
「WEBザテレビジョン」でリニューアルスタートした俳優・高橋健介の連載企画「高橋健介オトナ化計画」。オトナを目指して「週刊ザテレビジョン」でさまざまな体験をしてきた高橋が、さらなるレベルアップのために資格や検定などに挑戦する。第23回は出演ドラマの話題など、近況を中心にお届け。オトナ化企画では、バーにお邪魔してお酒にまつわるクイズに挑戦してもらった。
■ドラマのゲスト出演を通して得た気づき
──ドラマ「ラストノート」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)第3話に出演されましたが、いかがでしたか?
樋口澄晴を演じる寺西拓人さんと2人のシーンが多かったです。昔、寺西さんと事務所で同期だった諸星翔希くんと一緒に番組に出ていて、当時よく名前を聞いていました。それに、ミュージカル「ヒーロー」で有澤樟太郎くんと共演していたり、年も同じだったりして、ずっとお話したいなと思っていました。
撮影の序盤はゆっくりお話しする時間もなかったし、役柄的にも初対面の空気感があったほうがいいのかなと思って、あまり会話をしませんでした。それで、撮影の終わりが見えてきたくらいのときに「お話ししてもいいですか?」と切り出して、いろいろとお話しさせてもらいました。そしたら「『レイディ・ベス』に出ていらっしゃいましたよね?」と言ってもらって。「めっちゃいい人だ!」と思いました(笑)。
──お芝居で対峙してみていかがでしたか?
キャリアが長い方なので、ちょっとツンケンしているじゃないけど、とっつきにくい感じだったらどうしようと思っていましたが、全くそんなことはなくて。スタッフの皆さんともコミュニケーションを取っていたし、監督からの指示にもすぐに対応していて、素敵な方だなと思いました。
──ご自身のお芝居はいかがでしたか?
僕は建設会社の社長役で3話に出演しましたが、撮影が1話の放送後でした。だから作品の世界観をつかんだうえで撮影に臨むことができました。それこそ1話で、僕が演じた社長の会社の従業員を演じる佐々木蔵之介さんが「あのバカ社長が」みたいに言うシーンがあって、そのセリフを聞いたことも役作りのヒントになりましたし。
撮影のあとにはスタッフさんから「想像通りの役で本当によかったです」と言ってもらえました。もちろん褒めてくださったんですが、ただ僕としては「想像を超えなかったんだな」と思ってしまって。舞台や映画だとやっていくうちに「これもあるね」とか「これも試してみようか」と挑戦できるけど、ドラマの単発ゲストは平均点でOKが出ちゃうから、どうしてもそれ以上のことをするのが難しくて。かといって、あまりにも爪痕を残そうとして突飛なことをすると撮影スケジュールに影響が出てしまう。
それで最近思っているのは、いつもは150点、200点のものを出したいと思うけど、単発の出演の場合は最高でも102点くらいを目指すべきなのかなと思うようになりました。きっと先方としては100点でいいと思うんですけどね。2点くらいは期待を上回ることが大事かなって。とはいえ、「ラストノート」は本当にすごくいい現場でした。最近は、舞台「丸裸刑事 PURPLE EDITION」にもゲスト出演させていただきましたし、すごくいい機会になっています。

■初体験のChatGPTに聞いたこと
──お仕事以外での近況はありますか?
相変わらずいろんな人と会っています。そうそう、舞台「逃亡者は北へ向かう」でご一緒した八十田勇一さんが「波岡(一喜)くんとご飯に行くんだけど、一緒にどう?」と誘ってくださいました。また別の日にも、前川泰之さんと脚本・演出の吉村卓也さんがご飯に行くときにも誘ってもらいました。どっちも、たぶん「会話が止まったときに、健介がいたら間がもつだろう」という感覚で呼んでくれていると思うんですけど。
──そんなことないと思いますよ。
吉村さんと前川さんの会に関しては、僕が行くことがあとから決まったのに、前日に「お店どうする?」とそれぞれから連絡が来て。僕が引き取って、3分でお店を決めました(笑)。
──すごいです。飲み会のお店決めるのって結構大変ですよね。集まる人の雰囲気だったり予算感だったり、集まりやすい場所だったりと、いろんなことに気を配らないといけないから。
最近はみんなChatGPTで決めるらしいですね。僕は使ったことありませんが。あっ、ChatGPTといえば!先日、幼なじみの結婚式と二次会に参加できました。そこに集まったのは、看護師とか広告代理店勤務とか学校の先生とか、いろいろな仕事をしている人たちで。職業は違えど、8割以上の人が仕事でChatGPTやGeminiを使っているという話をしていました。僕は全く使ったことがなくて、その日初めて使ったんです。
──おお!
二次会には男性も女性もいて、お会計をどうするかで悩みました。僕は基本、女性は支払わなくていいと考えていますが、自分ひとりで決めることでもないじゃないですか。そこでChatGPTの出番だと思って、「男5人、女2人の幼なじみで飲んでいます。これは割り勘にするべきでしょうか」「さらにひとりは遅れてきました。ただし、この人は人一倍飲んでいますが、支払い額は少なめにするべきでしょうか?」と聞いてみました。
すると「幼なじみならあまり気にすることはないですが、500円ほど男性が多く払うのはいかがでしょうか」という回答が返ってきました。面白いなと思って、その通りに支払いました(笑)。普段からChatGPTを使っている人たちは、そんなことは聞かないらしいですけど(笑)。
──とりあえずChatGPTの便利さをとりあえず理解したと。
はい。結婚式の話もしておくと。僕、その結婚式で泣いたんですよ。幼なじみが結婚したことではなく、幼少期しか知らなかった弟、妹が成長した姿を見て「うわ〜、みんな大きくなったな」と思って泣きました。
──素敵な時間を過ごせたんですね。
あと、最近でいうと、木原瑠生くんのワンマンツアーを見に行きました。田村心くんからひさしぶりに連絡が来たので、サウナ行って、お茶して…っていうデートをしたあと、夜に予定がある心くんと分かれて、僕は瑠生くんのライブへ。歌がうまいって本当にいいなって思いましたね。しかも初めてアコギに挑戦したりもしていて。いや〜、本当に素晴らしかったな。
──健介さんにとっても刺激になりましたか?
はい。そのライブがスタンディングでした。だから「僕がスタンディングでイベントをやるなら、どんなことやるかな」ということを考えました。結局、何も思い浮かばなかったですけど。
──毎月お話を伺っていますが、1か月の間に必ずプライベートでどなたかと会ったエピソードがあって助かります。
そういう話がなくなったときは、僕が僕じゃなくなるときでしょうね。例えば、昼の12時にひとつ仕事が終わって、次の仕事が17時からだとしたら、「このへんに住んでいる人いたかな」と考えて誘います。台本を読みたいなど、ひとりで過ごすこともありますが、基本的には誰かに声かけちゃいます。
──では最後に、最近“オトナ化”を感じたエピソードを教えてください。
両親の結婚記念日に、僕と姉と兄でお金を出しあって、家族みんなでステーキを食べに行きました。そのときに、「うちって決して裕福ではなかったけど、なんか明るかったよね」って僕が言いました。さらに「明るくいられたのは親父のおかげだろうな」って言ったら親父がすごく喜んでいました。そういう時間もよかったし、そろそろ親に恩返しをしていくフェーズに入ったのかなと思ったりもして。オトナを感じました。

■お酒の知識を深めてオトナ化
今回のオトナ化企画は、大人ならではのたしなみ、バーでクイズに挑戦。BAR CROSSINGのオーナー・村上雄基さんに出題していただきました。

村上:モヒートなどのカクテルは、ストローを2本刺して提供します。それはなぜでしょう。
高橋:「電磁戦隊メガレンジャー」でカップルのフリをするために、ひとつの飲み物を2人で飲むシーンがありましたが、そういうことですか?違いますよね(笑)。
村上:そうですね(笑)。
高橋:ひとりでお店に行ったとしても、2本で出てきますか?
村上:はい。
高橋:わかりました!ひとつはマドラー。ひとつのストローでまぜて、もうひとつで飲む。

村上:残念ですが、違います。ポイントは、モヒートにはミントがたくさん入っていることです。ハーブたくさん入ったカクテルはストローが詰まりやすいので、詰まるたびにストローを頼むことなく、スマートに飲めるようにストローが2本になったと言われています。
高橋:なるほど!太鼓のバチと一緒ですね。もし折れてもすぐ叩けるように、すぐ取れる場所にスペアがついています。モヒートについて、僕の持っている豆知識もいいですか?
村上:どうぞ。
高橋:モヒートを作るときは香りを出すために、最後にミントを叩いてから入れますよね。

村上:大正解!では、もう1問です。あまりバーにはいらっしゃらないということなので…初めてのバーの最初の注文で、何を頼むとスマートでしょうか?僕たちが“ツウだな”と感じるカクテルが2つあります。
高橋:そうなんだ。まず…こういうバーに来るとしたら、だいたい2軒目だと思うので、お口直し的なものかな。お寿司とか焼肉を食べた口をリセットするもので…焼肉屋でリセットするものとしてもらうのはミントガムだから…モヒート!
村上:ヒントは、ジンがベースのお酒です。
高橋:ジンって「名探偵コナン」でも重要だもんな〜(笑)。ジンを使ったお酒ってジンソーダしか知らないかも。いや、待て。ジントニックもか。でも、ジントニックはちょっと甘いしな。ロックか?ストレートかな?う〜ん…ジンのショット!
村上:残念!正解はジントニックです。1杯目にジントニックを頼まれると「バーに行き慣れている方なのかな」と思います。なぜかというと、氷の仕込みやジンの冷やし方、ライムの絞り方や炭酸の温度など、バーテンダーの技術の全てが詰まっているお酒がジントニックなんです。だから、バーテンダーとしての技量が試されている気がするんですよ。
高橋:へえ、面白い!もうひとつは何ですか?
村上:ギムレットという、ジンとライムと砂糖を使ったカクテルです。最初にこういうお酒のオーダーが入ると、「ちゃんと仕事しなきゃ」って思います(笑)。
高橋:そうなんですね!本当にオトナ知識が増えました。
次回も、お酒について詳しくなれるクイズに挑戦します。

◆取材・文=小林千絵、ヘア&メーク=yuto、スタイリング=石橋修一、衣装協力=eleventy、撮影協力=BAR CROSSING

