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B&ZAI「皆さんの“幸せエリア”の枠に入れたら」熱いバンドサウンドと笑い “エンタメ万能体”の8人が魅せる極上の夏<LIVE 2026 Summer Beat>

B&ZAI「皆さんの“幸せエリア”の枠に入れたら」熱いバンドサウンドと笑い “エンタメ万能体”の8人が魅せる極上の夏<LIVE 2026 Summer Beat>

うちわでハートをつくって仲良くポーズ!
うちわでハートをつくって仲良くポーズ! / 撮影=菅朋香

5月に初の武道館公演を成功させ、勢いに乗るジュニアの人気グループ、B&ZAI。今夏は、ジュニアたちの夏のお祭り会場とでも言うべきKanadevia Hallで夏のコンサート「B&ZAI LIVE 2026 Summer Beat」を開催中だ。のべ10日間17回にわたって行われる公演は、約40,000人を動員予定。その中から、ここでは7/28昼公演の模様をリポートする。

STARTO ENTERTAINMENT所属のジュニアたちによる“夏コン”の季節が到来! その皮切りとなったのは、全国9都市でのツアー、そして初の武道館公演を成功させ、ライブを進化させてきたB&ZAIの8人によるコンサート「B&ZAI LIVE 2026 Summer Beat」。この日は、のべ10日間17公演のうちの4日目、6回目の公演となる。アイドルならではのキラキラ感はもちろん、大人数ならではのフォーメーションダンス、それぞれの表現力も個性的なボーカルワーク、さらに8人編成の分厚いバンドサウンドと“エンタメ万能体”と言っても過言ではない実力を持つ彼らが、夏という開放感あふれる季節を舞台にどんなステージを見せてくれるのか? 期待は高まる!

■オープニングは上空のブランコから8人が登場!
爽やかなナンバーを連打して会場を夏のムードに

海鳥の鳴く声が海辺の雰囲気を醸し出すと、荘厳な音楽が流れ出す。するとステージ上空に、メンバーカラーのチェック柄衣装をまとったメンバー8人が、それぞれのブランコに立ち乗りで登場! 意表を突いた登場の仕方は、まさにSTARTOのお家芸だ。カラフルな照明と映像演出で夏のムードがいっぱいの中、明るくポップな1曲目「Ain’t No Dream Over」をブランコの上で歌い上げる8人。曲中、橋本涼が「俺たちの夏、始めようぜ!」と観客をあおると、大歓声が湧き上がった。


セットリストは、ジュニアらしく事務所の先輩たちの夏の名曲を連打しつつも、自分たちのオリジナル楽曲をここぞというところに織り込んでくるスタイル。菅田琳寧が「夏が来たぞー! タオル掲げてー!」と叫ぶと、A.B.C-Zの夏曲をカバーした2曲目「Summer上々!!」へと突入した。かりゆしウェアやアロハなど色とりどりの開襟シャツに早替えしたメンバーが、タオルをぶんぶん振り回しながら会場を盛り上げる。時折、肩を組み合ったり、目で合図し合ったりと、わちゃわちゃ感が楽しさ満点だ。メンバーそれぞれの個性を歌詞にした自己紹介ソング「Ready for B&ZAI」では、観客とのコール&レスポンスで盛り上がる。前半戦からボルテージは上がりっぱなし!


本高からの「正式に教員免許を取得し、先生になりました!」という喜びの報告があったあいさつを挟んで、2ndブロックはユニットのコーナー。鈴木悠仁、川崎星輝、稲葉通陽の3人は、つば広の帽子にレイピアを持つヨーロッパの銃士の衣装を身にまとい、NEWSの「三銃士」を披露した。炎を吹くゲームキャラのようなドラゴンと戦う映像とのコラボ演出は、コメディミュージカルのようで楽しさいっぱいだ。




続く矢花黎と今野大輝のコンビは、一転、DOMOTOのアダルトなナンバー「Bonnie Butterfly」を披露。上空からぶら下がる長い布を巧みに操り、妖艶なパフォーマンスを繰り出した。セクシーに首元を触るポーズに、会場からは黄色い声が上がる。


続いては酒場のセットが登場し、本高克樹の奏でるピアノに菅田のサックスの音色が重なると、そこに橋本が加わって始まったのは少年隊の名曲「まいったネ 今夜」。いかしたジャズのリズムに合わせて、ジャケットプレイを盛り込んだダンスで魅了する。華麗にハットを投げたところで曲が終わると、今度はシンプルなジャケットに着替えて8人全員が登場。嵐の楽曲「つなぐ」を、アクロバットも交えたショーマンシップにあふれる振り付けで披露した。8人という人数を最大限に生かしたフォーメーションダンスは、魅せる演出へのこだわりを感じさせる。

■事務所の伝統をテーマにしたコントが見どころに
ジュニアのあるあるネタで会場は大爆笑!

ここからは、このコンサートの大きな見どころ、コントコーナー「B&ZAIワールド」のブロックへ! 格子状のセットにジュニアが一人一人が収まる、ファンにはおなじみの“ジュニアマンション”の映像演出が流れると会場は大喜びだ。ジュニアの伝統をテーマに「DREAM BOYS」や「SUMMARY」など、歴代のジュニア舞台のパロディを次々と繰り出す。燕尾服での華麗なるショータイムを皮切りに、菅田と川崎による布フライング(エアリアル)、「鉛の板」「突然の心臓病」といったストーリーの急展開、「13月を探しに行く」という謎設定、さらには有無を言わさぬ感動的フィナーレと、感動からトンチキまであるあるネタを連打。橋本が新入りジュニア役の稲葉に「これがジュニアの世界の舞台の全てだ。あんまり深いことは考えるな!」と言い放つと、会場は笑いの渦に巻き込まれた。

かつての某ジュニア番組のパロディでは、当時司会を務めていた河合郁人がサプライズで映像出演。ちなみに河合はこの日のコンサートを見学に来ていて、のちのMCで客席にいるところを紹介されると「マイク渡されないんだ!」とぼやき、「(A.B.C-Zの楽曲だった)2曲目、特に良かった!」と生声で叫んで、ここでも盛り上がりに一役買っていた。

歌い継がれる光GENJIの「100%勇気」では、ジュニアらしさ全開で無邪気に歌い踊る8人。最後に海パン姿で再登場すると、会場はやんやの大喝采だ。橋本が「水着ジュニアになれたら一人前」とドヤ顔で語ると、新人役・稲葉が「やったー!」と満面の笑みを浮かべ、会場爆笑のまま劇終。そのテロップすら元ネタ番組のパロディという芸の細かさだ。事務所愛に満ちた笑いの連続で、会場は大満足!

ここで観客席と乾杯を交わして水分補給をしたら、MCタイムへ。平日なのに超満員の客席を見て橋本が「今日って何曜?」と聞くと、現役大学生の川崎は「もう夏休みだよ。大学生は」と答える。すると客席から「高校も!」「中学も!」「うちの大学はまだ!」など、さまざまなリアクションが。和気あいあいとしたやり取りは、客席と演者の距離が近いホール公演ならではだ。さらに本高が「武道館では俺らは雨男じゃないという判定になったけど…」と切り出し、その後のYouTubeのロケは雨でリスケになったと話を続ける。YouTube番組でてるてる坊主を作ったエピソードになると、「YouTubeのスタッフさんがそのてるてる坊主をデスクに置いてる」と明かす橋本。しかし、「小窓に置いた瞬間、(雷が)ゴローッて!」と矢花がオチをつけ、やはりB&ZAIは雨男という結論に!?


■後半戦はいなせな浴衣で爽やかにパフォーマンス
バンドの熱いサウンドも披露し、熱狂の空間に!

ステージ演出担当の本高が鈴木の手を借りて「この先なつ」とよれよれの字で書かれた手作り感いっぱいの横断幕をステージに飾ると、ライブはいよいよ後半戦! いなせな浴衣姿でうちわを手に現れた8人は、まずはNEWSの「SUMMER TIME」を盆踊りの振り付けを交えたオリジナルのダンスでパフォーマンス。裏返すとピンク一色になるうちわを使って8人でハート形を作り、楽しく盛り上げた。B&ZAIきってのキラキラ曲「なつ♡あい」では、客席から「ハイ!ハイ!」のコールが飛んで大盛り上がりだ。一転、しっとりしたナンバー「夏のハイドレンジア」では、夕日の映像をバックに甘い歌声を響かせる。ソロから2人ずつのユニゾンへと歌割りを巧みに変える、聴き応えある構成も見事。



ここからは一転して、デジタルチックな未来感あるダンスナンバーのシークエンスへ。ラメのきらめく黒い衣装に着替えた8人が現れ、ダンスをフィーチャーしたオリジナル曲「KISS’N‘DOL」をまずは繰り出した。アクロバットも交えためくるめくフォーメーションは見事の一言。このコーナーでは、稲葉のバイオリンと川崎のコンテンポラリーダンスというメンバーの個性を生かしたコラボも披露した。ベース・矢花の高速スラップが冴えるSnow Manの「EMPIRE」では、アイドル+バンドだからこそできる演出が見応えたっぷり。楽器演奏をするメンバーとダンスをするメンバーがイリュージョンのごとく次々と入れ替わり、B&ZAIにしかできないパフォーマンスで圧倒してみせた。

終盤は、本格的なバンドセットによるB&ZAI真骨頂のシークエンス。まずはグループ初のオリジナル曲「First Beat」を分厚いサウンドで繰り出し、一瞬にして会場をライブハウスのような熱狂的なロック空間に変えてしまう。「さあ、ひと暴れしようぜ!」とボーカル・橋本があおると、会場は♪WOO WOOと熱いシンガロングで応える。さっきまでコントでバカをやっていた人たちと同じグループとは思えない、もはや余裕すら漂うその演奏力には相変わらず驚かされる。グルーヴ感たっぷりのサウンドを煽るように、特攻の火花が吹き出す! さまざまに入れ替わるボーカルワークも迫力たっぷりだ。

橋本とのツインボーカルで届けた「BLACK FIRE」は、鈴木のハイトーンボイスが光る。そして、その横で手を振り上げる橋本は、その持ち前のカリスマ性で客席を魅了。そこへ重なるギター3本の分厚いサウンドが、2人のシャウトをさらに熱く盛り立てる。続く嵐のさわやかなナンバー「Oh Yeah!」では、一転して音数を減らした落ち着いた演奏に。サックスからギターに持ち替えた菅田の繊細なギターソロも聴きどころ。メンバーのうち4人がギターを担当し、さらに矢花というマルチプレイヤーを抱えるB&ZAI。曲調や演出によって編成を自在に替えて、さまざまなパフォーマンスに対応できるのも面白さだ。

■事務所愛にあふれる橋本のあいさつに観客は大感動!
熱い歌声でグループとファンとの絆を再確認

ここで橋本が最後のあいさつ。「武道館から2カ月でまたライブをやっています。これができるのは、皆さんが来てくれるおかげ」と客席に感謝の言葉を述べると、続けて話したのは、今回のライブの意図。「伝えたかったのは、言葉にすると野暮ですが、僕たちは事務所が好き」と、自分たちが見てきたものを後輩につないでいきたいという思いを真摯に言葉にする。かと思うと「僕が真っ先にやりたいと思ったのは水着ジュニア」と明かして笑わせることも忘れない。

そんなサービス精神たっぷりの言葉からも、事務所がつないできたエンタメへの取り組み方がうかがえる。「僕たちは何でもやりたいんです。バンドも楽しいし、熱く歌うのも好き。面白いものも届けたい。皆さんの人生の“幸せエリア”の枠に、僕たち8人が入れたら幸せ」と、B&ZAIからの今のメッセージを伝えると、会場からは大きな拍手が送られた。

続いて、橋本の「手ぇ出して、声出して、遊んでくれるかー!」のあおりから繰り出したのは、今年のホールツアーでお披露目した楽曲「衝動Never end」。困難を乗り越えてともに前へ進む覚悟を歌う感動的なナンバーは、本編ラストにふさわしい。8人による♪ラララの力強いユニゾンを彩るように銀吹雪が降りしきる。

本編が終わっても客席からのB&ZAIコールはやまず。それを受けてのアンコールは、メインステージと後方のステージに4人ずつが分かれて会場全体を盛り上げ、最後までパワー全開だ。ラストは最新曲の「Braver」を肩を組み合いながら歌い上げ、B&ZAIならではのエンタメてんこ盛りのライブを締めくくった。武道館という大舞台を経たからこそ得られたグループへの自信。そして、そんな自分たちを育ててくれた事務所の伝統への愛。その2つが合体したライブ空間は、この8人だからこそ生み出せた唯一無二の“幸せエリア”だったことは間違いない。

※川崎の「崎」の正式表記はたつさき
※本高の「高」の正式表記ははしごだか
撮影=菅朋香/取材・文=本嶋るりこ

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