ニュースだけじゃ伝わらない米女子ツアー選手たちの魅力を現地からレポートします!
走り切った1年その先に見えた自分

米女子ツアーのルーキーイヤー、竹田麗央は堂々たる成績を残した。3月の「ブルーベイLPGA」で勝利をあげ、年間ポイントレースは4位にランクイン。11月の最終戦を終えると「みなさん上手だけど、自分のゴルフをしっかりしたら通用するっていうのが1番の発見だったかな」と報道陣へ語った。
竹田はとにかく試合に出まくった。ツアー最多の31大会に出場し、ラウンド数もツアー最多の114。「休むという感覚がなかった。出られる試合は出る、という感じですね」と、年間を通して戦えたタフさに気づけたことも収穫だ。唯一心残りがあるとすれば、目標に掲げていた新人賞に届かなかったこと。
8月の全英女子オープンを制した山下美夢有にシーズン中盤でポイントを逆転され、2位に甘んじた。山下の戴冠が決まった際には「やっぱり、すごく獲りたいと思っていたので、悔しいです」と率直な気持ちを吐露した。
新人賞レースで熾烈に競った2人だが、6月のダウ選手権ではペアを組み、オフの日には一緒に大リーグ観戦したり、食事に行くなど親交を深めている。山下から見た竹田は「なんか可愛いな」という印象。

「麗央ちゃんは2歳下で、ゆった~りしているのに、いうことが結構おもしろい。想像を超えてくるおもしろさがあります」。
2人はうまくオンとオフを切り替えているという。オフのときはまったくゴルフの話をせず、楽しいひとときを過ごす。それが一転して、試合になると、たとえ同組になっても各々のプレーに集中する。オンモードの山下から竹田は学ぶことがあった。
「8月の全英女子で3日間一緒に回ったんですけど、やっぱりなかなかボギーを打たない。私は1個ミスがきたら、すぐボギーになったところもあったのに……。その辺が優勝できる人と優勝できない人の差かな、と思います」。
オフに取り組んだのはショートゲームの精度を上げること。短いオフを経て、米ツアー2年目も快進撃となるか。1月29日、今シーズンの初戦がスタートする。
いかがでしたか? 海外での活躍を応援しましょう!
竹田麗央
●2003年生まれ、熊本県出身。24年は「KKT杯バンテリンレディス」「フジサンケイレディス」「ソニー日本女子プロ選手権」「日本女子オープン」「TOTOジャパンクラシック」で優勝し、年間女王に。25年は「ブルーベイLPGA」で米ツアー2勝目をあげた。
写真・文=南しずか
●みなみ・しずか/東京都出身。 2009 年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「Sports Illustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

