現地7月30日、イギリス・グッドウッド競馬場で行われたG1・ナッソーステークス(芝1980m)は、ライアン・ムーア騎手騎乗のダイヤモンドネックレス(牝3、愛・エイダン・オブライエン)が快勝した。フランスのクラシック2冠を制した実力馬が無傷の6連勝を飾り、欧州3歳牝馬のトップの座を確かなものとした。
【直線の攻防】凱旋門賞へ!?ダイヤモンドネックレスが無傷の6連勝…英ナッソーS断然人気に支持されたダイヤモンドネックレスは、中団で折り合いをつけながらレースを進めると、直線でムーア騎手の合図に鋭く反応。残り1ハロンでG1馬フレンドリーソウルをかわして先頭に立ち、そのまま後続を突き放して約3馬身差で快勝した。2着はフレンドリーソウル、さらに5馬身差の3着にはシーザファイアが続いた。
父セントマークスバシリカの産駒であるダイヤモンドネックレスは、これでデビューから無傷の6連勝。今季は仏1000ギニー、仏オークスに続くG1・3勝目を挙げ、通算では4度目のG1制覇となった。
オブライエン師「あらゆる選択肢がある」 欧州3歳牝馬の新女王が秋の大舞台へ前進
エイダン・オブライエン調教師は「今回は年上の牝馬との対戦で、どうなるか分からなかったが、この馬の力を試したかった。決して楽な相手ではなかった」と振り返り、「フランスの牝馬限定戦やレパーズタウン、凱旋門賞の前哨戦など、あらゆる選択肢がある」とコメント。さらに凱旋門賞についても「可能性はある。次走がその後の進路を決めることになるだろう」と語り、世界最高峰レースへの挑戦を視野に入れていることを明かした。
ムーア騎手は「これまで騎乗した中で一番いい状態だった。レースを使うごとに成長している」と愛馬を高く評価。「スムーズに運び、楽な手応えで抜け出した。本当に質の高い競走馬で、優れた切れ味を持っている。2000mがベストだと思うが、一流馬はどんな条件にも対応できるので、さらに距離が延びてもこなせる可能性はある」と今後への期待を口にした。
2着フレンドリーソウルを管理するゴスデン調教師は「勝ち馬は並外れた牝馬だった。それでもこちらも非常にいい競馬をしてくれた」と勝者を称賛。3着シーザファイアに騎乗したオイシン・マーフィー騎手も「勝ち馬は本当に強かった」と、その能力に脱帽していた。

