
8月7日(金)公開の「ミニオンズ&モンスターズ」は、夢があふれるハリウッドの世界でミニオンズがモンスター映画を製作するため、最強最悪のモンスターを召喚することから始まる物語。危険なモンスターたちが街に解き放たれ、大パニックに陥るだけでなく、ミニオンズの仲間割れまで勃発。 史上最大のピンチをいかに乗り越えるかが描かれる。今作の日本語吹替キャストとして婦人参政権活動家のデビーを演じるのが鈴木愛理。心優しく思いやりのあるキャラクターにどのように命を吹き込んだのかインタビューを敢行した。
■30代の目標の1つが現実に「映画の世界観に入り込めることが夢みたい」
――まずは「ミニオンズ」の最新作で吹替を務めることになったご心境をお聞かせ下さい。
「ミニオンズ」は、ずっと観てきた作品なので、吹き替えキャストの一員として映画の世界観に入り込めることが夢みたいです。30代の目標のひとつに「今を生きる小さい子たちが大人になった時に記憶の中に残るようなお仕事がしたい」という思いがあって。まさに「ミニオンズ」は、小さい子たちにも観ていただける作品なので、夢がかなってうれしいです。
――今作ではミニオンズがハリウッドでモンスター映画を作るため、本物のモンスターを召喚します。超危険なモンスターが街に放たれ、大パニックを巻き起こすというかつてないほどのハチャメチャぶりですが、台本を読んでどんなご感想を持ちましたか。
最強最悪のボスを求めて旅しているミニオンズが今度は、モンスターを巻き込み、街全体の事件になってしまうんですよね。ハラハラドキドキできる展開が盛りだくさんです。「ミニオンズ、頑張れ!」と応援したくなる物語の中で私が演じるデビーは、ロマンチックな彩りを添えています。モンスター役ではなく、婦人参政権活動家という役どころで物語のスパイスになるような存在になってくれたら、うれしいです。
――デビーはエイリアンの帝王・ドートと偶然の出会いから、恋に落ちるキャラクターです。どんな役どころと捉えましたか?
デビーは女性の権利を訴えている女の子で、時代の先頭に立って、自分の意見を主張できる勇敢なキャラクターです。人ができないことを率先して行いながら、思いやりを持っているすてきな人だと思いました。はにかむ笑顔がキュートでかわいさもカッコ良さも兼ね備えたキャラクターで魅力たっぷりです。
――ボブカットに女優ハットをかぶったビジュアルはエレガントですよね。
女優ハットみたいな帽子、印象的ですよね。古風な感じもあって、品格が漂っているビジュアルだと思いました。髪型は、本当にたまたまなんですけれど、私がやってみたかったヘアスタイルなんですよ。ボブで毛先を巻いていて、前髪がパッツン気味でキュートなんです。
■山寺宏一から吹替で気を付けていることを学んでアフレコに挑戦
――そんなエレガントでかわいらしいデビーのアフレコでは、どんなことを意識して、声をあてたんでしょうか。
「新しい感覚で自分の声を大事にして下さい」というオーダーをいただいて。自分の声を改めて意識して聞いてみると低めだったんですよね。なので、ちょっとだけテンションをアップして、声のトーンも上げてアフレコしたんですけれど、声だけで“可愛い”を表現するのは難しかったです。オリジナル版の口元の動きに合わせたキャラクターなので、日本語の台詞に上手くハマるように言うのは苦戦しましたね。
――アフレコはお一人で挑まれたそうですが、日本語吹替版の声優さんは山寺宏一さんをはじめ、豪華キャストが勢ぞろいしていますよね。
先日、山寺宏一さんと番組でご一緒する機会がありまして。吹替の時に気を付けていることを、収録を通して学ぶことができたんです。「ミニオンズ」のアフレコの前だったので、すごく絶妙なタイミングで、ありがたかったです。「オリジナル版で演じている方に大きなリスペクトを持って吹替版に挑んでいる」と山寺さんがおっしゃっていたので、私もそれを念頭に置きながら挑みました。
――鈴木さんは普段から言葉が聞き取りやすいですが、何か特訓などされたのでしょうか。
えっ、聞き取りやすいですか? うれしいです! 昔は活舌が悪くて何を言っているか分からないと言われていたんですよ。初めてラジオ番組を持てるチャンスがあった時に滑舌のレッスンをしたおかげですかね。低いトーンで喋る練習をしていたら、口が滑らかに回るようになりました。
■夢をあきらめる選択肢はない!「叶えるために言葉にします」
――では、お気に入りのキャラクターを教えてください。
グリーンカラーのモンスター・グーミーです。小さなモンスターなのに脳みそが大きくて、頭脳派のキャラクター。かわいい見た目なのに結構、人間っぽいキャラクターなので面白いです。あと、やっぱりミニオンズがかわいいです! 夢をあきらめなくてはいけない場面になっても仲間と乗り越えていこうとする姿は、応援せずにはいられないです。
――鈴木さんは夢をあきらめそうになった時、どうしていますか。
あきらめるっていう選択肢はないですね。叶うまで言い続ける。夢を叶えるために言葉にして、引き寄せるようにしています。子供の頃から大事にしている言葉のひとつに「有言実行」があるので。今年32歳の誕生日迎えてから、アナログに戻ろうキャンペーンというのを自分でやっているんです(笑)。これまで携帯のメモにやりたいことをメモしていたんですけれど、ちゃんとノートにペンで書くということを大切にしています。昔はノートに書いていたので、それを思い出しながら、やりたいことを書き込んでいます。
――言霊を意識して宣言したり、ノートに書きだしたりしたことで、かなったやりたいことはありますか?
まさに「ミニオンズ」なんです。子供たちが幼少期に観た作品として記憶に残るお仕事をしたいというのは、今作でかないました! 言語化して、引き寄せられたと思っています。
――今作ではミニオンズが史上最大のピンチに立ち向かいますが、鈴木さんのピンチの乗り越え方は?
私は自分には向いてないな、自分には難しいかもと思ったことに挑むことで、自分にとっていい転機になったりすることが多いです。神様は乗り越えられない試練を与えないと信じているので。苦手なことを鍛えるタイミングなんだと思って、ゲーム攻略みたいな感じでチャレンジしています。
――映画は夏公開ですが、この夏やりたいことを教えて下さい。
最近、ゴルフを始めたので、上手くなるようにシミュレーションゴルフに行きたいです。もともとプロゴルファー家系ではあるのですが、やったことなかったんです。それが去年1回やってみたらハマってしまって。全然できなかった自分が悔しかったことから、スイッチが入ってしまって一人で練習中。ちゃんとコースをまわるのは、夏場は日焼けするので、涼しくなってから挑戦したいと思います。
――確かに美しい肌が日焼けでダメージを受けたら大変ですね。美肌対策は?
日焼け止めは苦手ですけれど、今年の夏は日焼け止めを塗ることを目標にしたいです。エイジングケアは早くから始めたほうがいいという人もいますけれど、親やおばあちゃんの肌を見て検討するのがいいらしいですよ。もちろん諸説ありますけれど、お肌は遺伝が大きいとか。うちの母親もおばあちゃんも結構どっちも肌が強そうなことに甘んじて、肌ケアはややズボラになりがち(笑)。遺伝子と自己再生能力を信じているので。あとは、睡眠が大事だと思っているのでよく寝ることも美肌に欠かせないですよね。この夏は、できたら毎日8時間寝て、夏の暑さを乗り越えたいです(笑)。
取材・文=福田恵子/撮影=友野雄

