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Windows11「大量動画も写真もないのに容量不足」いったいなぜ!? その正体は「休止ファイル」だった

Windows11「大量動画も写真もないのに容量不足」いったいなぜ!? その正体は「休止ファイル」だった

 パソコンで写真を保存しようとしたら容量不足で止まり、エクスプローラーを開くとCドライブの空きがほとんど残っていない。大量の動画を入れた覚えもないのに、いつの間にか容量が減っている。そんな時に疑ってほしいのが「休止ファイル」だ。

 Windows 11の「設定」からストレージの使用状況を調べると、「システムと予約済み」の中に「休止ファイル」という欄が現れる。普段、わざわざ開く項目ではないだけに、そこに数GBから数十GBが確保されていると知って驚いた人はいるはずだ。

 休止状態とは、開いているアプリや作業中の画面を保存してから電源を切り、次回起動時に続きから再開できる機能だ。その保存先としてWindowsが自動で作る大容量のシステムファイルが「hiberfil.sys」で、これが「休止ファイル」の正体である。ファイルの大きさは搭載メモリーを基準に、Windowsの設定や保存形式によって変わる。

 実はこのファイル、休止状態だけが使っているわけではない。Windowsには「高速スタートアップ」という機能がある。シャットダウンする際、Windowsの内部情報をこのファイルに保存しておき、次回の起動を速くする仕組みだ。休止状態を意識して使っていなくても、この機能が有効である限り、休止ファイルはCドライブに居座り続ける。

 この仕組みには、もうひとつ知っておきたい点がある。パソコンの動作がおかしく、電源を切って入れ直しても改善しないことがある。高速スタートアップが有効だと、シャットダウン時にカーネルやドライバーの状態が保存され、次回起動へ引き継がれるためだ。その場合は「シャットダウン」ではなく「再起動」を試すと、Windowsが完全に読み直されて不調が解消することがある。

コマンド`powerCfg.exe /hibernate off`を入力

 ではCドライブの余裕を取り戻したければ、どうすればいいのか。休止状態を普段、使っていないなら無効化を検討する価値がある。スタートボタンを右クリックして「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選び、確認画面で「はい」をクリックする。黒い画面が開いたら次のコマンドを入力してEnterキーを押す。
 `powerCfg.exe /hibernate off`
 コマンドを実行したら、ストレージ画面を開き直して休止ファイルが消え、空き容量が増えたかを確認する。元に戻したい場合は、同じ手順で`powerCfg.exe /hibernate on`を実行する。

 ただし、この操作を行うと高速スタートアップのほか、停電時に作業状態を復元するハイブリッドスリープも使えなくなる。ノートパソコンで作業中の画面を保存したまま長時間、その場を離れる使い方をしている人には向かない。通常のスリープとは別の機能なので、自分がどの設定を使っているか分からない場合は、確認してから判断したい。

 まずは設定画面を開いて、休止ファイルの容量を確認することだ。数十GBあり、休止状態も高速スタートアップも必要ないなら、無効化を検討したい。

(ケン高田)

配信元: アサ芸プラス

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