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にじさんじ・甲斐田晴が歩んできた“足跡”を辿る「僕をここまで連れてきてくれてありがとう」夢を実現させた初のソロライブ

にじさんじ・甲斐田晴が歩んできた“足跡”を辿る「僕をここまで連れてきてくれてありがとう」夢を実現させた初のソロライブ

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

VTuberグループ「にじさんじ」に所属する甲斐田晴のライブイベント「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」が、7月29日に東京・東京国際フォーラム ホールAで開催された。本ライブは全編生バンドにて展開、さらに彼の活動に関わってきた方たちがバンドメンバーとして集結したりと、まさにタイトル通り“足跡”が感じられるものとなっている。WEBザテレビジョンでは、圧巻のバンド演奏や演出、さらにオリジナル曲のみで構成されたセットリストなどで観客を熱狂させたイベントの模様をレポートしていく。

■夏の暑さを吹き飛ばすようなセットリスト

開演時間になるとバンドメンバーによる演奏が鳴り響き、その迫力や音圧に圧倒される。スクリーンにはカウントダウン映像が投影され、「3、2、1……」といった合図とともに、本ライブの主役である甲斐田が姿を現した。彼が最初に歌うのは「魔法について」で、会場内に漂う幻想的な雰囲気からは目が離せなくなる。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

「今日は最高の1日にしよう!」と客席に声をかけながら、思わず感動を覚えるような楽曲が続いていく。「声の旅」では観客によるクラップが飛び交ったりと、彼らの一体感も存分に伝わってきた。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

ライブ序盤の熱気もそのままに、MCでは「すげー元気じゃん」「外暑かった?」とコミュニケーションを楽しむ甲斐田。彼がソロライブでやりたかったと語るコーレス(コールアンドレスポンス)では、「日本の東側から来た人〜!」「西側〜!」と、個性もうかがえるひと時に。また海外から来たという方も多く存在し、甲斐田晴がさまざまな人に愛されていることを改めて実感した。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

ここからは夏の暑さを吹き飛ばすようなセットリストが展開され、4月に発売された2nd Mini Album「WEATHER」にも収録された「アイスブレイクブレイカー」や、彼が苦手だと公言している“トマト”を題材にした「トマトは愛を解さない」、やぐらの上で歌い上げる「雷命」など、歌唱だけでなく演出面も見逃せない。特に「アイスブレイクブレイカー」では曲中に雹(ひょう)が降ってきたり、彼のおともであるエンコくんがサプライズ登場したりとバーチャルならではの演出も目を引いた。
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.


そして曲間では「野菜の中でトマトが一番好き」と語る堀江晶太(バンドマスター/ギター担当)をはじめとしたバンドメンバーによるトマトトークが繰り広げられたりと、他のライブではあまり見られないような展開にもクスッと笑ってしまう。また堀江自身が「トマトは愛を解さない」の編曲を手がけていることもあり、楽曲制作にまつわるエピソードを耳にすることもできた。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

共通衣装へと着替えた甲斐田が次に歌うのは、このライブのために準備した「-足跡- Special Medley」。「清風」から「水の記憶」までの全16曲がメドレーになっており、オリジナル曲が充実しているからこその試みに客席からは「最高〜!」といった声も次々と上がっていた。
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.


■甲斐田晴の成長に欠かせない“ユニット”の存在

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

甲斐田晴の“足跡”を辿るならば、ユニットの存在も欠かせない。本ライブでは2つのユニット楽曲を彼がソロで披露する場面もあり、同期ユニット「VΔLZ」から「青春応歌」、2021年に結成された「ROF-MAO」からは「フルカウント」を歌い上げた。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

ユニット衣装を着用しての歌唱に加え、「VΔLZもROF-MAOも今まで頑張ってきた足跡の一つなので、皆に聴いて欲しかった」と話す様子には涙を浮かべた方も多いはず。さらに同期である長尾景と弦月藤士郎からのサプライズについても明かしており、「いい仲間を持ったな」とコメントを残していた。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

ダンサーを交えて披露した「Rainy Days」や「Shiny Sunny Step」、夕方のチャイムを彷彿とさせる音楽が流れた後にはじまった「茜色の歌」など、天気や情景の変化を感じさせるような楽曲が続いていく。また「Rainy Days」から「Shiny Sunny Step」の繋ぎは“雨上がりの晴天”を連想させ、ライブで聴くことにより特別感もうかがえた。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

観客と一緒に歌えるような工夫が凝らされていた「何色」歌唱後には、メドレーを含めて32曲歌ってきたことを明かす。また全ての曲が甲斐田のオリジナル曲で構成されているのも驚きだ。「今日が晴れで本当に良かった!」と口にし歌う「晴れと褻」、そしてリスナーの背中を押してきたであろう楽曲「才能が無いから何だ」では「才能が無いと思っていた僕を、ここまで連れてきてくれてありがとう!」と声を上げ、ライブは一度幕を閉じた。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

■「僕から皆へのプレゼント」夏らしい新曲も初披露

ライブグッズとしても販売されているTシャツ姿で登壇したアンコールでは「始まりの理由を」に加え、「僕から皆へのプレゼント」と称した新曲「くれくれ!CRAZY」が初披露される。これまで多くのライブを経験してきた甲斐田だが、「ずっとステージにいられるって、こんなに面白いのか」と、うれしさや喜びを滲ませていた。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

これまで挫折を多く経験してきたと語る彼は、当時「本当に夢が叶うのかな」と思いながらデビューしたそう。しかし念願のソロライブを実現させた今「夢を叶えました」「本当に、たくさん夢を見せてもらっています」と、周りの人や応援してくれている方へ感謝の言葉を述べており、彼の思いや音楽に対する姿勢に改めて感心させられる。

「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.

そんな甲斐田がラストに選んだ楽曲は、2022年に公開された初のオリジナル楽曲「透明な心臓が泣いていた」。「ここまで一緒についてきてくれてありがとう!」「また配信で会おうな!」「また次回だ(次甲斐田)!」という言葉を残し、彼の“やりたいこと”が詰まったライブは、無事に締めくくられた。

◆取材・文=渡辺美咲
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より
「甲斐田晴 1st One-Man Live -足跡-」より / (C)ANYCOLOR, Inc.



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