野球のトークイベント「『探球論REAL&LIVE』辻発彦×平石洋介」が、7月30日に都内で開催。元埼玉西武ライオンズ監督の辻氏と元福岡ソフトバンクホークスコーチの平石氏が、常勝軍団について語り合った。
同イベントでは、現役時代に西武の二塁手として黄金期を支えた辻氏の伝説プレーが取りあげられた。それは読売ジャイアンツと対戦した1987年の日本シリーズで、一塁ランナーだった辻氏が味方のシングルヒットで相手外野手の隙をついて一気にホームまで生還した神走塁だった。
84年から95年までの在籍時に、9度のパ・リーグ制覇を成し遂げた当時の西武ライオンズ。辻氏は「自分の持っている能力で、全力で走りなさいということですよ。何秒とかではなくて」と、全力疾走が徹底されていたと振り返る。
そうなれた要因を辻氏は広岡達朗氏や森祇晶氏といった名将の的確な指導に加え、「1人ひとりが全部厳しかった。プロフェッショナルで。選手同士も厳しかった」と、分析する。
この見解に対し、平石氏は「今のホークスも、選手同士で言い合います」と明かす。17年から4年連続日本一に輝いたソフトバンクにもプレイヤー同士の厳しさがあると述べる。
辻氏が先述した試合中の全力疾走はもちろん、試合前のシートノックもソフトバンクの選手らはしっかり取り組むと回想。最近では柳田悠岐が若手に“ソフトバンク野球”を伝承しているという。
常勝軍団を肌で知る両者が、勝者につながる共通点を紹介した。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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