
本作は、愛する人を守るため、世界中の人々から自分の存在を消し去る決断をしてから4 年。孤独なヒーロー活動に専念するピーター・パーカーに、未知の DNA 変異という“内なる脅威”が迫る。時を同じくしてNY を襲う“新たな敵”。逃げ場のない二つの脅威に挟まれ、スパイダーマンはかつてない戦いへと身を投じていく——という物語が展開する。

レッドカーペットのトップバッターで登場したのは中村獅童&陽喜・夏幹親子。獅童は「スパイダーマン」シリーズのイベント最多出場記録を持つことが紹介されると、「感慨深いです」と微笑み、「最初に『スパイダーマン』のイベントにスパイダーマンスーツを着て出させていただいたのが2004年。その時に自分の息子2人とこうやって、スパイダーマンのイベントに出演するというのは思っていなかったことなので」と息子たちを見つめる。陽喜はレッドカーペットを歩いたことについて「すごく光栄です」と語り、夏幹は「初めてだから、ちょっと楽しいです!」とうれしそうな表情を見せる。「『スパイダーマン』は子どものころから観ている作品」と話した獅童は「常に進化し続ける伝統と革新、自分自身も伝統と革新ということを胸に秘めながら生きていけたらと思っています」とコメントし、「まだまだスパイダーマンに頑張ってもらいたいなと思っています!」と期待を込めていた。

スパイダーマンの魅力は「スーパーヒーローなのに飾らずに、ちゃんと人間味もあって、失敗したり壁にぶつかったりもするけれど、まっすぐにそれに向かい続けてきている。その姿が本当にかっこよくて。飾らない姿が憧れです」と語った八木は「『スパイダーマン』の卒業論文を書きました」と告白。スパイダーマンへの愛が溢れているようで、「今日のドレスも『スパイダーマン』の赤を意識して選びました!」とニッコリ。『スパイダーマン』に登場するキャラクターを選べるなら?との質問には「せめてピーターとMJと、ネッドの仲間的な存在にちらっとでもなれたらいいなと思います!」と願望を語っていた。

「レッドカーペットを歩くこと自体が初めて。なかなかこんなピンヒールを履かせていただく機会もないので、いろいろなことで緊張している」と話した山之内は真っ赤なドレスで登場。USJのアトラクションで長くスパイダーマンに馴染んできたという山之内は「私はすごくせっかち。エレベーターも待ってられなくて。もしスパイダーマンの糸が使えたらどんなに楽だろうと思って映画を観ていたので、もし使えるなら日常的にあのパワーを使いたいです!」と目を輝かせていた。

仲良く手を繋いで登場したアンミカ&セオドール・ミラー夫婦。アンミカは「ヒーローとしての葛藤を持っていたり、若者ゆえの自分の向き合い方がすごく不器用で。転んでも立ち上がって、一生懸命頑張っている姿から自分も頑張ろうと思えたり、希望をもらえるところ、人間らしいところが好き」と話し、ミラーは「スーパーヒーローのなかで一番親しみやすい。ウィットもあるけどヒューマン(人間味)がすごくあって、いろいろ欠けているところもありながら…というのが好き。子どものころからずっと憧れのヒーローです」とスパイダーマンというキャラクターの魅力を語る。黒の衣装でまとめたことについてアンミカは「スパイダーマンといえば赤と青が目を引きますが、今日は新作のイメージに合わせて。暗闇のなかから希望という光を見出す新しいスパイダーマンに期待して、ゼロという部分の黒を意識したコーデにしました!」とニッコリ。ブローチも、髪をまとめたリボンや、ストッキングにも「スパイダーマンを360度、散りばめています!」とポーズを決めながら取材陣に披露していた。

最後に登場したのはMrs. GREEN APPLEの大森、若井、藤澤。先日のワールドプレミアでもレッドカーペットを歩いた3人。「すごかったです!」と切りだした大森は「みんな盛り上がってテンションが高くて。スパイダーマン愛に満ちた空間でした」と感想を語る。トム・ホランドとも会えたそうで、「リモートで対談などをしていたこともあり、僕のことを覚えてくれていて。『MOTOKI!』と言ってハグもしてくれました。涼ちゃんが着ていたジャケットも気に入ったようで『かわいいね』って。楽曲についても、感想を言ってくれてうれしかったし、みんなで写真もとりました!」と充実した時間を過ごしたと伝えていた。

登場キャラクターになるなら誰になりたいか、との質問に大森は「スパイダーマンが好きだからこそ、安易にスパイダーマンとは言えない」と答えると、若井、藤澤の2人も同意のようで大きく頷く。「ネッドがいい。すごくいいじゃないですか」と大森が語ると、岩井が「僕もネットがいいし、涼ちゃんもネッドが似合う!」と話し、藤澤も「みんなネッド」と笑顔。トリプルネッドが誕生したところで、大森は「ネッドが近くにいたら心強い。誰かのネッドでありたいなと思います」と、3人で微笑みあっていた。

レッドカーペット後には、Mrs. GREEN APPLEの3人が登壇する舞台挨拶も実施された。日本版主題歌の制作のため、ロサンゼルスのソニー・ピクチャーズ本社を訪れたそうで、ハリウッドの名プロデューサーであるケヴィン・ファイギとも対談したという。「ケヴィンが直接、いろいろ話をしたいと言ってくれて。どういう世界線なんだろう…って思いました」とうれしそうに話す大森。打ち合わせ自体はすごくフランクなものであったようで「お互いのスパイダーマンの好きなところを語っていたら、時間が過ぎちゃったって感じです」と報告した大森は「日本版主題歌の難しさを我々もわかっているつもりでしたが、チームが日本に託したいものをきちんと感じ、我々なりに120%気持ちを込めて作りました」と胸を張っていた。

大森はワールドプレミアを振り返り、「スパイダーマンが糸を出す時のポーズが”I LOVE YOU”のハンドサインと同じじゃん!って思って。曲にも反映させてもらって。トム(・ホランド)がそれをやってくれたのがうれしかったです」と感激の様子で語る。さらに「僕たち、本当にスパイダーマンが好きなんです!」と力を込めた大森は今回の見どころについて「また僕たちの人生に寄り添ってくれる作品が爆誕したなと。見どころは全部です!瞬きする暇もない作品になっているのでぜひ楽しんでください!」と観客に呼びかけていた。
取材・文/タナカシノブ
