7月13日、国際教養大学発のスタートアップである株式会社BearBellから、クマ目撃情報共有アプリ「クマップ」がリリースされました。iOS/Android対応の本アプリの利用料は完全無料となっています。
【クマップPR動画】見えれば動ける、知れれば守れる。【BearBell】(YouTube)
https://youtu.be/CkE-rayd3sk
本アプリは、現在地の周辺や登録スポット(自宅・学校・職場など)周辺でクマの目撃情報が投稿されると、その投稿から5秒以内に通知が届くのが特徴です。
クマの脅威という危険が迫っている人に、危険をいち早く知らせることで、行政からの情報を待つだけでなく、近隣住民同士で守り合うことを目指しているとしています。
現在、本アプリの対象エリアは北海道と東北6県のみとなっています。
同社代表取締役CEOで国際教養大学4年の服部悠大さんが本アプリに関する詳しい話をしてくれました。
ーー本アプリの開発に至った経緯は?
服部:私はこれまでの人生で6回、野生のクマに遭遇してきました。そのたびに「危ないという情報が、必要な人に必要なタイミングで届いていない」と痛感したことが原点です。
従来、行政からの出没情報は住民に届くまで最大3日ほどかかっていました。この「情報のタイムラグ」を技術で埋めて命を守りたいという想いから、2024年に国際教養大学(秋田県)の学生メンバーで創業し、クマップを開発しました。
ーーリリース後のダウンロード状況は?
服部:おかげさまで大きな反響をいただいております。
リリース初日だけでSNS上の総インプレッションが100万を超え、その後は約250〜300万に増加、各ニュースサイトの急上昇ランキングにも入りました。現在のダウンロード数は既に2万ダウンロードを突破し、現在も伸び続けております。
ーー北海道/東北6県以外への対応予定は?
服部:今後、アップデートを通じて対応エリアを順次拡大し、最終的には全国での提供を目指しています。クマの被害は東北・北海道に限らず全国で起きており、「日本全国どこでも使える安心のインフラ」にしていく方針です。
ーー情報の精度は?
服部:クマップは、全国自治体が公開するオープンデータの自動収集、市民の皆さまからの投稿、既設カメラなどとの画像認識連携、という3つの情報源を組み合わせています。
市民からの投稿については、AIが投稿内容の信頼度をスコアリングする仕組みを設けており、位置や内容の整合性などから確からしさを判定しています。
行政データという「公式の裏付け」と、AIによる精査を掛け合わせることで、いわゆるガセ情報の影響を抑えられるよう設計しています。
ーー目撃情報投稿→自治体への通報→猟友会への駆除依頼というフローは確立されていない?
服部:ご指摘の通り、クマップ単体で「役所から猟友会への駆除依頼」までを完結させるものではありません。
クマップの役割は、まず「今どこにクマがいるか」を最速で共有し、住民が危険を避けられるようにすることです。
あわせて、自治体向けには目撃情報の受付から対応状況の管理までを一元化する管理画面も開発しており、行政・警察・猟友会の連携を後押しする仕組みづくりも進めています。
「まず被害を避ける」ことと「行政対応をスムーズにする」ことの両輪で、安全につなげたいと考えています。
ーー本アプリのユーザーが取れる行動は?
服部:基本的には、正確な目撃情報にもとづいて「危険な場所を避ける」「その日の行動を判断する」という使い方が中心です。
加えて、ご家族や地域の方と情報を共有して注意を呼びかけることもできます。クマップは、一人ひとりが自分と大切な人の身を守るための「判断材料」を提供するサービスです。
ーーありがとうございました。
クマの脅威が他人事ではない秋田県在住の大学生が開発したクマップには、対象エリアとなっている北海道/東北6県でのクマ目撃情報がリリース以降、すでに「約1400件ほどの通報が寄せられております」といいます。
北海道/東北6県の居住者だけでなく、北海道/東北エリアを訪れる人にとっても「訪問先周辺の最新の目撃状況を確認いただくことで、行き先やルートを考える際の参考にしていただけます。旅行者の方の安全な行動判断にも役立つと考えています」とのことです。
【クマップ】モーションPR動画【BearBell】(YouTube)
https://youtu.be/tVCwxk9wF6o
クマップのダウンロードは下記URLから
iOS版
https://apps.apple.com/jp/app/id6772699815[リンク]
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.bearbell.kumapapp[リンク]
※画像提供:株式会社BearBell
(執筆者: 6PAC)
