今季メジャー初年度から圧巻のパフォーマンスを披露しているシカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆。しかし、5月30日(現地29日)のデトロイト・タイガース戦で負傷すると、右ハムストリングス肉離れと診断を受けてILに登録された。7月にマイナーでのリハビリ出場を経てリハビリ出場を経て、7月11日(現地10日)のアスレティックス戦から復帰を果たしている。
故障前にはア・リーグで最多となる20本のホームランを記録していた村上だったが、戦列復帰後は本来の打撃を取り戻すまでに時間がかかり、最初の11試合では打率.184で本塁打はゼロと苦しんだ。
それでもここ数試合でヒットを打ち続けており、長打こそ少ないものの、29日に行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦でも二塁打を放つなど復調の兆しを見せる村上。米スポーツメディア『Athlon Sports』は 「村上宗隆のIL復帰後の不振――パニックになるべきか、それとも前半戦の数字を信じるべきか?」と題した記事で、日本人スラッガーを特集した。
同メディアは前半戦の村上を「シーズン序盤に最もダイナミックで注目を集める選手の一人だった」と総評。「ホワイトソックスが野球界の笑い者から首位チームへと変貌を遂げる原動力」と表現しつつ、成績を次のように紹介した。
「ハムストリングを負傷する前の57試合で、村上はア・リーグ最多の20本塁打を記録し、41打点、43得点を挙げた。打率は.240と控えめだったが、出塁率.378と長打率.560は、それぞれメジャーリーグ平均の.319と.403を大きく上回った。さらにOPS(出塁率と長打率を合わせた指標)は.938で平均を.216ポイントも上回っていた」
そのうえで記事は、復帰後の村上について「最初の11試合は懸念を抱かせた」と指摘。さらに内野フライ率が上昇したことにも触れ、「打撃のタイミングのズレ」を主張する。
「長期離脱から復帰した打者は、速球に追いつくのに苦労したり、通常よりも弱いフライを打つ傾向があったりする。村上の内野フライ率(IFFB%)は、最初の57試合では5.4%だったのに対し、故障者リストから復帰してからの13試合では9.1%に上昇しており、これはタイミングがずれている兆候かもしれない」
ただ、復調を示す材料として直近の成績を挙げ、「調子を取り戻しつつあるように見えた」と記述。「(現地)27日から28日にかけて、村上選手は8打数4安打、2本塁打を放ち、三振はわずか1回だった」と綴っており、復帰後に課題となっていた長打力とコンタクトの両面で結果を残して打撃が上向き始めたことを挙げている。
そして『Athlon Sports』は、三振の多さを懸念材料に挙げながらも「復帰直後はゆっくりとしたスタートだったが、打撃は急速に勢いを取り戻しているようだ」として後半戦の巻き返しへ期待を込めている。
構成●THE DIGEST編集部
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