現地時間7月27日(日本時間28日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ガードのデイレン・テリーをウェイブ(保有権放棄)し、レブロン・ジェームズと正式に契約を結んだことを発表した。
さらにチームは、メンフィス・グリズリーズとのバイアウトが合意に達したケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(KCP)とも契約予定と『ESPN』が報じており、来季最大の注目チームとなっている。
ロスターにはオールスターガードのタイリース・マキシー、オフにボストン・セルティックスからトレードで加わったウイングのジェイレン・ブラウン、そして2022-23シーズンにMVPに輝いたジョエル・エンビードというスタービッグマンもいる。
レブロンがシーズンMVP受賞者と同じチームでプレーするのは、2021~23年のラッセル・ウエストブルック以来。リーグ最高級の実力を誇るビッグマンとの共演は、ロサンゼルス・レイカーズ時代のアンソニー・デイビス(現ワシントン・ウィザーズ)に次ぐまたとない機会となる。
来季のシクサーズにはマキシー、ブラウン、エンビード、レブロンと、平均20点以上を計算できる選手が4人おり、さらに2年目のVJ・エッジコムや新加入のアンファニー・サイモンズも2桁得点が見込める。
レブロン自身も依然として平均20点を奪える能力を備えているが、新天地ではこれまで以上にプレーメーカーとしての役割が求められるだろう。
もっとも、それは“主力が健康体で試合に出場できれば”の話。特に近年のエンビードは左ヒザのケガに悩まされており、直近2シーズンで出場できたのは57試合にとどまっている。
そうしたなか、27日に『ESPN』の番組『The Stephen A. Smith Show』へゲスト出演したシャキール・オニール(元レイカーズほか)は、エンビードについて「今こそステップアップすべき時」と期待を寄せていた。
「断言しよう。彼は今年、健康な状態でプレーするはずだ。ジョエル・エンビードは、リーグを支配することになるだろう。ここで最初に言っておくが、彼はリーグ最高のビッグマンになる。今年はジョーカー(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)を追い越すはずだ。彼はうまくやってくれるさ」
今月9日にポッドキャスト番組『Unfiltered』に出演したシクサーズのバスケットボール運営部代表マイク・ガンジーも、エンビードについて「万全の健康状態でオフシーズンを迎えるのは、今回が初めてのことだ。今はコンディションを整え始めていて、少しずつ強化している段階だが、彼の意欲は非常に高い」と太鼓判を押していた。
また、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、6月にロサンゼルスでレブロンとエンビードが約2時間も非公開の話し合いをし、シクサーズについてポジティブな印象を与えていたと明かしている。
エルボーエリアを中心にジャンパーやドライブ、ポストプレーで加点するエンビードは、健康体であれば平均25点、10リバウンドは計算できる。守備でもリムプロテクターとして機能すれば、シクサーズは難攻不落のチームと化すだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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