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夏の風物詩「空調服を着ておならすると地獄」は本当なのか メーカーは「回答しかねる」

夏の風物詩「空調服を着ておならすると地獄」は本当なのか メーカーは「回答しかねる」

毎年異常な暑さを記録している日本の夏。そんな暑さに対抗すべく、様々な業界・企業が日々新たな発明に邁進している。

以前よりネット上では、暑さ対策のために生まれた偉大な発明品の「思わぬ落とし穴」が話題になっているのをご存知だろうか。

■「ファン付きウェア」で地獄を見るケースも…?

今回注目したいのは、いわゆる「ファン付きウェア」と言われるアイテム。

様々な業界の作業員に愛用されているウェアで、読者諸君も目にした経験があることだろう。そんな夏の頼れる相棒・ファン付きウェアだが、ネット上では以前より、周囲の「異臭」を吸い込んでしまうケースがネタにされている。

例えば、ファンを稼働させた状態でうっかり放屁してしまった場合や、仮設トイレに入った場合、とんでもない地獄を見るというのだ。

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■多くの「空調服」は誤用

真偽のほどは定かではないが、記者は以前よりその真偽とは異なる部分に違和感を覚えていた。

こうしたエピソードが紹介される際、高確率で「空調服」というワードが使用されているのだ。たとえば26日にも、大阪市の菓子店「菓子工房シュクルリ」Xアカウントが「店入ってくるとき、空調服のファンは止めてください。マジで…」と、投稿。

その理由について「体臭とか香水は言ったところですぐに対処はできないですよね? 体臭がするのは仕方ないです。働いたり動いたりして汗かくのは誰でも当然です。私も汗をかきます。私は空調服のファンを止めて欲しい。ただこのことだけを言っています。他にも店内にはお客様がおられます。出て行かれた後も匂いが店内に残ります。空調服のファンを止める。ただ、その配慮だけをお願いしたいのです」と綴り、様々な意見が寄せられていた

なお、「空調服」は株式会社空調服によって登録商標された商品名である。したがって、こうした事例で使用される「空調服」の多くは(ピンポイントで「空調服」を指していない限り)「ファン付きウェア」と表記するのが正しいのだ。

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■公式も「登録商標」と説明空調服公式画像は「株式会社空調服_公式」Xアカウントのスクリーンショット

そして27日、前出の話題に「空調服」公式が反応。

「『(臭いが気になるから)お店の中では空調服の電源を切って欲しい』といった投稿を拝見しております。水を差すようで申し訳ございませんが、『空調服』は弊社の登録商標でございます。一般名称のファン付きウェア、ファン付き作業服をお使いいただきたく何卒よろしくお願いいたします」と綴ったポストを投稿したのだ。

こちらを受け、Xユーザーからは様々な声が寄せられていた。

さてここで改めて気になるのが、前出の「周囲の異臭を吸い込んでしまう」という現象が、「ファン付きウェア全般に当てはまるものか」という点。

空調服が独自の技術を駆使し、こうした弱点を克服しているとすれば、ネット上には空調服に対する謂れなき誤解を助長するエピソードがゴロゴロ転がっていることになる。

そこで、ファン付きウェア(および空調服)が周囲の匂いから受ける影響をめぐり、株式会社空調服に取材を打診したが、残念ながら「取材は辞退させて頂きたい」というのが同社の回答であった。

読者諸君も、「空調服」と「ファン付きウェア」の使い分けには気を付けよう。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ
配信元: Sirabee

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