
「いかなる攻撃も容認しない」FIFA幹部会が“W杯売却計画”を謝罪もインファンティーノ体制の継続支持を表明!「学ぶべき教訓は多くあった」
現地8月5日、モロッコのラバトでFIFA(国際サッカー連盟)の幹部会が開催され、ジャンニ・インファンティーノ会長、マティアス・グラフストロム事務総長、マネジメントボードのメンバーらが緊急会議を実施。一大騒動となり、のちに完全撤回された“ワールドカップ権益売却計画(FFE)”に関して謝罪の意を示す一方で、インファンティーノ体制に対する支持継続を確認したという。
公開された声明では、「今回の会議の成果によってFIFAのガバナンスが強化され、組織への信頼回復につながるとともに、今後の主要大会や課題に対して一致団結し、透明性を持って取り組むことが可能になるとの確信を得た。そして世界中でサッカーを発展させるという使命を引き続き果たしていく考えを示した」と記されている。
FFE構想に関しては、「その過程で誤りがあったことが認められた。FIFA評議会や加盟協会を意思決定のプロセスから排除する意図はなかったものの、進め方は異なる形で行なうべきだったとの認識で一致した」と明かし、「メディアに漏洩した後の対応についても誤りがあったことが認められた。これとは別に、FIFA評議会および加盟協会宛てに送付された書簡では、これらの誤りについて正式に謝罪するとともに、同様の事態を二度と起こさないことを約束した。また、今後は一連の経緯について検証を実施し、その結果を次回のFIFA評議会で報告する予定としている」と、内部調査する旨を発表した。
さらに、「プロジェクトの撤回を受け、FIFAは今後、組織の誠実性、適切なガバナンス、正当な手続きに対するいかなる攻撃も容認せず、その名称と名誉を守るため、必要なあらゆる措置を講じることで一致した」と宣言。そのうえで「今回の経験から学ぶべき教訓は多くあり、FIFAは今後もプロセスの改善を続けていくとしている。一方で、今回の件では確かに誤りはあったものの、実施されたすべての手続きはFIFAの規則・規程に完全に準拠して行なわれたものであった」と、あらためて手順に不備はなかったと強調している。
英公共放送『BBC』は「インファンティーノ氏は、FIFA会長の座にとどまることになった。上級幹部たちととの会合で、会長として引き続き職務を担うことへの“全面支持”を得たのだ」と見なし、英紙『The Sun』は「この声明は、FFE構想を巡る混乱に対して謝罪しつつも、インファンティーノ会長が引き続き職務を続ける姿勢と、FIFAとして組織防衛を強める方針を鮮明にした内容となっている」と報じた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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