今季ナ・リーグ東地区で唯一勝率5割に届いていない(46勝63敗)ニューヨーク・メッツ。来たるMLBトレードデッドラインではトレード市場に主力級の選手を放出する“売り手”に回ると見られている。
その選手のうちの一人がフレディ・ペラルタだ。昨季ミルウォーキー・ブルワーズでリーグ最多17勝(6敗)を収めた先発右腕は、3対1のトレードで大都市球団に移籍。今季は22登板で防御率4.99、クオリティスタート4回、5勝9敗と期待に応えられていない。
市場価値が大きく下がっている状態のペラルタだが、米スポーツ専門メディア『Fan Sided』が現地7月27日に報じたところによると、複数球団が獲得に関心を示しているという。そのうちの一つが、現在先発ローテーションに離脱者を抱えるロサンゼルス・ドジャースだ。
「もしドジャースがタリク・スクーバル(デトロイト・タイガース)のような選手を獲得するために多くの対価を支払いたくないなら、ペラルタのような選手の方がはるかに魅力的だ」と『Fan Sided』。直近2シーズンでア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞している現役最強左腕のドジャース入りが囁かれている中、“割安感”のある選択肢を提示した。
ドジャースは以前にもペラルタ獲得に興味を示していた経緯があり、対ドジャース通算では4勝2敗・防御率3.40という好成績。直近のドジャース戦では4回2失点と踏ん張った。
米スポーツメディア『NBC Sports』によると、ペラルタはドジャース戦後に「(トレード放出の)可能性は隠せない。おそらくそうなる(トレードされる)と思う」とコメント。ニューヨークでの登板がこれで最後になるかもしれないと認めていた。
『Fan Sided』が提案するトレード対価の中心は、ドジャースの27歳右腕リバー・ライアンだ。2024年に4先発でほぼ防御率1点台以下という成績を残しており、現在は故障しているものの、まもなくの復帰が見込まれている。さらに20歳の有望株であるチェイス・ハーラン三塁手を加えるパッケージだ。
ドジャース側としては、故障明けで結果が出るか不透明なライアンを抱え続けるよりも、ポストシーズン経験のある先発投手を確保する合理的な動機がある。
一方のメッツ側としても、今オフにFAとなるペラルタを見返り無しで退団させるよりは将来につながる補強ができるというメリットがある。かつてはMLBトップ100プロスペクトにも名を連ねており、MLBでの実績もある27歳にはもちろんリスクが、メッツに失うものはほとんどないと『Fan Sided』は説明する。
両チームの状況を考えると取引が成立する合理的理由がある。ただ、そもそもドジャースがライアンの放出を検討するのか、メッツが同リーグ最大のライバル球団の一つにペラルタを放出するか、という点には疑問が残るだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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