今や肌の手入れは女性だけのものではなくなった。
連日の猛暑による大量の汗や皮脂の分泌、そしてエアコンの効いた室内での乾燥が重なり、40代のサラリーマン男性を中心に「肌バテ(夏枯れ肌)」が深刻化している。
何の手入れもしないまま放置すれば、毛穴の詰まりや大人ニキビ、急激なシワ、たるみの原因となり、オフィスでの「清潔感」を著しく損ねる結果に直結しかねない。
夏は気温と湿度が急上昇し、皮脂腺の働きが活発になる季節。特に男性は女性よりも皮脂分泌量が多いため、毛穴詰まりやテカリといったトラブルが一段と発生しやすい傾向にある。
では何をすべきか。メンズスキンケアの専門家が、ミドル男性の肌を解説する。
「まずは毎日の『正しい洗顔マナー』を見直すことを最優先にしましょう。洗顔は朝と晩の1日2回が絶対の基本。朝は睡眠中に分泌された皮脂や汗、寝具のホコリ、夜は1日の皮脂や汗に加えて大気中の汚染物質をそれぞれしっかりと洗い流します」
ここで注意したいのは、適切な洗い方だ。メンズスキンケアの専門家が続ける。
「ゴシゴシ手で擦るのはNG、洗いすぎもいけません。1日に何度も洗顔料を使って顔を洗うと、必要なうるおいまで奪われて、肌のバリア機能が低下してしまいます。日中のベタつきが気になった際は、水洗いや顔拭きシートで軽く抑える程度にとどめるのが賢明です」
たった10秒でOK!洗顔直後にやっておくこと
ドラッグストアで購入できる身近なアイテムと、その後の「10秒ケア」だけで、男の肌は見違えるように整うという。
「洗顔料は数百円から1000円前後のメンズ用で十分です。ただし、泡立つフォームタイプを選ぶと、肌への摩擦を最小限に抑えられます。そして洗顔直後、水分の蒸発を防ぐために使いたいのが、化粧水と乳液が一本になった『オールインワンジェル』。手のひらに取って顔全体にサッと馴染ませるだけなら、わずか10秒。これで水分と油分のバランスが劇的に改善します」(前出・メンズスキンケア専門家)
面倒な工程を省いた、スマートな男の身だしなみ。正しい洗顔と手軽な保湿を毎日のルーティンに組み込み、猛暑のビジネス戦線を爽やかな清潔感とともに勝ち抜きたい。
(滝川与一)

