
秋元康氏が総合プロデュースを務める「Cloud ten」は、8月2日(日)に東京・台場のダイバーシティ東京 プラザにオープンする専用シアター「Cloud ten THEATER」にてシアターデビューするシアターボーイズプロジェクト。シアターデビューまでの100日間を追った冠レギュラー番組「Cloud ten Begins~あなたが見つける無色のアイドル~」がLeminoで独占配信されている。
本番に先駆けて7月31日に1公演、8月1日に2公演、シアター公演「We're Cloud ten」の公開ゲネプロを計3公演実施。31日には上野誠治、宇治斗真、大和田歩夢、駒井玲紅、碩大翔、冨澤琉、蓮水航太朗、平岡幹基、福嶋涼斗、舩水健佑、望月清秀(※50音順)の11人が参加した。(以下、公演内容の詳細に言及します)
■趣向を凝らしたステージパフォーマンスで観客を魅了
7月31日の回は、上演前に注意事項などの情報を伝える上野の“影ナレ”が流れた後、公開ゲネプロがスタート。公演タイトルにもなっている「We're Cloud ten」を皮切りに、「君は君だ」「太陽の傾き方」「ごめん 愛こそ全て」と4曲続けて熱唱し、早くも観客たちのハートを鷲づかみ。途中で衣装も変わるなど、歌や踊り以外でも見る者を楽しませてくれる。
1回目のMCタイムでは、ステージと客席が近いことやプロジェクト名の由来、衣装についてのトークで盛り上がり、自己紹介では各メンバーが自身の個性をアピール。さらに、ファンネームが「winds」に決まったこと、流行らせたいという「君は君だ」の曲中オリジナル指ポーズ(WとCで10を表すデザイン)についても紹介した。
5曲目から8曲目まではソロ、デュオ、ユニットと、それぞれカラーの異なる趣向を凝らした楽曲が並び、新鮮な構成に。中でも碩のソロ曲「青春タンデム」は、どこか昭和のアイドルを彷彿とさせる楽曲が印象的で、若い世代だけではなく幅広い年齢層が楽しめる世界観が展開された。
10曲目の「君とSomeday」では、メンバーが客席に紙飛行機を飛ばすパフォーマンスが。その紙飛行機にはメッセージが書かれているとか。シアターデビュー以降も続けていくということで、シアターに通うモチベーションが上がる企画になりそう。
12曲目の「僕たちの自由」が終わった後に2度目のMCタイム。ここでは、ソロ曲を披露した碩が感極まって涙を流す場面も。そんな彼の姿を見てもらい泣きしそうになるメンバーが続出。彼らに密着した冠番組でも、それぞれがさまざまな葛藤を抱えながらシアターデビューに向けてひたむきに頑張る姿が描かれているが、1人1人にいろいろな感情が生まれたに違いない。
プロジェクトとしての強い絆を感じさせる中、「次に会える日まで」がラストソング。感動的なフィナーレを迎えたが、客席からは「アンコール!」の声が。ラフな感じの衣装に着替えたメンバーたちは「Eyes on me!!」をはじめとする3曲を熱唱して、公開ゲネプロの幕を閉じた。
■ステージと客席が近い点が強みに
終演後には囲み取材も実施。公演に出演した11人のうち、宇治と駒井に代わって平石愛葵と松尾帆高が出席した。ステージと客席の近さについて聞かれた望月は「奥の席でも(普通の会場より)近いんですけど、手前はもっと近い。前からだけではなく横からも見えるので迫力を感じることができるシアターだなと思います」と率直な感想を。
魚をさばけることでおなじみの元料理人・舩水も「この近さゆえに、親近感や安心感を与えられるような存在になれるのかなと。ファンの皆さんには“家”みたいな感じに思ってもらいたいです。お仕事とかでつらいことがあったときに前のほうで見ていただいて。僕たちのパフォーマンスで心を癒やしてもらえたらうれしいです」と笑顔で答えた。
また、“熱い男”碩には涙を流したときの感情についての質問が飛んだ。その場面を振り返り、碩は「どんなに練習で踊ってもサビでは(フォーメーションが)前に行けない苦しみがありました。半年間努力して、やっと前で踊れるようになりましたし、ソロ曲も頂くことができて。最後の最後に感極まって泣いてしまいました」と照れ笑いを浮かべた。
最後に、ゲネプロ初日の“点数”を聞かれた冨澤は「今日の公演は100点とさせてください!」と胸を張って回答し、「このシアターには皆さんお金を払って見に来てくださるので、常に100点のものを届けないといけないということを教わってきました。僕たちもそのつもりで臨んでいます。どうですか、みんな?」と他のメンバーたちに呼び掛けると、元気よく「同じです!」という返答が寄せられた。
メンバー同士の強い信頼関係を感じさせたCloud tenの「We're Cloud ten」公開ゲネプロ初日は温かい雰囲気に包まれながら終わった。
◆取材・文=小池貴之

