現地時間7月24日、レブロン・ジェームズが自身のSNSでフィラデルフィア・セブンティシクサーズへの移籍を発表。2年800万ドル(2年目はプレーヤーオプション)という破格とも言える契約で、キャリア24年目にして新たな挑戦をスタートさせる。
2003年に18歳でNBA入りした“キング”は、これまで4度の優勝とファイナルMVP受賞、4度のシーズンMVP、NBA歴代最多得点記録更新など、数々の偉業を成し遂げ、引退後の殿堂入りが確実な存在だ。
もはやバスケットボール選手としてすべてを手にしたと言っても過言ではないが、レジェンドのチャールズ・バークレーは、レブロンが40代にしてシクサーズを頂点に導くことができれば、史上最高の選手(GOAT)議論にも大きな影響を与えると持論を展開した。
昨年12月に41歳を迎えたレブロンは、マイアミ・ヒート(2012、13年)、クリーブランド・キャバリアーズ(16年)、ロサンゼルス・レイカーズ(20年)の3球団で優勝を達成しており、シクサーズでもタイトル獲得が期待されている。
『ESPN』のスティーブン・A・スミスとのインタビューで、シクサーズOBのバークレーは、「もし彼が2年連続で優勝して、44歳、45歳でこの世界(NBA)を去るなら、今まで一度も言ったことがないことを言うよ。彼こそ、私が見た中で最高のバスケットボール選手だとね」と語った。
バークレーは現在、史上最高の選手にマイケル・ジョーダンを挙げており、その次がコビー・ブライアント、3番手にレブロンを置いている。ジョーダンは6度、コビーは5度優勝しているが、レブロンがさらに2つのリングを加えれば、順位が変わる可能性があるという。
「彼があと2つ優勝したら、史上最高と言わないのはおかしいと思う」
もっとも、バークレーはレブロンとシクサーズの挑戦が簡単ではないことも指摘している。
「長い道のりだよ。彼の年齢を考えれば、健康を維持しなければならない。NBAのシーズンは長い。レブロンとジョエル・エンビードが健康でいられるかという問題もある」
レブロンは昨季、60試合に出場して平均20.9点、6.1リバウンド、7.2アシストを記録。得点源のルカ・ドンチッチをケガで欠いたプレーオフでは、平均23.2点、6.7リバウンド、7.3アシストと数字を伸ばすなど、依然としてリーグ有数の実力者であることを示した。
シクサーズで新たに相棒となるエンビードはキャリアを通じて故障に悩まされ、直近3シーズンのレギュラーシーズン出場試合数はわずか96。シクサーズが優勝を狙うためには、この2人の健康状態が最大のカギとなる。
それでも、来季のシクサーズには大きな期待が集まっている。
エンビード、タイリース・マキシー、2年目のVJ・エッジコム、そしてトレードで獲得したジェイレン・ブラウンという強力なタレントに、史上屈指の万能型プレーヤーであるレブロンが加わった。
バークレーも、来季のチームについて「イースタン・カンファレンスの優勝候補」と評価している。
1983年以来となるNBA制覇を目指すフィラデルフィアの地で、レブロンは新たなリングを手にできるのか。もし40代で再び頂点に立つことができれば、“キング”はGOAT論争の頂点に君臨し、NBA史上最高の選手として不動の地位を築くかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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