2026年10月期に日本テレビ系で放送される連続ドラマ『俺たちの箱根駅伝』に、石丸幹二、小日向文世、生瀬勝久が出演することが発表された。箱根駅伝の生中継を巡り、テレビ局と大手芸能事務所が繰り広げる攻防の中心人物を演じる。
本作は、池井戸潤が十余年の歳月をかけて執筆した同名小説を、大泉洋主演でドラマ化する作品。箱根駅伝への復帰を目指す古豪・明誠学院大学陸上競技部の挑戦と、中継を担う架空のテレビ局「大日テレビ」の舞台裏を二つの柱として描く。
大日テレビ側の出演者には、箱根駅伝中継のチーフプロデューサー・徳重亮役の大泉をはじめ、センターディレクター・宮本菜月役の伊藤沙莉、新人AD・戸山知香役の山田杏奈、編成局長・黒石武役の高橋克典らが名を連ねている。
テレビ局VS大手芸能事務所
今回、石丸が演じるのは、大日テレビの全盛期を取り戻すべく、視聴率三冠王の奪還を掲げる社長・竹芝秀彦。黒石編成局長を巧みに動かしながら、会社の未来を見据えて厳しい判断を下す人物である。
石丸は原作を読んだ際の竹芝について、「短い登場シーンながら、インパクトのある台詞を残したキャラクターとして心に残っていました」と回想。これまで企業経営者と懇談した経験を踏まえ、「森を俯瞰する強い眼力を、皆さん、お持ちだった。そんなことを思い出しながら、竹芝役に臨んでおりました」と語っている。
小日向が演じる田村健一郎は、人気タレントを多数抱える大手芸能事務所「タムケンプロダクション」の社長。多くのメディアに強い影響力を持ち、芸能界の“総元締め”とも呼ばれる存在として、大泉演じる徳重らテレビ局側の前に立ちはだかる。
小日向は、監督から「とにかく怖い人」という人物像を求められたと明かし、「僕はどちらかというと、ぽわんとした役の方が性に合っているので、大丈夫かなと思ったりもしたのですが、めったにない役で正直すごく楽しかったです」とコメント。「田村を通して、視聴者の方にも芸能の世界の怖さが伝わり、徳重たちが四苦八苦していくさまがリアルに見えたらいいなと思っています」と期待を寄せた。
生瀬が演じるのは、タムケンプロダクションを代表する大御所お笑いタレント・畑山一平。全世代から高い好感度を得ており、大日テレビでも冠番組のメインMCを務めているが、その本音が読めない言動で箱根駅伝中継チームを翻弄していく。
池井戸作品への出演について、生瀬は「また参加できることは光栄です」と喜びを表現。畑山については「関西の大物タレントで、リアルさのさじ加減を大事にしました」と説明した。
さらに箱根駅伝について、「どんな競技も優勝以外に意味はないというわけではなくて、2位や3位の人たち、棄権でもなんでも参加した人たちの思い出が大事。終わった後にどう生きるのかが大事かなと」とコメント。「勝ち負けだけじゃなく、裏側もリアルにお見せして、来年からの箱根駅伝の楽しみ方が変わるようなドラマになるといいなと思っています」と語っている。
劇中では、視聴率アップを狙う黒石が、箱根駅伝中継をバラエティー色の強い番組へと改革しようと画策。田村に対し、畑山をゲスト出演させるよう打診する。選手や監督を二の次にした企画に徳重ら現場スタッフは猛反対するが、その声は無視され、上層部と芸能事務所によって話が進められていく。
伝統を守ろうとする中継スタッフと、数字を求めるテレビ局上層部、さらに芸能界の思惑が複雑に絡み合う中、徳重たちは箱根駅伝の生中継を無事に届けることができるのか。学生ランナーたちの挑戦とともに、テレビ中継の裏側で繰り広げられる熱い戦いが描かれる。
『俺たちの箱根駅伝』は、関東学生陸上競技連盟の全面協力のもと制作され、2026年10月より日本テレビ系で放送される。

