民放各局のテレビドラマを見渡せば、「2強2弱」の構図がハッキリしていることがわかる。
TBS系で10月スタートの金曜ドラマ「LOST10」は、横浜流星が主演と発表された。横浜にとってはNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」後、初の民放連続ドラマ出演。ゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7~11時)の連続ドラマでは、初の単独主演を飾ることになった。
同作は北海道を舞台にした完全オリジナルのヒューマンサスペンス・エンタテインメント。横浜が演じるのは、主人公の刑事だ。登山ツアー中に起きた遭難事故、通称「支樺岳事件」の真相を追うことから、物語が動き始めるという。
芸能記者が言う。
「大河で主演すると俳優としての格が大幅にアップするので、ついに民放のGP帯連ドラで単独初主演となりました。サスペンス作品ということもあって、視聴者の考察合戦で盛り上がるのでは」
現在、同ドラマの放送枠は、民放の連ドラで18年ぶりの主演となった蒼井優の「Tシャツが乾くまで」が放送中。回を重ねるごとに、盛り上がりをみせている。
GP帯にもかかわらず2~3%台を記録する作品が
「TBSは日曜劇場『VIVANT』が堺雅人、阿部寛ら豪華キャストを集め、初回の平均世帯視聴率は18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、他のドラマが追いつけない。テレビ朝日はそこまで高視聴率を獲得してはいないものの、いずれもNHK朝の連続テレビ小説で主演経験のある趣里、松下奈緒、今田美桜をブッキング。TBSとテレ朝は今後もキャスティングが安泰でしょう」(テレビ局スタッフ)
一方、偶然にもサッカーW杯で日本代表戦の放映権を獲得したフジテレビと日本テレビは、ドラマ視聴率では最下位争いを繰り広げる苦戦ぶり。GP帯にもかかわらず、2~3%台を記録する作品もあるほどだ。
「人気や実力のある俳優・女優はTBSかテレ朝が早々と抑えてしまう。なので、まずは主演俳優の確保だけでひと苦労。そもそもドラマの企画がスタートした時点でTBS・テレ朝とフジ・日テレでは大きな差が付
ついてしまっている。この格差はますます広がりそうです」(前出・テレビ局スタッフ)
このままだと、フジテレビと日本テレビは、制作費削減のためにドラマ枠を減らさざるをえないかもしれない。
(高木光一)

