
受注生産される「MG 1/100 ガンダムヘビーアームズ改 EW」(BANDAI SPIRITS)。YouTube「THE GUNDAM BASE TOKYO」チャンネル「プレバンガンプラチャンネル # 22」より (C)創通・サンライズ
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やはり「流通」がカギ?
バンダイナムコグループの公式通販サイト「プレミアムバンダイ」にて2026年7月31日、「MG 1/100 ガンダムヘビーアームズ改 EW」(BANDAI SPIRITS)の購入申し込み受け付けが開始されました。受注生産による再販です。
そもそも今回の再販は、しばらく再生産されていないなか、7月30日に発表された「プレバンガンプラ総選挙2026」で第2位という結果や、前回の総選挙でも上位にランクインしていることを受けての決定といいます。
そしてその「受注生産」という販売方法に、SNSなどでは大いに注目が集まっていました。
たとえば第1位にランクインした「MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダム(タスクフォースα Ver.)」は、今回の総選挙の中間結果発表があった7月15日にも再販されましたが、販売方法は先着順であり、そして瞬殺だったことは記憶に新しいことでしょう。またプレミアムバンダイでは2026年7月31日現在、ガンプラ商品の抽選再販企画が実施中です。
これら「先着順」や「抽選」といった販売方法は、人気商品ともなると需要を完全に満たすことはまずありえないため、不満を募らせる層が出ることは避けられません。一方で、その人気商品がフリマサイトなどに高額で出品されるといったこともまま見られ、そうしたあまり健全とはいえないガンプラの流通に対する不満の矛先が、転売ヤーはもとより「販売方法」にも向いてしまうのは致し方ないといえます。
そうしたなかでの「受注生産」です。これまでプレミアムバンダイにおけるガンプラ販売に対しても、これを基本とすべきでは、といった意見は決して少なくありませんでした。今回の報を受け、SNSなどでは「ガンプラ全部受注生産にしてほしい」といった声もあがるなど、大いに歓迎されているようです。
とはいえ完全受注生産となると、それはそれで様々な問題が発生することになるでしょう。
もしそうなれば、流通はメーカー直販(今回の場合、プレバン)に収斂していき、小売(量販店や模型店など)に商品が回らなくなることは容易に想像できるはずです。あとで欲しくなっても普通に買うことはできず、それこそ転売ヤーの思うツボではないでしょうか。
ただ、ガンプラほど市場規模の大きな商品ともなると、問屋との関係を無視できないため、「メーカー直販に収斂していくと想定すること」そのものが極論だともいえそうです。またそのあたりに、「完全受注生産にはできないワケ」があるとも考えられるでしょう。
ほかには、受注から実際に発送されるまでの時間が長くなる、というデメリットもあります。上述した「MG 1/100 ガンダムヘビーアームズ改 EW」の発送予定は2027年6月と、およそ1年待ちです。
これほど待たされる理由は様々に考えられますが、ともあれ受注を締め切ってから初めて生産を開始するということは、流通までにこれほど時間を要するものなのだ、と理解できるでしょう。他社でも、受注締切から発送まで半年や1年を要するケースはザラです。
と、受注生産についてのデメリットを挙げてはみたものの、ガンプラ流通の現状を鑑みれば、「完全受注生産にしろ」と言いたくなる気持ちはお察しします。完全受注生産は無理としても、今後発売/再販されるガンプラの販売方法のひとつとして「受注生産」の目が出てきたことは、素直に喜んでおくべきかもしれませんね。
