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なぜ“シダガシ”は結成1年でペア解消したのか「戦術的な習慣に大きな違い」中国メディアが痛烈指摘「最高の選手を組み合わせるだけでは…」

なぜ“シダガシ”は結成1年でペア解消したのか「戦術的な習慣に大きな違い」中国メディアが痛烈指摘「最高の選手を組み合わせるだけでは…」

バドミントン女子ダブルスの志田千陽/五十嵐有紗組が7月31日、ペア解消を電撃発表した。日本バドミントン協会は2人から日本代表辞退の申し出があり、同日付でこれを受理したと発表した。列島に衝撃が走った五輪メダリスト同士の大型ペア解消には中国メディアも反応した。

 志田のマネジメントを行なうAMDスポーツインターナショナル株式会社によると、「ペア結成以来、互いに理想とするプレースタイルを追及しながら、より良い形を模索してまいりました。その中で、競技に対する考え方や今後の方向性を踏まえ、ペアを解消するという決断に至りました」と解散理由を説明した。

 続けて「これまで志田千陽・五十嵐有紗ペアを支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。これからも、それぞれの歩みを温かく見守っていただくとともに、変わらぬ応援をいただけますと幸いです」と記し、ファンへの感謝が綴られた。

 志田は松山奈未との“シダマツ”ペアでパリ五輪女子ダブルス銅メダルを獲得。25年8月の世界選手権をもって同ペアを解消し、同年9月から五輪2大会連続銅メダルの五十嵐(旧姓・東野)有紗との“シダガシ”ペアを結成。同年12月の全日本選手権で初優勝を飾り、26年度の日本代表ナショナルチームに選出された。
  2028年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得を目指し結成された“シダガシ”ペアの解消は国内ファンの間でも大きな話題となった。その衝撃は中国にも届いており、スポーツメディア『捜狐』は「大きな注目を集めていたこのコンビは、わずか1年で突然の終焉を迎え、日本のバドミントン界で大きな議論を巻き起こしている。2人の五輪メダリストのペアは、2028年のロサンゼルス五輪を目指し、日本の女子ダブルス界に新たな勢力をもたらすと期待されていた」と、関心を寄せた。

 同メディアは「結成当初、彼女たちは全日本選手権優勝という素晴らしい成績を収めた。しかし残念ながら、一見強豪に見えるこのペアは、連携を深める過程で困難に直面した」と前置き。「志田は長らく女子ダブルスで後衛攻撃に特化していた一方、五十嵐は混合ダブルスに重点を置いていたため、戦術的な習慣に大きな違いが生じた。志田は五十嵐との練習時間を確保するため所属チーム(再春館製薬所)を辞めて拠点を調整したが、それでも2人の連携はなかなか深まらなかった」と冷静に分析。連携を高める十分な練習時間と環境が整っていなかったと指摘した。

 また”シダガシ”ペア解消の影響は、日本の女子ダブルス陣にとって「間違いなく痛手となる」と言及。「現在、福島由紀/松本麻佑ペアや中西貴映/岩永鈴ペアなどが女子ダブルスをけん引しているが、これは必然的にチーム全体の層の厚さを弱めることになる。複数の女子ダブルスのペアが激しい競争を繰り広げる中、日本バドミントン協会は、その穴を埋める新たな才能を早急に発掘する必要がある。これはすべてのダブルスプレーヤーにとって警鐘となる」と、競争力の低下を懸念した。

「ダブルスの組み合わせの成功は、単純に『最高の選手を組み合わせる』だけでは決まらない。たとえ2人のトッププレーヤーが卓越したスキルを持っていたとしても、長期的な相乗効果と補完的なプレースタイルがなければ、競争力のあるチームを作るのは難しい。多くのファンが夢見るトップレベルのペア再結成は、現実にはしばしば実現していない」

 日本バドミントン協会は、9月20日から29日まで愛知・名古屋で開催されるアジア大会(バドミントン会場は一宮総合体育館)の日本代表メンバーをすでに発表しており、女子ダブルスは福島/松本の“フクマツ”、中西/岩永の“キエリン”の両ペアが出場する。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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