堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)の第2シーズンが7月26日にスタートし、初回の平均世帯視聴率は7月期のドラマではぶっちぎりでトップの18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。
アゼルバイジャンやタイでの海外ロケ、最新のAI技術の導入など、民放キー局のドラマでは異例の制作費をかけていることが報じられているが、ドラマ放送日は朝からTBSの各番組をジャック。
堺は情報番組「サンデー・ジャポン」と「上田晋也のサンデーQ」に生出演。夕方の「バナナマンのせっかくグルメ」には、共演する濱田岳とともにVTRで登場した。そして、午後8時から3時間半以上にわたって、「VIVANTタイム」が繰り広げられる。
8時からの「VIVANT初回直前生放送SP」の世帯視聴率は10.8%。本編放送を挟んでの「日曜日の初耳学堺雅人90分SP」は9.8%で、他局を圧倒した。
「『VIVANT』は今後、放送回を重ねるごとに盛り上がり、視聴率は右肩上がりでしょう。そうなると全体的にTBSの視聴率を押し上げ、毎年のように日本テレビとテレビ朝日が繰り広げている年間視聴率トップ争いに割り込めるのでは」(テレビ局関係者)
「VIVANT」をめぐっては、監督・原作・演出・プロデュース4役の福澤克雄氏が、現場スタッフからパワーハラスメントを告発されるスキャンダル報道があった。TBSが調査した結果、福澤監督は一時、撮影現場を離れていたという。
監督の熱血指導とこだわりを視聴者にアピール
この報道を受けてTBSは「パワーハラスメントに該当する言動が認められ、厳正に人事上の措置を行いました」とコメントを発表していた。
ところがその後、ドラマ公式サイトに福澤氏の名前はクレジットされたままで、初回放送時のスタッフロールにも名前があった。どう「人事上の措置」を行ったのかは謎だ。
「直前生放送SP」では、第1シーズンで濱田がもんじゃ焼きを作りながら長ぜりふを言うシーンで、福澤氏が自らもんじゃの作り方を熱血指導。本番で20回も撮り直したというVTRを流し、福澤氏のこだわりを視聴者にアピールした。
「福澤氏がいなければドラマが成り立たないと強調し、パワハラ報道のダメージをなんとかして薄めたかったんでしょう」(芸能記者)
今後、ドラマ関連の特番などでは、たびたび福澤氏の「功績」がアピールされるかもしれない。
(高木光一)

