営業の外回り、工事現場、駐車場の誘導。夏場に革靴や安全靴で一日を過ごすと、靴の中は汗と熱でひどいことになる。冷感シャツや首掛け扇風機を使っても、足の蒸れだけはどうにもならない。
冷房の効いたオフィスに戻っても、靴の中だけはしばらく熱がこもったままで、朝より昼、昼より帰り際の方がつらくなる。休日のゴルフや散歩でも事情は変わらない。それなのに足元の暑さ対策は、ずっと後回しにされてきた。
作業服と関連用品の最大手「ワークマン」が2026年の春夏商品として発売した「氷冷靴下」は、この足元の蒸れに注目した靴下だ。3足セット790円(税込)で、1足あたり約263円。いま履いている靴下と入れ替えるだけで、手軽に試せる。3足あれば週の前半はローテーションを回せるし、仕事用と休日用に分けてもいい。
この靴下は表糸と裏糸にそれぞれ違う冷感素材を使った「W冷感設計」になっている。タイダイ柄のタイプはキシリトール加工のコットンが表糸で、無地のソリッドカラーは鉱石を練り込んだ「-氷KOORI-fiber」が表糸だ。無地の方には消臭機能がついている。裏糸はどちらも疎水性と冷感性に優れたポリエチレン繊維で、肌に直接触れる部分が多い。この素材のサラッとした感触が、履き心地に直結する部分だ。
疎水性の糸は水分を抱え込みにくい。汗が繊維の中にとどまらず蒸発しやすくなり、蒸発する際には熱を奪う。これが気化冷却の仕組みで、ワークマンの試験では「湿潤時にマイナス3度の冷感が30分持続した」という結果が出ている。
指の間の汗が気になるなら5本指タイプを
素材だけでなく、作りにも工夫がある。甲から土踏まずにかけてリブが入っており、靴の中でずれにくくなっている。サイズは24.5〜27.0センチ、くるぶしを覆うショート丈で、先丸と5本指の2タイプがある。
無地のセットはグレー、グリーン、ネイビーの3色組で、革靴にもスニーカーにも合わせやすい色が揃う。指の間の汗が気になる人や、作業靴を長時間履く仕事には、5本指タイプが選択肢に入る。取り扱いは店舗ごとに違うので、目当てのタイプは事前に確認しておきたい。
公式Instagramのコメント欄では、「短い靴下はすぐ脱げてしまう」として、くるぶしが隠れる程度の丈を求める声があった。冷感機能だけでなく、ずれにくい長さを重視する人もおり、丈のバリエーションは今後に期待したいところだ。
足元の蒸れは、夏になれば誰もが感じている。休みの日ならサンダルで済むが、仕事ではそうもいかない。790円の3足組なら財布を気にせず、気軽に試せることだろう。
(ケン高田)

