現地時間7月24日のメッツ戦前だった。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が囲み会見で、「大谷翔平(32)の登板は、いつごろになりそうか」という記者の質問を受けた。ロバーツ監督は「柔軟に対応する。もし明日も状態が良ければブルペンで投げる。そうではなかったら、延期するだけ。今の段階ではそれが一番いいやり方だ」と話した。まだ決まっておらず、慎重に進めるというわけだ。
大谷は炎症が起きた左膝の治療のため、オールスターゲーム出場を辞退した。すでに後半戦も始まっているが、今のところ「投手・大谷」の登板はない。
「打者としては出場しているので、重症ではありません。ロバーツ監督が繰り返し語っていたのが『無理をさせるつもりはない』でした」(現地記者)
満身創痍の二刀流…10月を見据えたロバーツ監督の慎重姿勢
大谷の今季はケガとの戦いともなっている。左膝の炎症のほかにも、右手中指のマメ、右上腕二頭筋の違和感などを抱えている。
「ロバーツ監督の『無理はさせたくない』発言は、ケガを重症化させたくない、10月のポストシーズンマッチに向けて万全を期したいから。大谷が守備負担のないDH選手でなかったら、完全に休ませていたでしょう」(同)
投手出場の時期が囲み会見の主なテーマになった理由は、大谷がサイ・ヤング賞候補と目されているため登板回避となれば、その選考投票にも影響しかねないから。もし受賞となれば、日本人投手として初となる。
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サイ・ヤング賞争いに急浮上した元巨人の伏兵・グリフィン
早期の投手復帰が待たれるが、ここで大谷の前に意外な伏兵が現れた。
「ナショナルズのフォスター・グリフィン(31)です。6月以降、絶好調。代替ではありましたが、米球宴にも出場しました」(同)
昨季まで巨人に在籍していた、あのグリフィンだ。
11勝2敗、防御率は2点台で、奪三振数は大谷を上回る111個(7月25日現在)。いまやナ・リーグを代表する左腕の一人である。
「周りから巨人時代のことをよく質問されています。投手キャリアを再構築するチャンスをもらったと感謝していました」(同)
チェンジアップやカーブを使った緩急のピッチングで相手バッターを翻弄させているが、それは巨人時代に習得したもの。「日本球界で覚醒」という点も、米ファンの関心を誘っている。
グリフィンが選ばれたら…。大谷のライバルにまでなるとは、G党も予想できなかったはずだ。
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