7月、スコットランドで開かれた米欧ツアー共催「ジェネシス・スコットランドオープン」で、出場78試合連続で予選を通過していたスコッティー・シェフラーが予選落ちを喫した。2022年8月の「フェデックス・セントジュード選手権」からおよそ4年間、メジャーにも出続けながらも予選落ちがなかったことは、偉業というほかない。
テーラーメイドVSスリクソン!ツアー優勝プロの愛用クラブは?

今年、実はそのほかにもある連続記録ができていた。

マスターズから始まり、女子シェブロン選手権、全米プロ、全米女子オープン、全米オープン、KPMG全米女子プロ、エビアン選手権までの7試合でテーラーメイドのドライバー使用選手が優勝していたのだ。

4月、マスターズではローリー・マキロイが今年登場した最新モデル「Qi4D」で優勝すると、女子メジャー初戦のシェブロンでもネリー・コルダが同じQi4Dで勝利した。

続く5月の全米プロでは、アーロン・ライが7年前のモデルである「M6」を使用して優勝。全米女子オープンでもコルダが優勝すると、男子全米オープンではウィンダム・クラークがやはりQi4Dで優勝した。

再び女子に戻り、 KPMG全米女子プロとエビアンマスターズを続けて制したユ・ハランもQi4Dの使用者。ちなみに、エビアン選手権でユとプレーオフを争ったブルック・ヘンダーソンもテーラーメイドの契約選手だ。

しかし、テーラーメイドの連勝記録も全英オープンで終わりを告げる。優勝したライアン・フォックスはスリクソン契約選手で、使用ドライバーは6月に登場したばかりの未発表クラブ「スリクソンZX RKT」。

ちなみに、昨年最後のメジャーは山下美夢有が勝ったAIG全英女子オープンで、使用ドライバーはスリクソン。その前は男子全英オープンでシェフラーがテーラーメイド・Qi10で優勝。さらにその前に遡るとエビアン選手権をスリクソン契約選手であるグレース・キムが制した。
テーラーメイドとスリクソンがバトルを繰り広げている様相になるが、この2社以外の優勝は、昨年の全米女子プロまで遡らなければならない(*優勝はミンジー・リー=キャロウェイ契約選手)。
こんなふうにメジャー優勝者を見るのも、ゴルフ観戦の一興かもしれない。
フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

