ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)を使い、オリオン座の1等星ベテルギウスを公転する伴星とみられる天体が撮影されました。ESOのプレスリリースでは、伴星(ベテルギウスB)の存在を示すこれまでで最も強力な証拠を発見したとしています。

ベテルギウスは、オリオン座の肩のところで赤く輝く1等星です。晩年になり大きく膨らんだ赤色超巨星で、遠からず超新星爆発を起こす可能性があると考えられています。その明るさは周期的に変化し、以前から、その変動の一部は伴星の存在によるものではないかとみられていました。
伴星とみられる天体の質量は予想より大きかった

2024年に発表された二つの研究では、2024年12月に伴星がベテルギウスから最も遠ざかり、観測しやすくなると予測されていました。画像はその2024年12月に、VLTのSPHERE装置で撮影されたものです。十字線のところに伴星とみられる天体が映っています。なおベテルギウス自体は隠されており、中央の白い円はベテルギウスのサイズを示しています。
当初、伴星は太陽と同じ程度の質量だろうと考えられており、今回の観測では伴星を検出できるだけの感度はないとみられていました。しかし実際には伴星の質量が太陽の2.6〜3.1倍あり、予測より大きかったことから観測できたとのことです。
「伴星が本当にそこにあることを確かめるには、1年後に恒星の反対側で観測する必要があります。しかしもはや疑問の余地はほとんどありません」と、今回の研究を率いたフランスの研究者のMiguel Montargès氏は語っています。
(参考記事)
オリオン座の1等星ベテルギウスで予想されていた伴星を初めて発見!
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(参照)ESO

