
【バイタルエリアの仕事人】vol.66 ジャーメイン良|キャリア初タイトルを獲得した広島を離れて清水へ。移籍決断の舞台裏「非常に魅力的なチャレンジだと思った」
攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第66回は、清水エスパルスのジャーメイン良だ。
ジャーメインは流通経済大柏高、流通経済大を経て2017年にベガルタ仙台でプロキャリアをスタート。その後、21年に横浜FC、22年にジュビロ磐田、25年にサンフレッチェ広島、そして26年6月に清水へ新天地を求めた。
シーズン移行に伴い、半年間限定で行なわれた直近のJ1百年構想リーグでは、サンフレッチェの一員として16試合に出場し、3ゴールをマークした。まずは、広島時代を振り返ってもらった。
――◆――◆――
2025年のアジア・チャンピオンズリーグ2は、苦い思い出です。チームの問題で準々決勝の第1戦が敗戦扱いになり、結果として負けてしまいました。今年のアジア・チャンピオンズリーグエリートでは、アウェーでの決勝トーナメント第1戦で早い段階で10人になってしまい、難しいゲームになりました。第2戦でも合計スコアで逆転できなかったので、苦しい経験をしました。
僕にとっては、初めてのアジア・チャンピオンズリーグ2やアジア・チャンピオンズリーグエリートでアジアのチームと対戦をして、すごく良い機会になりましたし、もう一度これらの舞台でプレーしたい想いがすごくあります。
百年構想リーグは、引き分けで終わりではなく、PK戦があったのでいろいろな戦い方があると思いました。
実際に百年構想リーグが始まった時は、今までのJリーグと変わらない気持ちでプレーしていましたし、1戦1戦勝利を目ざしてやっていました。そのため、これまでのリーグ戦とはそんなに変化はなかったです。
ただ、EASTとWESTでリーグが分かれていたため、東側のチームとはプレーオフ以外で試合をしなかったので、直近に戦ったチームとまたすぐにゲームをするのは、少し不思議な感覚でした。
また、百年構想リーグではドローでもPK戦で勝てば勝点1ではなく、勝点2を得られたので、引き分けでも通常のシーズンよりも、少しポジティブな気持ちになれるような感覚はありました。
現在31歳のFWは、今夏に広島を離れて清水へ完全移籍した。どのような理由で加入を決断したのか。その背景とは――。
――◆――◆――
僕は2025年に広島へ行き、初めてJ1の上位争いを経験し、ルヴァンカップではキャリア初のタイトルを獲得できました。
広島には本当にすごく良い選手がたくさんいました。選手層がとても厚く、誰が出ても戦えるようなチームの状況でした。
そのなかで、僕としては環境を変えたかったと言いますか…新しいチャレンジをしてみたい気持ちが強かったなかで、エスパルスから話をいただきました。広島で少し試合に出場する時間が少なくなっていたからではなく、仮にレギュラーだったとしても、エスパルスから同じ話をいただいていれば、移籍をしたと思います。
クラブだけではなく、エスパルスの吉田孝行監督とも話をさせていただき、チームから必要とされている熱意のようなものを感じました。僕が100%監督のサッカーにフィットすることや、僕の強みをチームで出せるようになっているとも伝えていただきました。
また、本気でタイトル獲得を目ざしている話もしていただきました。それを聞き、エスパルスの一員として、アジアの舞台に立てるようになりたい。そういった気持ちになりました。非常に魅力的なチャレンジだと思ったので、移籍を決めました。
僕が本当に責任感を持って、完璧にフィットして、最高の状態で結果を出さなければ、タイトルは見えてこないと思います。結果を出し続けなければいけないといった強い責任感や、自覚も加入を決定づけた1つの理由にあったような気がします。
チームにも溶け込めていると思います。もともと静岡県に住んでいたので、当時と市は違いますが馴染みはありました。サッカーについても、7月のオーストリアキャンプを通じて良いコミュニケーションが取れて、監督のやりたいサッカーもしっかりできるようになってきたと思います。
※後編に続く。次回は7月31日に公開予定です。
取材・文●沖野楓弥(サッカーダイジェストWeb編集部)
【画像】ゆうちゃみ、鈴木亜美、日向坂や乃木坂の人気メンバー、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Jのスタジアムに華添えるゲストを特集
【画像】Jリーガーが好きな女性タレントは?長澤まさみ、ガッキー、広瀬すずらを抑えての1位は…
【記事】「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」
