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【新日本】辻が大岩真っ向粉砕で首位追走 「スタイルを確立してから、もう一度俺の前に立ってこい」

【新日本】辻が大岩真っ向粉砕で首位追走 「スタイルを確立してから、もう一度俺の前に立ってこい」

『G1 CLIMAX 36』広島サンプラザホール(2026年8月1日)
Aブロック公式戦 ○辻陽太vs大岩陵平×

 辻が大岩のヘッドロック&右腕攻めに苦しみながらも、真っ向から粉砕して今G1で4勝目。2位タイを死守して首位を追走する辻は「スタイルを確立して、周りを納得させてから、もう一度俺の前に立ってこい」と大岩にメッセージを送った。

 史上3人目のIWGPヘビー級王者による優勝を狙う辻は、第2戦でSANADA、第3戦で後藤洋央紀にそれぞれ敗北を喫したものの、その後は2連勝で立て直しに成功した。今宵の相手は同じく3勝2敗の大岩。両者は昨年のG1公式戦でも対戦し、辻が勝利していた。

 大岩は、辻が実に279発のチョップを放った7・29吹田大会でのYuto-Ice戦を「ああいう試合、自分は好きじゃないっすね」と批評し、「辻陽太を俺のスタイルに引き込んで、俺のスタイルで闘わせてやる」と予告していたが、その言葉通り、“ニュースタンダード"な戦いを序盤から仕掛ける。辻が痛めている右腕に攻撃を加えつつ、隙あらばヘッドロックで絞め上げてペースを握った。

 辻は大岩が負傷を抱える右脇腹攻めで活路を開く。ジーンブラスターにつなげるべく腹部と腰に集中砲火。負けじと大岩もヘッドロックや右腕攻めを再び仕掛けて試合は消耗戦の様相に。雪崩式フランケンでチャンスを掴んだ辻は得意の逆エビ固めでギブアップを迫る。

 大歓声を浴びた大岩は発奮。ロープに逃れると、大技を挟みながら、ヘッドロックと右腕攻めの波状攻撃に打って出る。辻のジーンブラスター狙いをかいくぐり、ドクターボムで叩きつけると、ロコモーション式ジャーマン、ロールスルージャーマンも完璧に決まった。そして、ここでもヘッドロックで絞めに絞める。

 辻はロープ際でのバックドロップで強引に大岩を場外に投げ捨てると、トペスイシーダ、ダイビングフットスタンプと空中殺法で逆転。大岩もテンザンスープレックスからTHE GRIPを狙うが、辻はショートレンジでジーンブラスターを突き刺した。大岩は自分のスタイルにこだわり、あらゆる局面でヘッドロックを仕掛けたものの、ギブアップ寸前になりながら、辻は大岩を抱え上げて、変型ファイヤーブラスターをズバリ。即座に正調ファイヤーブラスターにつなげて3カウントを奪った。

 自らのスタイルにこだわった大岩を執念で粉砕した辻はこれで3連勝。戦績を4勝2敗とした。「プロレスにはな、勝敗だけじゃない、面白さがあるんだ。だから、プロレスは面白いんだ。でもな大岩、『ニュースタンダード』だとか、『俺のスタイルが……』とか言うのは結構さ。でも、そんなスタイルで勝たなきゃ、誰も認めてくんねえぞ。な?」と大岩に問いかけた辻は、「でも確実にお前の手がすぐそこまで来てるのは今日の試合で感じた。お前のそのスタイルを確立して、周りを納得させてから、もう一度俺の前に立ってこい。今日のことはしっかり記憶に報告しといてやる」と再戦も見据えていた。

 辻はボルチン・オレッグと並んで2位タイとなり、2点差で単独首位のTAKESHITA KONOSUKEを追う形に。TAKESHITAには公式戦で勝利しているだけに、IWGP王者としての優勝は十分狙える好位にある。次戦は8・6後楽園大会のオレッグ戦。首位を猛追すべく4連勝を狙う。

 一方、一歩後退となった大岩だったが、「俺は、俺の理想のプロレスをこれからも追い求めていくし、俺のプロレスを相手も巻き込んで、すべて俺のものにしてやる」と改めて決意。後楽園大会では後藤洋央紀と対戦する。

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