
Hey! Say! JUMPの山田涼介が、事務所初となるソロでのドームツアー『Ryosuke Yamada DOME TOUR 2026 Are You Red.Y?』の東京公演を7月25、26日に開催した。6月に行われた大阪公演(2日間計2公演・計9万人)と合わせて約20万人の“Red.Y”(ファンネーム)が駆け付け、圧巻のパフォーマンスで熱狂の渦に巻き込んだ。ここでは、初日となる25日公演の模様をリポートする。
■金髪の山田涼介が東京ドームに降臨
事務所初のソロドームツアー、その記念すべき東京ドーム公演が幕を開ける瞬間――最上階までびっしりと埋まった客席は、開演前から異様とも言える熱気と興奮に包まれていた。ステージ裏から響き渡る大きな気合い入れの声に、会場がどよめきで揺れる。
オープニング映像では、Ryosuke Yamada公式キャラクター「りょすかる」が乗り込んだ宇宙船が東京へ向かって出発するアニメーションが映し出された。そして、10、9、8…というカウントダウンとともに観客の興奮が一気に引き上げられると、「VELVET」のイントロにのせて豪華な球体に乗った山田が降臨! その姿が現れた瞬間、ドームを揺るがすような爆発的な歓声が会場を包み込んだ。後のMCで「(髪)染めてきちゃった! こんなド金髪で来るなんて思わなかったでしょ~?」といたずらっ子のように語ったが、この日の山田は大阪公演とはガラッと異なる美しい金髪姿。まさかの新ヘア披露が東京ドームで実現し、冒頭からRed.Yの心を鷲掴みにした。
昨年のアリーナツアーに続き、コンセプトからコンサートの細部に至るまでの演出を山田自身が担当。「どの席のお客さんにも楽しんでいただけるような演出を組んだつもり。一人も置いていかないライブにしたい」という本番前の会見の言葉通り、そのこだわりが序盤から随所に表れていた。1曲目から場内を大胆に移動し、まばゆいレーザーが鮮やかに会場を射貫く「SWITCH」、会場中の歌声やコール&レスポンスで一体となった「Oh! my darling」と、巧みなステージングでボルテージを高めていく。「5万5000人、全員の思いを俺一人で受け止めてやるからかかってこいよ!」という力強い叫びが、ドーム規模を緻密に計算し尽くした演出と相まって凄まじい熱量を生んでいた。

■夢のコラボでファンにサプライズ
リアルな“彼氏”感あふれる映像から一転、純白のスーツにリムレス眼鏡、赤い花束を抱えた山田がステージ後方から現れると、異世界の王子様が降臨したかのような姿に大きなどよめきが起こる。ムービングステージに乗り込むと、「Gravity Love」「パフューム」といった躍動感のあるダンスナンバーを立て続けに披露。「ガラスの靴」では横花道いっぱいに噴水が上がり、幻想的なバラードを美しく彩った。
中盤には、予想だにしない演出も待ち受けていた。昨年のツアーに続き、Hey! Say! JUMPメンバーが今回のために新たに録音した「じゃんぷぅ」(メンバーモチーフの公式キャラクター)の映像が流れ、りょすかる(声:神木隆之介)と微笑ましいやり取りを繰り広げる。
そして、りょすかるの「友達を連れてきたんだ」の合図とともに、りょすかるがフロートに乗って登場。さらに、東京公演限定でハローキティとポムポムプリンも合流し、スターが大渋滞のスペシャルなフロートがドームを巡る。ジュニアたちもバルーンを手に会場中を練り歩き、一夜限りの豪華パレードに場内は大きな興奮に包まれた。

■“やまちね”の尊さがドームにしみわたる
MCでは、ソロで東京ドームに立つ感慨をこう語り始める。「立ってみるとめちゃくちゃ大きいなって思うし、Hey! Say! JUMPとしてデビューコンサートをやらせてもらったのも、ここ東京ドームだったんですよね。そこにこうして、ありがたいことに事務所初のソロドームツアーの第1号として…」と言うと、フロアからは祝福のような温かい拍手が。「みんなが僕を応援してくれたから、この東京ドームという素晴らしいステージの真ん中に今僕が立つことができているので、皆さんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございます」と真摯に感謝を伝えると、話題は金髪のサプライズへ。ファンがライブに来るためにオシャレをしてくれていることに触れ、「俺も、みんなに会うからちょっと金髪にするかって思うわけですよ。あなたたちが応援してるアイドル・山田涼介は結構アイドルしてるんです!」と茶目っ気たっぷりに明かすと、男性の野太い声援も混ざった大歓声が響き渡った。そして「一人も置いていかないライブにしますので。上のほうも置いていきませんから」と微笑み、信頼と実績のアイドルの矜持を見せつけた。
後半戦は、YOASOBIの「アイドル」のカバーで、まさに“アイドル”の象徴のような姿を見せ、和の趣あふれる演出で「アジアの夜」「Blue Noise」へ。さらに、DOMOTOの名曲「愛のかたまり」を澄み渡る美声でつむぎ、胸を打つ響きで魅了した。
「ただ前へ」(Hey! Say! 7)の歌い出しをアカペラで披露しながらメインステージへ向かうと、そこにはメンバーの知念侑李の姿が。思わぬゲストの登場に客席が湧き上がる中、2人は目を合わせて笑みを交わし、肩を抱き合って一緒に歌い上げる。制御ライトが7色のメンバーカラーに輝き、楽曲のメッセージと山田のグループ愛が重なるドラマチックな演出に胸が熱くなる。続く「Dive」でも「知念、一緒に踊ろうぜ」の呼びかけに合わせて2人が並んでキレのあるダンスを披露。曲終わりにはガシッと力強く抱き合い、盟友同士の尊いワンシーンに会場の熱気は最高潮に達した。
ラストスパートは、ディープでハードなダンスナンバーで畳みかける。「ヘイ、東京! 最後まで騒げ~!」と煽り「RED」へ突入すると、赤の巨大フラッグを振るジュニアたちを従え、鋭く吠えるような気迫のパフォーマンスを展開。王者のような風格を漂わせながら本編を駆け抜けた。
■Red.Yに惜しみない愛を注ぎ続ける
アンコールでは、巨大な「りょすかる」モチーフのバルーンに乗って登場し、Hey! Say! JUMPのヒット曲をメドレーで歌い上げる。スタンド最上段の近くまで高く上がり、しかも上下に移動しながらファンのすぐそばへ行こうとする真摯な姿勢に心を打たれる。「言ったでしょ? 置いていかないって」という言葉のなんとニクいことか。
「次は僕から、大切なRed.Yのみんなにこの曲を送ります」と紹介したのは「My Red.Y」。満点の星空を背に、再会を約束するような温かいメッセージを丁寧に歌い上げる。そしてこの日の正真正銘のラストを飾ったのは、2013年リリースのソロデビュー曲「ミステリー ヴァージン」。清々しいほど伸びやかな歌声を響かせ、渾身のロングシャウトを決めると、「大阪で生まれたやつ、知ってますか? 知らない人はノリでついてこい!」と笑い、山田の「この俺様が~!」のコールに続いて会場中が「涼介~!」と絶叫。最後までまばゆい笑顔とスターの輝きでステージを締めくくった。
優れたビジュアルに加え、高い歌唱力、ダンススキル…と多くの魅力を兼ね備えていることは言うまでもないが、山田涼介がすごい理由は、常に努力を重ね、ファンへ惜しみなく全力の愛を注ぎ続ける人柄にもある。この日、それがすべての瞬間において体現されていた。たった一人で2時間強という時間を一瞬も失速させず、その唯一無二の存在感でRed.Yを魅了し続けたのだ。
東京ドームに単独で立つことのできるアイドルは、事務所の長い歴史の中でも本当に一握りだ。ステージから降り注ぐ愛情と、それを全力で受け止めるRed.Yの想いが美しく交錯した、まさにかけがえのない一夜だった。

■『Ryosuke Yamada DOME TOUR 2026 Are You Red.Y?』7月25日東京ドーム公演セットリスト
-映像【Opening】-
M01 VELVET
M02 SWITCH
M03 Oh! my darling
M04 High High High
-映像-
M05 Escort
M06 Gravity Love
M07 パフューム
M08 ガラスの靴
-映像-
M09 Please! Please! Please!
M10 Bloomin’
M11 Come On A My House(Hey! Say! JUMP)
M12 花のように
M13 MAGIC MUSIC
M14 Na Na Na
-MC-
M15 アイドル (YOASOBI)
-ダンサー・ジュニア紹介-
M16 アジアの夜
M17 Blue Noise
M18 愛のかたまり (DOMOTO)
M19 Ignition (Hey! Say! JUMP)
M20 ただ前へ (Hey! Say! 7)
M21 Dive
M22 VENOM
M23 RED
-映像【エンドロール】-
« ENCORE »
-映像-
EN1 君に、恋してる
EN2 Hey! Say! JUMP メドレー
a. 真夜中のシャドーボーイ
b. 瞳のスクリーン
c. SUPER DELICATE
d. Ride With Me
e. ウィークエンダー
f. Give Me Love
g. マエヲムケ
h. ファンファーレ!
i. Your Song
j. 恋をするんだ
k. ウラオモテ
l. DEAR MY LOVER
EN3 My Red.Y
EN4 ミステリー ヴァージン


