日本におけるガレージシーンで注目を集めるバンド「MAD3」でギターを担うEDDIE-Xさんは、ここ日本で「ROCKERS」カルチャーを大切に育んできた人物でもある。そんな氏にROCKERS流のこだわりを聞いた。
モーターサイクルは独りでできるロックンロールなんだよ

「小学生からギターを弾き始め、中学からはライブ活動をスタートしましたが、もともとはパンクやモッズが好きでした」
スリーピースバンド「MAD3」でリーダーを務めるEDDIE-Xさんが、ROCKERSにハマったキッカケは、ROCKERSコミュニティ「59クラブジャパン」の解散だった。日本のROCKERS文化がなくなってしまう危機感を感じ、もともと乗っていたBSAをカフェスタイルに仕立てて、自らROCKERSとして活動を始めたのだ。
「そこで気がついたのが、モッズは音楽として確立しているのに、ROCKERSはバイク文化が中心で、音楽としてまだ確立していないことでした。そこで、ブリティッシュロックンロールを掘り下げるようになったんです」
現在のスタイルには、50〜60年代アメリカのグリーサースタイルも反映。革ジャンにはワンスターのカスタムを施しつつ、背中に尊敬するイギリス人オリジナルROCKERS、トリーニー氏へのオマージュとしてスカルをペイント。ロンドンのエースカフェで結婚式を挙げたこともあり、ROCKERSカルチャーは、エディさんの人生の一部となっている。
「バイクは一人でできるロックンロール。バンドはメンバーが必要だけど、バイクは走り出せば、それでロックロールが成立する。それがいいところですね」
BSA 1969 A65 THUNDERBOLT

アメリカで販売されていた1969年式BSAサンダーボルトをベースに、オリジナルにカスタマイズ。スワローハンドルをエースハンドルに換装。ROCKERSのスタイルを受け継ぎつつ、60年代後半のアメリカのカルチャーに影響を受けたグリーサーのテイストを反映させた。

ロケットや宇宙船をイメージし、ハーレーのドレスアップパーツとフォルクスワーゲンのバイザーを装備。シールドには自作のグラフィックを入れた。

リブの入ったルーカステール、ウインカーのキャデラック風ロケットレンズはハーレー用。ナンバープレートは地元の国分寺で手に入れた逸品。

650㏄の空冷OHVパラレルツインを搭載。大口径アマル製モノブロックキャブレターはシングルで扱いやすく、出だしで「トライトン」に勝ったことも!

オーダーメイドしたヒョウ柄のダブルシート。燃えないように家具用の耐火性のある生地を使用し、ブラックのパイピングでデザイン性をアップさせた。


イノセントアンティークスとヴァーグウォッチのコラボ腕時計を愛用。EDDIE-Xさんの名前入りオリジナルブレスレットと重ねづけした。右手はカスタムバイクブランド「TRIBSA」のブレスレット。


イギリス海軍のパイロットブーツの下に、厚手のシーブートソックスを着用。スカルやスタッズで装飾されたパンクキャスケットを愛用する。


革ジャンはルイスレザーズ製ブロンクス。ベストは60年代ルイスレザーを復刻したアトラクションズ製。ネクタイにスカルのピンでアクセントに。

現在、EDDIE-Xさんが取り組んでいるのが映画の制作。ヴィンテモーターサイクルをテーマとしたロードムービーで、タイトルは『SOME RIDERS』だ。監督、主演はEDDIE-Xさん(@mad3_official)。共演は盟友の久保隆一さん( @kubo_ryuichi)。音楽はEDDIE-Xさんと久保さんが担当。制作・編集はmotordrop(@motordrop)さんが務める。最新情報はそれぞれのインスタグラムでチェックできる。
\人気の“カフェレーサー”をもっと知るならコチラ/
低く構えたセパレートハンドルにシングルシートを備えた「カフェレーサー」と呼ばれるカスタムは、いつの時代も根強いファンに支えられてきた人気のスタイルです。しかしこのジャンル、「何だか意味はよく分からないけれど、カッコよさそう……」と、スマートな語感からオシャレなジャンルと捉えている人は多いかもしれません。もしかして“バイクに乗ってコーヒーを飲みに行くこと!?”。――スタイルが多様化している現代においてはそれも正解ですが、実際のところ、そのルーツはかなり野蛮で、1950~60年代にイギリスで、エネルギーを持て余したバイクに乗る不良たちが深夜営業のカフェに集まり、夜な夜な違法で危険な公道レースをしていたことに由来します。しかし時を経た現代では、カルチャーも発展し、メーカー各社からそれを模したバイクが発売され、高い人気を得ている他、人それぞれの解釈から実にさまざまなカフェレーサーが誕生しています。それ故にSNSでは“これはカフェレーサーじゃない”といった論争もたびたび巻き起こる、謎多きスタイルでもあるのです。そこで「そもそもカフェレーサーとは!?」という基本知識にはじまり、現在人気のスタイル、さらには販売されている新車まで詳しく解説。実際のオーナーや人気ショップの最新カスタムなどを通じて、さまざまな切り口で百花繚乱な“現代カフェレーサー”の魅力をひも解いていきます。カフェレーサー好きならずとも必見の永久保存版です!!購入はこちら!