最強守護神エドウィン・ディアズ(ロサンゼルス・ドジャース)が、ついにドジャー・スタジアムに帰還した。現地7月29日、ドジャース専門サイト『DodgersBeat』が報じている。
この日のシアトル・マリナーズ戦。4対1の9回に経験豊富なクローザーが甲高いトランペットの音色とともに本拠地ファンの大歓声を受けながらマウンドに上がった。1死から二塁打を浴び、その後は三塁まで進塁を許すと、ジョシュア・ネーラーに適時二塁打を浴び1点を失った。一発が出れば同点の状況となったが、最後はルーカス・レイリーを一直に抑えてゲームセット。復帰登板で即セーブを挙げた。
昨オフにニューヨーク・メッツからFAとなり3年総額6900万ドル(約106億9500万円)でドジャースに加入したディアズ。開幕序盤は期待通りの活躍で4セーブを積み重ねていたが、4月19日のコロラド・ロッキーズ戦を最後に翌20日から負傷者リスト入り。のちに右肘を手術した。
試合前、デーブ・ロバーツ監督はディアズを再びクローザーに戻すことで、救援陣全体の役割が明確になると『DodgersBeat』を含めた現地メディアに説明している。「クローザーの役割に戻すことで、他の投手たちはそれぞれ異なる責任や、重要な場面での役割を担えるようになる」と話し、ディアズ復帰によるブルペン全体への効果を強調した。
さらに指揮官は「ディアズが戻り、9回から逆算して投手陣(ブルペン)を組めるようになったことで、チームが大幅に強化された」と語り、復帰の大きさを実感しているという。
また、離脱前に見られた制球面の不安定さについて、ロバーツ監督は身体的な問題が影響していた可能性を指摘。「手術で取り除いた骨片のようなものは、まるでサメの歯のように見えた。それが腕の伸びやボールの感覚などに影響を与えていた」と説明した。
ディアズ本人は現在、以前よりも良い状態だと指揮官に伝えているという。同監督は復帰直後の球速よりも、制球力やスライダーの状態を重視する考えを示し、「復帰できた興奮やアドレナリンで球速は自然と戻ると思う。私が見たいのは制球面と、スライダーがどのような軌道になっているかという部分だ」と語った。
ディアズの復帰で、ドジャースは終盤を任せられるクローザーを再び加えた。今後は本来の球威と制球力の安定が、ブルペンの鍵となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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