サンディエゴ・パドレスのメイソン・ミラーは今夏、米国各メディアによりトレード要員のひとりとして位置づけられている。チーム成績は勝率5割付近を維持し、プレーオフへの希望も残されているものの、ミラー放出の噂は絶えない。
今季もリーグトップの28セーブ(7月29日時点)を挙げている守護神には、優勝争いを演じる上位球団からのオファーも見込まれており、8月3日(米東部時間)のトレード期限までその動向が注目を集めることは必至だ。
一方で、パドレス専門サイト『Friars ON BASE』は、他球団がミラーを獲得するための条件を7月29日掲載の記事の中で明かしている。パドレス側は移籍交渉には応じるものの、トレード成立までのハードルは極めて高いようだ。
記事では、A.J.プレラー編成本部長がすでにミラーのトレードに関する条件を示しており、相手球団が「絶対に放出できない選手」も含めすべてのプレーヤーを交換要員としなければならないという。
同メディアは、「“交渉対象外”の選手はひとりもいないという前提で臨んでほしい」というパドレス側の意向を伝えながら、補強ポイントにも言及。「言うまでもなく先発ローテーションだ。パドレスには信頼できるメジャー級の先発投手が必要であり、それはプレラーに電話をかけている全球団が理解している。しかし、その必要性があるからといって、安売りのようなトレードを受け入れる理由にはならない」などと指摘する。
また、ミラーを「2029年シーズンまで球団保有権が残るエリートクローザー」と評しており、昨季の獲得時には「スーパースター級の代償を払った」という背景も、強気の姿勢を貫く理由だと説明している。
同メディアは、「ミラー獲得を本気で目指すのであれば、まずはサンディエゴの先発陣を大きく変えられるような、若く球団保有権の長い先発投手を提示すべきだ。そのうえで、さらにもう1人のトップ級戦力を加えなければならない」として、トレード成立の条件を強調し、そのうえで、「それ以下の条件では、プレラーが持つ最大のトレードカードを無駄にするだけでなく、交渉に費やす時間さえ無意味になってしまう」などと見通している。
ミラー獲得を実現させるためには主力級の交換要員が必要という、パドレス側の条件をのむ球団は果たして現れるのか。その答えは、間もなく明らかとなる。
構成●THE DIGEST編集部
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