現地7月29日、イギリス・グッドウッド競馬場で行われたG1・サセックスステークス(芝1600m)は、ビリー・ロックネイン騎乗のボウエコー(牡3、英・G.ボーウィー)が優勝した。デビューから無傷の6連勝を飾るとともに、英2000ギニー、セントジェームズパレスステークスに続くG1・3連勝を達成。同一年にこの3競走を制したのは、名馬フランケル以来となる偉業となった。
【直線の攻防】最強マイラーの座に!ボウエコーが無傷の6連勝…英サセックスS単勝1番人気に支持されたボウエコーは、中団後方で脚をためる競馬。直線では前が塞がって進路を失いかけたが、残り2ハロンでようやく進路を確保すると鋭く加速。残り1ハロンで先頭に立ったグスタードをゴール前で差し切り、半馬身差で勝利した。3着にはオペラバッロが入り、上位2頭から約2馬身差だった。
これでボウエコーはデビューから6戦6勝。ジョージ・ボーウィー厩舎の管理馬は、欧州最強マイラーとしての評価をさらに確かなものとした。
次走はジャックルマロワ賞かムーランドロンシャン賞を視野に

ボーウィー調教師は「ボウエコーは並外れた才能を持つ馬です。今日は接触も多く、決してスムーズなレースではありませんでしたが、それでも勝ち切ってくれました。勝負根性と切れ味、その両方を見せてくれたキャリア最高のパフォーマンスでした」と絶賛。「まだレースを学んでいる段階ですが、それでも無敗を守り続けています。本当に特別な馬です」と成長ぶりにも目を細めた。
今後については「ジャックルマロワ賞かムーランドロンシャン賞を視野に入れています。最終的にはブリーダーズカップ・マイルを目標にしたいと考えています」と、秋のローテーションを明かした。
ロックネイン騎手は「これでこの馬への疑問の声もなくなったのではないでしょうか。本当にスーパースターです」とコメント。「直線では進路が開くまで待つしかありませんでしたが、慌てることはありませんでした。残り1ハロンでは差し切れると確信していました。この馬はどんな競馬でも勝つことができます。20歳でこんな馬に乗れる自分は本当に幸運で、おそらく私が騎乗する中でも最高クラスの1頭になるでしょう」と、その能力を称えた。
3着オペラバッロに騎乗したウィリアム・ビュイック騎手は「ボウエコーは本当に特別な馬です。ここまで無敗を続けるのは簡単なことではありません。ジョージ調教師、ビリー騎手、そしてチーム全員に敬意を表したい」と勝者を称賛。「オペラバッロも全力を尽くしてくれましたし、これからも大きな舞台で活躍できる馬です」とパートナーの健闘を評価した。

