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ドジャースが「最強レンタル左腕」を超格安で獲得!他球団が避けた「危険な賭け」と「ワールドシリーズ3連覇」の本気度

ドジャースが「最強レンタル左腕」を超格安で獲得!他球団が避けた「危険な賭け」と「ワールドシリーズ3連覇」の本気度

 大谷翔平や山本由伸らを擁するロサンゼルス・ドジャースの「超大物穫り」に、衝撃が広がっている。デトロイト・タイガースからタリク・スクーバル投手を獲得する大型トレードが成立したのは、日本時間8月2日だった。

 スクーバルは2024年、2025年にア・リーグのサイ・ヤング賞を連続受賞した球界屈指の左腕。今季は左肘の手術で約6週間、離脱したものの、復帰後は本来の姿を取り戻し、移籍時点で7勝5敗、防御率2.79だった。

 片やタイガースが受け取ったのは、ザイアー・ホープ外野手、リバー・ライアン投手、ブレイディ・スミス投手の有望株3人。決して無名選手の寄せ集めではないのだが、今回のトレードが最強左腕と釣り合うとは到底、思えない。
 ドジャースは、現役ロースターの選手を一人も手放さず、球団最上位の有望株ホスエ・デポーラや、交換要員として名前が挙がっていたエメット・シーハンも温存した。海外メディアで「安すぎる」との声が出るのは当然だろう。

肘を手術したばかりで再び故障すれば…

 なぜ2年連続サイ・ヤング賞左腕を、いとも簡単に獲得できたのか。MLBジャーナリストが舞台裏を解説する。
「タイガースが価値を見誤ったというより、スクーバルが今季終了後にFAとなる『レンタル選手』となることが最大の理由です。スクーバルの代理人は、大型契約をまとめることで知られるスコット・ボラス氏。来オフには総額4億ドル級の契約を求めると予想されており、獲得しても数カ月で出ていく可能性が高い。多くの球団は、短期間のために将来有望な若手を差し出せなかったんです」

 シーズン途中で移籍したスクーバルには、ドジャースからクオリファイング・オファー(規定額による1年契約のオファー)を出すこともできない。オフに他球団へ移っても、ドラフト指名権による補償すら得られないのだ。

 MLBジャーナリストが続ける。
「スクーバルは肘を手術したばかりで、ポストシーズン前に再び故障すれば、有望株を失っただけで終わってしまう。他球団にとっては危険すぎる賭けですが、ドジャースは『ワールドシリーズ3連覇』という明確な目的がある。さらに厚い選手層ゆえ、育成組織が空にならないのも大きい。他球団が敬遠したリスクを引き受けた結果の『格安獲得』なのです」
 他球団の尻込みで、最強左腕が転がり込んだのである。

(川瀬大輔)
1977年生まれ。国内外のビジネス、スポーツ、政治、社会問題を取材するフリー記者。

配信元: アサ芸プラス

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