俳優の本仮屋ユイカがパーソナリティを務める日曜朝のご当地トークバラエティ『ONE-J』(TBSラジオ)にて、豪華パーソナリティによる1カ月限定の特別企画《1ヵ月まるごとTBSラジオパーソナリティ月間》が実施される。
2021年にJRNネットワークを活かし、全国32局同時生放送でスタートした同番組は、「日曜日の朝を笑顔に」をテーマに、JRN各局の個性豊かなアナウンサーとともに全国各地の魅力を紹介するトークバラエティ。地域の魅力を各局のアナウンサーと一緒に届けることを軸とする一方、昨年からは8月限定で趣向を変えた特別企画も展開。昨年好評を博した《1ヵ月まるごとTBSラジオパーソナリティ月間》が今年も実施されることとなり、2年連続2度目となる今回は、TBSラジオでおなじみの人気パーソナリティが週替わりで出演。本仮屋とのここでしか聞けないトークや特別企画を繰り広げる。
1週目(8月2日)は、『ジェーン・スーの生活は踊る』『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』のジェーン・スーが、2週目(8月9日)は、『武田砂鉄のプレ金ナイト』の武田砂鉄が、3週目(8月16日)は『佐倉綾音 論理×ロンリー』のパーソナリティで、声優としても活躍する佐倉綾音が出演。4週目(8月23日)も『問わず語りの神田伯山』から、講談師の神田伯山が、5週目(8月30日)は『荻上チキ・Session』からフリーアナウンサーの片桐千晶が出演する。
俳優業と並行し、同番組のパーソナリティを5年半に渡って務めてきた本仮屋ユイカに今回の特別コラボへの期待や思い、5年半に渡って務めてきた同番組のパーソナリティとしての活動を振り返ってもらった。
◎パーソナリティ生活で起こったハプニング、「私の事件簿」
ーー番組では2時間話しっぱなしです。ずっと話していて頭の中が真っ白になったりしませんか。
本仮屋:なります(笑)。言うこと、急に忘れちゃいましたっていうやつ。なるべく格好つけないようにっていうことを心がけて仕事をするので、そういう時は自分から正直にその気持ちを話すようにしています。
ーー演技の仕事の時とはやっぱり考えることや脳の使い方が変わりますか?
本仮屋:全然違いますね。演技の時は一つのパートをなるべく皆さんのリクエストにお答えする形で出力するという、職人のような心境で挑むんです。ラジオは自分で舵取りをしている感じがするので、例えば違う地点に行ってしまったとしても、ゴールさえ良ければいい、みんなで辻褄を合わせていく感じがあります。より自由度が高い仕事だと思っています。
ーー食べ物の話をしたり、様々な地域の話をされたりしていますが、ラジオの仕事をするようになって、新しく勉強をすることが増えたのでは。
本仮屋:めちゃくちゃ勉強しています。初年度と二年目は特に勉強をすることが多くて、勉強してもしてもなかなか覚えられなくて、地域の名前を間違ったり。どうしようってなっている時に、友達に、今勉強していることは、いつかそのうちちゃんと繋がっていくからって、助言をもらったりしました。まだ諦めないほうがいいって。それでも私、ニワトリ並みの能力なんですぐ覚えたことを忘れちゃうんです(笑)。でも、だんだん自分の頭の中で、日本地図が立体的になってきた感じがします。地域のことをいろいろ知って、それが知識として身についてきている実感があります。
ーー手応えが出てきた証拠ですね。
本仮屋:外食をして、どこの何を食べても、イメージがなんとなくできるようになったんです。あそこの地域はこの食べ物が有名だよねとか。ここの地域はこれが有名だよねって。地域のことを色々勉強することで、聴いているリスナーの人たちのことも親戚のように感じるようになりました。大雨が降っているというニュースが飛び込んできたら心配になったり。
ーー今月(7月)は「私の事件簿」というテーマでよくお話をされていましたが、TBSラジオで5年半パーソナリティをやっていて、放送中にユイカさんが体験した事件はありますか。
本仮屋:水筒の飲み物を全部零したことですかね(笑)。
ーー放送中に?
本仮屋:はい。私のテーブルには放送のための精密機器もたくさん乗っているわけです。いつも穏やかな技術さんが一番最初に立ち上がって、まじやべえって(笑)。アナウンサーの方が一緒にテーブルを拭いてくれて、濡れてシワシワの台本でその後、頑張って放送を続けました。あと、私が急病したことも事件だったと思います。3週間くらいお休みをもらって、自分の担当するラジオ番組を家で聴いていたんです。自分が話したいっていう気持ちもあったけど、私がいなくてもこの番組、とても面白いっていうのを感じてすごく嬉しかったのを覚えています。ずっと積み重ねてきたことが、番組に生かされていて、みんなが取り組んできたことは正しかった、大事だったんだって思えたんです。続けてきてよかったと思いました。
◎パーソナリティをする上で大事にしてきたこと

ーー放送中、心がけていることは何かありますか?
本仮屋:優しくいることです。人に対しても自分に対してもそうです。知らないことも多いし、小さい頃から子役で俳優になったので、常識がなかったり、的外れだったり、普通のことがずれている認識がないまま話していることもあって、意図せず誤解を受けていることに気づいたりすることもあるんです。失敗をするのは仕方がないから、ベースの部分で、必ず優しくあるようにしようって。愛を持っていたら、間違えてもちゃんとそのことが伝わるんじゃないかなって思ったんです。それを大事にしようって。あと、もっともっと楽に楽しく生きちゃうぜって(笑)。日曜ですし、みんながそういうふうに緩みの許される放送になればいいなと思っているんです。
ーープライベートはどんなふうに過ごしているんですか?
本仮屋:甥っ子たちと遊ぶのが好きで、先日はブルーベリー狩りに行きました。小学生二人と0歳児がいるんですけど、この子たちと思い出を作りたいって思うようになりました。
ーーインドア派、アウトドア派でいうとユイカさんはどちらですか。
本仮屋:一人の時間も大事です。それがないと息もできなくなるほど苦しくなります。
ーーその上で甥っ子さんや姪っ子たちと遊ぶ時間を大切にしている。
本仮屋:彼らから学ぶことは多いです(笑)。ブルーベリー狩りで道を間違えても、二人が励ましてくれたり。私より全然立派な子供たちです。
◎8月から始まる《1ヵ月まるごとTBSラジオパーソナリティ月間》。その楽しみどころ
ーー8月からの人気パーソナリティをスタジオに招いての新企画ですが、スーさんをはじめ、声優の佐倉さん、講談の神田さんなど、バラエティに富んだメンバーが集まっています。
本仮屋:お会いして嬉しく、楽しいメンバーばかり。TBSラジオの看板のような方ばかりで、私もしっかり勉強して挑まなければと思っています。佐倉さんは放送を聞いていて、言語能力が高くて、今からご一緒するのが楽しみです。伯山さんは去年ご一緒して、生でラジオドラマ(ボイスドラマ)に挑戦したんです。ラジオ中に台本を手に生演技をしたんですけど、分野は違うけど、二人ともお芝居の仕事をしてきて、まさか伯山さんと恋人の役をできるとは思っていなかったので嬉しかったです(笑)。それが伯山さんの提案で実現したんです。今年も二人で演じられたらな.と思っています。
ーー今から放送が楽しみです。
本仮屋:どの方もスピード感とか、思考回路の深度が違うから、それに合わせるのは最初、チューニングが難しかったりするだろうなと思います。でも、TBSのスターたちが私のラジオに来てくれるんです。普段のトーンとは違う、ここだからこそ聞けるそれぞれの素顔や話をたくさん聞けたらいいなと思っています。
(取材・文:名鹿祥史)

