作に至る細部まで、綿密なビジョンを持っていた。ただ、彼女は私にとってどこか謎めいた存在でもありました。いい意味で掴みどころがなく、それがこの役にとって、とても興味深い要素になったのです」と評している。

さらに撮影、照明、演出を自ら担当したことについて「それを自分でできたのはすばらしい経験でした。そうすると、映画そのものが変わってくるんです。その中心にいるのは自分ですからね」と語り、監督としての手応えも明かした。

そんなドゥロームが敬愛する映画監督はアルフレッド・ヒッチコック。「私はヒッチコックが大好きですし、いまでも彼に立ち返ることには意味があると思っています」と語り「いま映画を作るうえでも、物事に二重の意味を持たせたり、曖昧さを残したりすることは重要です。誰が善人で誰が悪人なのか、簡単には分からない。そんな作品にしたかった」と作品づくりへの思いを明かした。

その影響は映像表現にも色濃く反映されている。「ヒッチコックからは映像の面でも影響を受けています。60年代らしいルックや色彩も意識しました」と説明。最後に観客へ向けて「もちろん観客には、恐怖や衝撃、驚きを感じてほしい。ですが同時に、“もし自分の身に起きたら、自分はどうするだろう”ということも考えてほしいですね」とメッセージを送った。

世界的名匠が二人のオスカー俳優を迎えて初メガホンをとった本作。インタビュー&メイキング映像で映画の世界観に触れてみて。

文/サンクレイオ翼
配信元: MOVIE WALKER PRESS

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