今年2月にメジャーデビューを果たし、ますます勢いに乗る9人組ダンスボーカルグループのBUDDiiSが、7月31日に「コカ・コーラ SUMMER FES 音楽LIVE」で六本木ヒルズアリーナに登場した。毎年、夏休みに行われている「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」(通称・サマフェス)の目玉企画として、多数の人気アーティストが日替わりで出演するこのライブに、彼らが参加するのは今年で4年連続4度目。彼らの武器であるポップな爽快感や多幸感はそのままに、情熱的なラブソングやロックチューン、そして彼らが所属するEBiDANの十八番でもあるトンチキソングと、さらにバリエーションの広がったパフォーマンスで、ファンであるバディに心高ぶる夏の思い出を刻み込んだ。
壮大なオープニング映像がバディの期待を高めるなか、前回ツアー「FLORiiA」のTシャツでそろえたメンバーがステージに飛び出し、7月8日にリリースされた両A面シングルの表題曲「クラッシュパラダイス」でライブは開幕。サングラスをかけたSHOOTを中心に、弾ける波のようにエネルギッシュなパフォーマンスをかまして、SHOWのロングトーンが炸裂するハイテンションな夏感は、SHOOT(森愁斗)の初主演映画「ウォーターガーディアンズ」の主題歌としてもピッタリだ。
続いて、テレビ出演に端を発し カキコニキ と呼ばれるようになったKEVINが「なんだかカキコしたい気分」と笑わせて始まった「Feelink」では、ペンライトを掲げるバディと共に大きく手を振ってハートとハートをつなげていく。笑顔の客席にリーダーのFUMINORIが「最高じゃん」と呼びかけ、さらに甘い歌声と切ない表情で贈ったのは、彼が初主演するドラマのオープニング主題歌「偏愛シンドローム」。リズミカルポップなサウンドとキュートな振りつけで、止められない思いと独占欲を届けるクセになるナンバーに、曲が終わるとバディの歓声がドッと湧いた。
【写真】真夏の六本木で多彩なパフォーマンスを繰り広げたBUDDiiS序盤3曲でバディの心をしっかり掴み、SHOWは本日欠席のMORRIEとFUMIYAの分までメンバー紹介をして、FUMINORIは「変わらず9人分の気持ちで、みなさんと暑い夏を過ごしていきたい」と宣言。また、日中に行われたレギュラー番組「EBiDAN 熱中!朝までBUDDiiS」のイベントにも触れ、TAKUYAが「あんなに長時間みんなの前で喋ることは初めてなので、緊張したけれど楽しんでもらえたんじゃないか」と言えば、YUMAも「楽しい」「うれしい」とはにかんだ。
夜風を受けて、SHOOTが「めっちゃ気持ちいい!」と笑顔を見せると、KEVINは「盛り上がっていけますか? BUDDiiS好きか! EBiDAN最高!」と声をあげて、最新シングルのカップリング曲「Script」をパフォーマンス初披露。従来のBUDDiiSのイメージを一変させるようなエッジの利いたロックチューンを、メンバーが横一列に並んでエモーションいっぱいにぶつけ、拳を振り上げて「声が全然足んねーぞ!」(SHOOT)とバディを煽っていく。そのままスパニッシュな「more rain」になだれ込み、熱に浮かされた恋情をセクシーなダンスと狂おしいボーカルで描き出せば、メンバーの肌を流れる汗が情熱的な曲の物語とマッチして、夏の野外ならではの高揚感を生み出していった。
「FUMIYAとMORRIEにも聞こえるくらい声出していけますか⁉」とSHOWが号令をかけたライブ定番曲「BUD」では、タオルを振るメンバーにバディから Go Go! バディ Go!! の大コールがかかり、さらにイントロで歓声を湧かせたのが「カンケイナイ」。「暑くてもカンケイないっしょ」と曲を幕開けたSHOOTにYUMA、TAKUYAの3人による脱力系ユニット曲で、ゆるっとしたボーカルと動きでパフォーマンスする彼らの両脇では、他メンバーがサマフェスで出展されているかき氷を食べるという カンケイナイ ことをする。
SHOWは「メロン、マジ美味いんだけど」とかき氷を食べ続け、メンバーにも食べさせて「俺が歌う直前に食べさせるのやめて!」とTAKUYAに文句を言われた一方、ひたすらに踊り続けて「振り完璧だった。絶対練習してただろう!」とFUMINORIに指摘されたのはSEIYA。それぞれの カンケイナイ を体現した振る舞いで、場内を和やかな笑いで包んだ。
「ラストスパート、楽しんでいきましょう!」というFUMINORIの言葉に続いたイントロで、客席がざわめいたのは「Season To Bloom」。全員で縦一列に並ぶ陣形から、なめらかな動きとエモーショナルなボーカルで、同じ夢を抱いていきたいという思いを込めた切なくも美しいバラードを、全員一丸となって届けていった。
さらに、シームレスで小鳥のさえずりと目覚ましのベルが鳴ると、歌い出しの 今日もLucky thank you!! をFUMIYAの代わりに全員で合唱して「#KISSYOU」へ。爽やかな朝のエネルギーを受けて軽やかに躍動し、 夢かぁ の曲中台詞ではTAKUYAが盛大に投げキスして、バディへと愛を振りまいていく。
そして「最高に熱い伝説残していきましょう!」と、最新シングルのもう1つの表題曲「キミは都市伝説」でお祭り騒ぎなフィナーレに突入。 人類誕生の前から好きでした というキラーフレーズが炸裂する、BUDDiiS史上かつてなくコミカルなナンバーで、イントロでの猛烈なメンバーコールからFUMINORI考案のコールを叫び続けるバディに、ステージ上のテンションも爆上がる。
ローテンションなラップをかけ合うSEIYAとFUMINORIも、そこに合いの手を入れるYUMAもアドレナリン全開で、SHOOTは「Love還元」の曲中台詞を「愛してるよ」と言い換えて悲鳴を呼んだ。間奏で披露されたFUMINORIのソロダンスに、KEVINの朗々と響きわたるボーカルなど、しっかりと高いスキルも証明するからこそ カッコいい をかなぐり捨てて踊り狂う彼らは輝いて、曲が終わると、口々に「最高」「めっちゃ楽しい」「夏やばい!」とご満悦。バディにも「コールがやばすぎ」「気合入ってるね!」と感謝して、「また9人のパフォーマンスをお見せしたい。またどこかでお会いしましょう!」と約束した。
熱狂の興奮冷めやらぬなか、メンバーがステージを去ると、拍手に続いて アンコール! の声が客席からかかり、袖にいるメンバーから「アンコールないの。ホントにごめん!」とアナウンスが入るという、サマフェスでは前代未聞の事態も。それもBUDDiiSのステージが観る者の心を奪った何よりの証拠だろう。10月からは東名阪ツアー「BUDDiiS vol.12 Hall Tour - LiMiT -」の開催も決定。メジャーという新たなフィールドで、多彩な道を開拓しつつある彼らのチャレンジは続いていく。
~Setlist~
M1 クラッシュパラダイス
M2 Feelink
M3 偏愛シンドローム
M4 Script
M5 more rain
M6 BUD
M7 カンケイナイ
M8 Season To Bloom
M9 #KISSYOU
M10 キミは都市伝説
文:清水素子
カメラマン:米山三郎文

