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「震度7」熊本地震1時間後にカネの宴「政治資金ビアパーティー」を開いた「金銭授受疑惑の主」自民党・福岡県議団会長の「判断力」

「震度7」熊本地震1時間後にカネの宴「政治資金ビアパーティー」を開いた「金銭授受疑惑の主」自民党・福岡県議団会長の「判断力」

 開いた口が塞がらないとは、まさにこんなことをいうのだろう。
 7月28日夕方4時半前、熊本県各地や福岡県などを襲った震度7の大地震。発生から1時間後、金銭授受疑惑で集中砲火を浴びている自民党福岡県議団会長の松尾統章氏があろうことか、政治資金パーティーを開いていたことが発覚した。

 会場となった北九州市のJR小倉駅前にあるリーガロイヤルホテルには、「ビアパーティー」と記された1万5000円のパーティーを手にした支援者ら数百人が来場。このパーティーは毎年の恒例行事だというが、直前の大地震により、福岡県内でも大きな揺れが観測されていた。そんな状況下で平然とパーティーを開催する神経に、猛批判が集中することになる。

 地元政界関係者によれば、
「パーティーでは会場を盛り上げるためにお笑い芸人が登壇し、極上のビールと食事が振る舞われていたようです。同じ福岡の空の下、JRはストップ、猛暑の中で行き場を失った人々が駅周辺で立ち往生し、恐怖に震えていたわけですからね。ほんの目と鼻の先では、信じられない『カネの宴』が行われていたということです」

 パーティー開催の主である松尾氏は金銭授受疑惑において、告発者の吉松源昭県議から「お車代50万円」を受け取ったと名指しされている人物。
 7月27日には高市早苗総理が国会閉会後の記者会見で、
「まずは自民党福岡県連において、しっかり事実確認されるということが重要。県連の対応を踏まえ、党本部として対応すべきことがあれば、必要な対応を検討していただきたい」
 と言及したばかり。そんな状況にもかかわらず、なぜパーティー中止に踏み切れなかったのだろうか。

党内から「中止すべき」の声が出ていたのに…

 当日中止となれば、松尾氏が赤字を被らなくてならず、支援者に対して顔が潰れるという損得勘定や保身があったのではないかと想像できるが、
「党内からも『パーティーを中止にすべき』という声が噴出していたと伝えられますが、結果として危機管理能力うんぬん以前に、金集めが優先されてしまったということ」(前出・地元政界関係者)

 地方議員にとって政治資金パーティーは、政治生命を維持するために重要な集金システムのひとつ。だからこそ、不祥事でどれだけ世論が揺れようとも、大災害が起きようとも、簡単には中止にする決断には至らなかった。
「この日のビアパーティーこそが、倫理観が完全に麻痺した政治家による集金場所だったということです」(政治部デスク)

 正副議長のポストをめぐる「根回し2000万円」「500万円の茶色い封筒」に端を発した、福岡県議会の金銭授受スキャンダル。さらに震度7でのパーティー強行という決定打により、一枚岩を誇ってきた自民党福岡県議団の牙城は、今や音を立てて崩れ去ろうとしている。

(灯倫太郎)

配信元: アサ芸プラス

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